Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

Coopers(オーストラリア)2種

2020-10-30 18:00:00 | その他の国のビール
私事ですが今月の27日が誕生日で、沢山のお祝いとビールを頂きました!!
ありがたき幸せっっ!!
頂いたビールも早く飲みたいのですが、今回はちょっと前に飲んだオーストラリアの『Coopers』2種類のレポです^^
私の近所のスーパーには6種類あったのですが、まずは『BEST EXTRA STOUT』と『Session Ale』。
 
『BEST EXTRA STOUT』は名前からも分かる様に黒ビールです。
黒ビールにも色んな種類がありますが、これは本当に真っ黒。
麦芽を焙煎した香ばしい香り、飲みごたえもガツンとしっかりとしています。
苦みの中にほんのりと感じる甘みが良いバランスです。
アルコール度数も6.3%と少し高め。他のビールに比べて3~4倍の麦芽を使っているそうで、流石のパンチ力。
もう「THE・黒」と言えるような、王道の味わいでした。


 
『Session Ale』はCoopersが14年ぶりにリリースしたと言う新しいビール。
濁りが多い濃い黄土色。華やかなホップと柑橘系の香りがします。
その爽やかさが飲みやすさに繋がるんですが、後味に苦みとコクが残ります。
麦芽はPale maltの一種類、ホップはギャラクシーとメルバの2種類を使用しているそう。
どうやらこのビールを輸入しているのがそこのスーパーだけみたいで、ネットで調べても英語のページばかりでした。
それもあって今回は即決でこの種類を選んだんですけどね。


 

因みに、黒ビールの方のラベルが黄色でセッションエールのラベルが青なんですが、
私の中で「黄色がセッションぽい」というイメージがあるのか…
この後黒ビールのグラスにセッションエールを注いでしまい、ハーフ&ハーフになってしまいました;;

Coopersは1862年に設立されたオーストラリア最大のクラフトビール会社です。
クーパー一族による家族経営で、オーストラリア国内での売り上げは第3位だそう。
一次発酵は大樽で、それを瓶詰めし、瓶の中で二次発酵させるといった特徴的な製法をしていて、
世界でも数える程しかないと言われる伝統製法です。
最近では日本のクラフトビールでもそういう製法をしている物もあります。
スーパーにあった残りの4種類も飲んでみたいし、勿論飲む気は満々!!
その前に誕生日に頂いたビールが待ってます!!わーいわーい!



 

CRAFT BEER SERVER LAND(赤坂見附)

2020-10-23 18:00:00 | ビールのお店
先日赤坂見附のCRAFT BEER SERVER LANDさんに初訪問してきました^^
今年に入ってからインスタで繋がっていたのですが、コロナの影響で中々行けず。
コロナが落ち着いたら行きます!と言っていて、ようやく念願が叶いました!!
 
地下一階の店舗は天井が高く、広々としたスペース。
壁にはプロジェクターで映像も映し出されていて、反対側にはタップの飾りも。
 
タップ数は31個もあります!ワクワクが止まらない!!
日本各地のクラフトビールがよりどりみどり。
いつもイベントを開催されているのをインスタで拝見していたのですが、
今は10月31日オクトーバーフェストと題してドイツ式ビールの特集をされています。
250mlのグラスが550円、437mlのパイントが890円、マスサイズは2000円。
210ml×3種類の飲み比べセットも1500円で楽しめます。
 
最初はやっぱり白ビール。
メニューには3種類あったのですが1つが品切れだったので、残りの2つを頂きました。
まずは神奈川にBAY BREWINGのBay Weiss。
濁りが少なくてさっぱり。フルーティーで青リンゴのようなフレーバーがあります。
山梨のOUT SIDER BREWINGのBouquet Belgian Wit。
こちらも小麦感が少なくフルーティーであっさり、コクも感じられる白でした。
 
と、2種類飲んでいたら、品切れだった鳥取の大山GビールのWEIZENが少し余っていたのでと、ちょこっと出して頂きました!
3つの中で一番小麦の味わいがあって、色味も白濁した軽やかで飲みやすい白。
何よりそのお心遣いが嬉しかったです。
 

