Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

ORVAL(ベルギー)

2021-05-28 18:00:00 | ベルギービール
ベルギービールの中でもトラピスト会修道院で造られる上面発酵のトラピストビール。
トラピスト会修道院は世界に171ありますが、トラピストビールはその中の12ヶ所でしか生産されていません。
そのトラピストビールの一つである『ORVAL』を頂きました^^
 
これまでも飲んだ事はありますが、改めて…というより実は去年の誕生日に頂いたまま温存していたもの(汗)。
アルコール度数も6.2%と高めで、グラスに注いでも泡が立ちやすく写真の通りあわあわ。
濁りがある濃いブラウンが美しい(キラキラ)。
香りはキャンディシュガーと焙煎されたカラメルモルトの甘みが特徴的で、酸味も感じます。
飲み口もまずは甘み、そして酸味が舌に絡みついてコックリとしています。
ほのかに残る苦みがまた絶妙なバランス。そこにアルコール感もフックとなって効いて美味しい!
スモーキーさも微かにして、奥深さを感じる味わい。
 

 
この王冠に伝説の泉がモチーフとなった、指輪を加えた鱒が描かれています。


 
 

アサヒ・DRY THE COOL

2021-05-25 18:00:00 | アサヒビール
3月30日に発売されたアサヒビールの『DRY THE COOL』、前から気になっていたのをやっと飲んでみました^^
 
アルコール度数が4%と低めで、「爽快感」を前面に打ち出していたので何となく想像はしていましたが、グラスに注いでその色味の薄さにびっくり。
ホップの香りはほのかにしますが、それも柑橘を感じさせるあっさり系。
飲み口もかなり軽く、ビールが苦手な人でもあまり気にならず飲めそうです。
それは裏を返せばビール好きな人には物足りないという事にもなります(汗)。
爽快なのは間違いないし、すぐ飲み干してしまいました(笑)。
味の印象もほとんどなく、クセもないのでお酒があまり飲めない方がほろ酔い気分を味わいたい時にいかがでしょうかといった感じです。
 
ドイツ産の「ポラリス」という希少ホップを使っていて、これが軽快な飲み口になっています。
感想でも書いたように、ビールの味が苦手な人にもおいしく飲めるようにというのがコンセプト。
主に缶が期間限定発売されているのですが、コロナ禍で家飲み需要を見越しての商品開発だったようです。
若い人のアルコール離れとかもあっての飲みやすさの実現でもあるそう。
ちょっとコンビニとかで買ってラフに飲めるようなイメージですね。
瓶も販売されているようですが、これは飲食店向けに展開しているみたい。
その飲食店がお酒の提供を出来ないのですから、そこは想定外だったでしょうね…というよりそこは素直に切ない(涙)。


 

サッポロ・ヱビス・プレミアムホワイト

2021-05-24 18:00:00 | サッポロビール
ちょっと前に飲んでいた春夏限定醸造の『ヱビス・プレミアムホワイト』をようやく記事に出来ました^^



白ビールではありますが、白ビールにしては少し赤みがかっていて澄んだ琥珀色。
思ったより白ビールぽさはありませんでした。
香りは小麦の甘みを感じ、爽やかなホップ。
飲み口はさっぱりしていながらもヱビスらしい麦芽のコクがあります。
甘さも控えめで、程よい苦みも残るビールでした。


白ビールは普通のビールとは違い、小麦麦芽を使っているのが特徴ですが、このプレミアムホワイトにも吟味された小麦麦芽が使われています。
ホップもこだわっていて、白ワインを思わせる清々しい香りの「ネルソン・ソーヴィン」と、シトラスの様な爽やかな香りの「シトラ」の2種類を使用。
これがスーっと鼻腔を抜けていく爽やかさの理由だったんですねー。
麦芽も小麦だけではなく大麦麦芽も使用しているので、一般的な白ビールとはちょっと違う感じがしたのでしょう。
そしてこのビールはラガービールとは違って上面発酵の酵母で造られるエールタイプのビールなのでよりフルーティーさが特徴的です。
フルーティーかつ爽やかなのに余韻に残るコクが美味しい、流石のヱビスさんです^^

私はセブンイレブンで購入したのですが、今日チェックしてみたらもう置いてありませんでした。
3月30日から期間限定として発売されていて、売り切れ次第終了との事です。通販などでは購入出来るよう。
と思って今日偶々覗いた近所のスーパー(優秀)にまだ陳列されていたので、思わず「あった!」と一人で声を出してしまいました(笑)。
春から夏にかけて売り出すには納得の味わい。また来年お目にかかれるかなぁ。





 

