Always Autumn

Letter from Perth

ハロウィン

2007-11-02 16:14:35 | Weblog
10月31日はハロウィンでしたが、ここら辺は静かなものでした。

ハロウィンは、スコットランドやアイルランドに起源を持つけれど、アメリカのが有名ですよね。
祝日になる国もありますが、この国では、普通に仕事も学校もあります。

行事物が苦手な私なので、我が家では、何もしません
パーティーする人も回りにいないしね。

かぼちゃをくりぬいて、ランタン作ったり、魔女だのドラキュラの格好をするだの
考えただけで面倒くさい

良いんです、ああいうのは元気な若者や、本場の人に任せておけば。

私は、こちらの国に来てから、ハロウィンの習慣を知ったようなもの。
それまでは、映画や本の中で見た程度で、漠然としたイメージしか持っていなかったのです。

だから、大笑いしましたよ、あの時は

もう、随分前のことだけど、とあるハロウィンの夜。
会ったことも無い、7歳ぐらいの男の子が二人して、訪ねて来たことがありましてね。

ドアをノックする音とともに、例のお決まり文句―
「Trick or Treat(“お菓子頂戴、くれないといたずらするよ”)」って言うじゃないですか。

私、その時、実はこれが何なのかマジに知らなくて~
その場で立ち尽くしていました。

「Ah・・・What can I do for you (どうしました)?」

「Trick or Treat

「・・・What is that(何っ、それ)

しばし、黙る子供二人
何だぁ~。
このおばさん・・・知らねぇの・・・とでも言いたげな顔。

「T・・・Trick,or,Treat・・・」って、気の毒なお子様は、今度はゆっくりしゃべってくる。

私はちょいとニッコリして

「What is the meaning of that?(どういう意味ですかな?)」と、聞いてみる。

「Um・・・it's a Halloween thing?(あの~。ハロウィンに言うやつなんですけど?)」

「Ok・・・so,what shall I do ?(んじゃ、どうすれば良いの?)」と聞いてみた。

「Usually,people give us some lollies or sweets・・・?
(普通は、飴とかお菓子をくれるんですけど・・・?)」みたいに言う。

「普通って言ってもね、うちねぇ~お菓子、今無いんだよね・・・」
実はあいにく、と言うか都合良く、クッキーとか切らしていた。

「え、えっと・・・」
うろたえているお子様。
引き返すべきかどうか、悩んでいる。

でも、そこで私、ああそうだ、アレがあったと思い出し
彼らに「Just wait」と言って台所の戸棚から、持って来た物・・・

沖縄産黒糖入り健康黒飴とか
龍角○の梅のど飴とか
甘さひかえめ健康ゴマ飴とか
はちみつ入りしょうが味咳止め飴とか

2個ぐらいづつ(ケチっ)袋からだして、子供の小さな掌に乗せて

「These are Japanese lollies(これ、日本の飴だから)」いや、飴は飴だろうけど・・・

「O・・・OK

「・・・and they are good for your health(健康に良いからね)」本当かいっ

「OK

「But,don't eat sweets too much otherwise you will get fat
(でも、甘いの食べ過ぎないように。でないと、太るよ!)」と
一応、大人として警告だけしておく。

「Yes,Thank you~」・・・多分、警告は聞いてないな。

二人の子供達は、おっかなびっくり、得体の知れないジャパニーズ・ロリーズを
手持ちの袋に入れて嬉しそうに、別の家へと歩いて行きました。


今でも時々、思うのですよ~。

あのジャパニーズ・ロリーズは彼らにとって
一体全体、どーゆー味に思ったのだろうかって

しかし、翌年のハロウィンには、姿を見せなかったあの子供達・・・。

やっぱり、のど飴だの黒飴だの、お口に合わなかったかな





























Comment (1)
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