Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

GOOSE ISLAND・312 URBAN WHEAT ALE

2021-06-22 18:00:00 | アメリカビール
ガチョウのイラストが印象的なアメリカのクラフトビール、『GOOSE ISLAND・312 URBAN WHEAT ALE』を頂きました^^
「GOOSE ISLAND」のビールは一度「IPA」を飲んだ事がありますが、この「312 URBAN WHEAT ALE」はお初にお目にかかりました。
ちょっと濁りがある琥珀色、泡はほとんど立ちませんでした。
カラメルの様な甘みと麦芽のふくよかさを感じる香り。
口に含むと甘みとコクが広がりますが、飲み込むとスッと消えていく様なキレの良さが爽快さがありました。
「WHEAT」とは英語では「小麦」という意味があるので、白ビールの一種ではありますが思ったより小麦感は少なめ。
アルコール度数も4.2%と低めで、とても飲みやすいビールです。
 
小麦のビールなのに「ヴァイツェン」や「ヴァイス」「ベルジャンホワイト」とは違い、「WHEAT ALE」と名付けられているのはアメリカ独特の文化ゆえ。
アメリカでクラフトビールが盛んになってからはまだそんなに年月が経っていませんが、それまでの伝統的なスタイルを受け継ぐのではなく新しい物を自らが創り出していくというのはアメリカらしい方法です。
それでも「AMERICAN WHEAT ALE」が出来たのは1970~1980年代らしく、まだクラフトビールという言葉がなかった時代なんです。
また「GOOSE ISLAND」自体もクラフトビールが盛んになる前の1988年に誕生。
シカゴの小さな醸造所から始まったそう。
それが今やアメリカ中西部最大のクラフトビール醸造所に成長しています!
そのレシピは何と1000以上もあり、そこから最高の一杯を造り出しているのだから美味しいはず!!
クラシックでありながらも革新的でもあり、ビール好きには溜まらない響きのコンセプトです。
 
「GOOSE ISLAND」には3種類のクラシックビールがあり、その一つが「312 URBAN WHEAT ALE」。
312はシカゴの市外局番だそうで、地元への愛を詰め込んだビールとも言えます。
世界中のビールを対象としたコンテスト、WORLD BEER CUP AWARDで2006年に銅賞を獲得。
またGREAT AMERICAN BEER FESTIVALでは2006・2007・2010年に金メダルを、2008年に銅メダルも受賞しています。
クラシックビール以外にも、ビンテージビールをいくつか醸造していますが日本では飲めない様です(涙)。
他の2種類も見かけたら是非とも飲みたいものです!


 

サッポロ・サッポロビール園・SUMMER PILS

2021-06-18 18:00:00 | サッポロビール
6月8日に数量限定発売されたばかりの『サッポロ・サッポロビール園・SUMMER PILS』を販売当日に早速頂きました^^
サッポロビール園は1966年に札幌市に開園され、今年55周年を迎えたのでそれを記念して醸造された限定ビールです。
キレイな黄金色、泡もきめ細かです。
麦芽のふくよかさに爽やかなホップの香り、旨みとキレを兼ね揃えていてとても飲みやすかったです。
流石、サッポロさんだと感じましたし、サッポロさんらしいとも言えるピルスナーでした。
パッケージは赤いビール園のロゴマークが大きく配置されていて、北海道の夏空を思わせる青とのコントラストが目を引きます。
私は残念ながら未だかつて北海道には行った事がないのですが、ずっと行きたいと思っている場所です。
色々行ってみたい場所はありますが、その中にサッポロビール園も勿論エントリー!
今は緊急事態宣言中で全館休業の様ですが、21日以降はどうなるのかなぁ。
元々赤レンガの「開拓史館」という建物が1890年に製糖工場として建設されたそう。
1965年までは製麦工場として使用されていて、1966年にサッポロビール園が誕生しました。
サッポロビールと言えば星のトレードマークが印象的ですが、今回デザインされている赤い星のマークはサッポロビールのシンボルであるとともに、北海道開拓のシンボルでもあるそうです。
サッポロビール園は結構広い敷地のようで、5種類のホールレストランとガーデンショップ・博物館・撮影スポットがあります。
レストランのお料理はジンギスカンメイン。写真を見るとサッポロビールに美味しそうなジンギスカン…食べたいっ!飲みたいっ!!
いつかきっと訪れる日を楽しみにしてます。