アサヒ・富士山

2021-05-22 18:00:00 | アサヒビール
4月6日にアサヒビールからイオングループの酒取り扱い店で特別限定醸造の『Asahi富士山』が発売されました。
私が最初に飲んだのは4月16日で、ブログに起こすに当たって改めて飲んでみたいと思い探してみるとまだ陳列されていてホッとしました^^
目を惹くパッケージは歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次之内由井薩埵嶺(さったれい)」をデザインしたものです。
 
ふくみと華やかさを感じる香り、コックリとした風味を酸味と炭酸がキレのよい後味にします。
最初のアタックははっきりと、それを引き締める飲み口がアサヒさんらしい。
エールビールですが、普通のラガーと違和感があまりないように開発されたのかなぁと思う位の馴染みがありました。
 
エールビールとラガービールは酵母が違うのですが、エールビールに使われる酵母は華やかな香りが特徴の上面発酵酵母。
その特徴を生かして「力強いコク」と「後キレの良い苦み」を実現し、飽きの来ない味わいを作り出すのが流石アサヒさん!
麦芽・ホップなどの原料は100%国産のものを使っていて、富士山の伏流水で育った米を厳選して使用しているというこだわり。
今までは2019年4月と2020年7月に発売。
なくなり次第終了なので、今のうちですよー!
また来年飲める事を楽しみにしてます。


 

立川ビアホール

2021-05-12 18:00:00 | ビールのお店
いやはや、自身の多忙と世間の自粛ムードに気圧されて書いていいものかどうか迷っている間に一か月以上経ってしまいました(汗)。
結局飲食店の時短・自粛は厳しくなる一方で、お酒を飲みに行く事も提供する事も出来ない状態がもう少し続きそうなので、まずは記録しておくことにしました。
立川でとある展覧会に行く機会があったので、そのついでに『立川ビアホール』さんに初訪問。
大通りではなくちょっと路地裏にあるので、電話をかけて先に場所を案内して頂きました。
入り口はレトロな趣き。ビアホールって、響きからワクワクします。
 
ビアホールなので、ビールの種類が豊富というよりは雰囲気を楽しむ感じです。
キリン・サントリー・アサヒ・サッポロと日本の大手ビールととヒューガルデンが基本ラインナップ。
因みにヒューガルデンは3リットルのグラスが!流石にそんなには飲めませんが(因みに因みに5280円です笑)。
キリンビールのタップ・マルシェも取り扱っていて、日替わりのクラフトビールを4種類選べます。
世界のボトルビールも7種類ありましたが、この日はクラフトビールを頂きました。
タップ・マルシェは今どんどんマーケットを広げているキリンさんの試みなのですが、それについても今後紹介したいと思います。
まずは伊勢角屋麦酒のペールエールと瀬戸内ヴァイツェンで乾杯。
実はここに訪問するちょっと前に偶々瀬戸内ヴァイツェンを飲む機会があったのですが、とてもまろやかで白ビール独特のバナナ香豊かなビールでした。
ペールエールは新鮮なホップの香り、キレも良く飲みやすくて最初の一杯には打って付けでした^^
 
クラフトビールの後はサッポロさんの「白穂乃香」を。
飲んだ事はあるのですが、やっぱり美味しい!
粒子が細かく、さらさらとした飲み口はドラフトならではの味わい。すうっと喉に染み渡っていく感じが幸せー。
 
スタッフさんに色々と聞いていたら、メニューにはないボトルビールを出して頂きました。
静岡のベアードビールの「ライジングサン」。
このブログを始める前、高田馬場にある直営店に行った事がありますが、とても革新的で個性的な醸造所という印象でした。
またいつかレポートしに行きたいです。
 
次に(まだあるんかいっ)ベルギーのティママン「PECHE」。
ピーチのフルーツビールですが「ランビックビール」という野生酵母を使ったビールの一種で、甘みもありますが酸味もあってそのバランスが良く味わい深いです。
最後に(まだあるんかいっっ)「Shibuya Beer」で締めくくり。
この時は全く知らず、ENERGYと書いているのが気になっていましたが何とマカを使ったビールだそう。
それを知って飲めばまた別の味わい方が出来そう。
柑橘系と土っぽさのある不思議な感じでした。
 
スタッフさんが一生懸命で可愛くて、お言葉に甘えてこんなに飲ませて頂いて嬉しかったです^^
見た目はレトロさもありますし、ビアホールと言う名前からも少し歴史があるのかなと思いましたがまだオープンして6~7年の新しいお店。
元々はカレー屋さんだったとか、名前がまた変わって「立川市民食堂」になるのだとか、謎が残りました(笑)。
まだまだ飲食店、特にお酒を扱うお店には厳しい状況が続きますが、きっとまた外で楽しいビールが飲める日が来ると願ってやみません!!