箕面ビール・彩田一APPLE & MALT(大阪)

2021-06-16 18:00:00 | 日本のクラフトビール
今やクラフトビール界では超有名な大阪の「箕面ビール」。
その箕面ビールから新しく出来たシリーズ『彩田一(サイダハジメ)・APPLE &MALT』を頂きました^^

濁りが強い淡い黄色が特徴的。
リンゴとグレープフルーツの爽やかな香りに柑橘系のホップの軽やかさ。
ジューシーで、思いの外苦みもあります。
ネーミングから、ジュースみたいなニュアンスを感じていましたが、甘さは控えめ。
麦芽感や酸味が効いていて、想像よりも味わいがありました。
これは国産のリンゴ果汁ち麦芽をベースに、グレープフルーツを加えて、イギリスのお酒であるサイダーをイメージして作られたニューテイストのお酒です。
ジューシーさ酸味にキレの良さが、とてもドリンカブル。
ホップもシトラ・カスケード・センテニアルを使用していて、こだわりを感じます。
『APPLE &MALT』は彩田一シリーズ初の商品で、1月19日に発売された季節限定のビールです。
箕面ビールというとお猿やアルファベットのラベルが印象的ですが、またそれとは全然違うアプローチのイラストも楽しい^^
「彩田一」シリーズは今後も不定期で造っていく予定だとか。
 
時々覗くコアなお酒屋さんに箕面ビールは結構入荷していて、それが楽しみでもあります。
以前紹介した『箕面ビール・桃ヴァイツェン』もそのお店で購入したもの。
シーズナブルビールも入荷してくれてるのは、本当にありがたいです。


 

OH!LA!HO BEER・雷電閂IPA(長野)

2021-06-06 18:00:00 | 日本のクラフトビール

長野のクラフトビールメーカーの一つである『OH!LA!HO BEER・雷電閂IPA』を頂きました^^
OH!LA!HO BEERの商品は今までもいくつか飲んだ事がありますが、ブログでは丁度1年前に『OH!LA!HO BEER・ゴールデンエール』を紹介していました。
OH!LA!HO=“おらほ”とは長野の方言で“わたし達”“わたし達の地域”といった意味があります。
長野県の東御市(とうみし)に醸造所を構えています。

以前長野に行った時にもこのビールを頂いた事がありますが、目を引くこの缶のデザインはサイバーパンクをモチーフに、疾走感をイメージして作られたものだそう。
歌舞伎っぽさがありますが、歌舞伎役者ではなく力士がモデルになっています(後述)。

 
赤みがかった琥珀色、少し濁りもあります。
アロマホップの香りが鼻腔を刺し、パンチがある感じ。
苦みもしっかりとあるのですが、しつこさはなく「小気味の良さ」という表現がしっくりくる後味。
旨みもあってとても美味しいIPAでした。
 
モデルになったのは地元の伝説の力士「雷電為右衛門(らいでんためえもん)」。
21年の現役生活での勝率は何と9割6分2厘を誇っていたのだとか!
その雷電を「過去と未来の融合」をテーマにして開発されたこのビール。
ホップのパンチ力と華やかさ、飲みごたえがありつつもドリンカブルという味わいがテーマにぴったりです。
 
雷電はあまりに強すぎたので、4つの禁じ手があったと言われていて、その内の一つが「閂(カンヌキ)」だそう。
禁じ手をIPAで表現するという、そのロック感もたまりません!


因みにこれを飲んだ翌日、偶々プライベートで訪れていた場所に「雷電稲荷神社」が!!
新宿御苑の近くにある小さな神社なのですが、こんなタイミングでそんなスポットを知るとは本当に思いも寄らず…。
後で調べた所、力士の雷電とは無関係でしたが、こういう偶然が単純に嬉しくありがたく思えるのです。