今回行ったのは赤坂見附店ですが、本店が神楽坂にあるそう。
赤坂見附店は1周年、神楽坂店が7周年でそれを記念したビールがあったのでそこから2種類をチョイス。
赤坂見附店1周年記念ビールは秋田のあくらビールとのコラボ、ORIGINAL American PALE ALE。
ホップの華やかな香りが広がり、飲んだ後の苦みも絶妙でした。
もう一つは神奈川のブリマーブルーイングとのコラボ、Overcome Wheat。
小麦を焙煎したビールで、色も濃いめ。焙煎された香ばしさとコクがあり、今までに味わった事のない不思議な味わいでした。

次に岩手のヘリオス酒造のユキノチカラケルシュ。以前は銀河高原ビールだったメーカーさん。
すごく飲みやすく、個性も控えめ。ホップの香りが心地よかったです。
一緒に頼んだのは静岡の反射炉ビヤ百花レモネードシェイクIPA。名前に惹かれました。
ホップも香り、苦みもコクもあります。後味にレモンが残り、苦みの中にも爽やかさがありました。

最後に折角なので3種の飲み比べセットで〆。
東京のVERTERE MAGNOLIA D-IPAはこの日のリストの中で一番アルコール度数の高い8%。
まろやかで甘みとフルーティ感があって飲みやすいんですが、やはりアルコールも感じられてバランスが良かったです。
マネージャーさん一押しの宮崎ひでじビールのカタカベメルツェンも頂きました。
スタンダードな飲み心地で、麦芽の旨みを感じらるビール。
残りの1つは神奈川のサンクトガーレンの和梨のヴァイツェン、今が旬の話題のビールです。
実はちょっと前に偶々飲んだのですが(それについてはまたレポートします)、樽生を飲む機会も少ないので。
もう文句なしに「やっぱり美味しい!」。

 
お料理も沢山あって、贅沢に穴子のフィッシュ&チップスを注文。
これでハーフサイズ!レギュラーだと穴子が2本もつくそうです。
とても楽しかったし、また今後のイベントもチェックしつつ訪問させて頂きたいと思います。
神楽坂本店にも是非行ってみたいなぁ。


 

ベルギービールウィークエンド2020

2020-10-17 18:00:00 | ビールのイベント記
昨日は豊洲で開催中のベルギービールウィークエンドに行ってきました^^
毎年日本の主要都市で開催されているイベントで、今年はコロナの影響で中止になっていたのですが、
急遽豊洲で開催される事が決定!
期間も短く、前半は10月16日から18日、後半は10月23日から25日です。
 
豊洲市場前駅から徒歩3分の立地にあるCITABRIA BAYPARK。
豊洲市場駅は初めて行きました。市場にもいつか行ってみたいな。
広々とした場所で、海も眺められて最高のロケーションでした。


敷地は広かったし、ゆっくり座れましたが、いつもよりビールの種類は少なかったです。
それでも開催されただけで本当に嬉しい!



ベルギービールウィークエンドはまずグラスとコイン10枚セットの「スターターセット」を3100円で購入。
今年は日にち指定なので、オンラインで予約しました。
それぞれのビールによってコインの枚数が変わるのですが、大体1杯3~5枚です。
追加コインは10枚で1500円なので、1枚に換算すると150円。
なので1杯450円~750円と言ったところでしょうか。
 
今回はあまり時間もなかったので、追加コインは購入せず、10枚のコインで友達と3杯ずつ。
私は最初はやっぱり白ビール、『ベルヘムス・ウィット』を。
すごく淡い黄金色、濁りがあり泡がきめ細かいです。
フルーティーで繊細な白ビールの香りがしまが、飲み口は香りに比べると断然軽い感じ。
日本には樽生でしか輸入されていないそうで、私も初めて見ました。


次に選んだのは『リンデマンス・ファロ』。
濃い琥珀色が綺麗。カラメルのような甘みのある香り。
独特な酸味に嫌みのない甘みが絶妙に絡みます。
これは野生酵母を用いて造られるランビック・ビールにキャンディシュガーを加えて甘みをつけたものだそう。
それを「ファロ」と呼ぶそうで、他にも『ブーン・ファロ』などもありました。


最後に『アンティゴーン・ウィートIPA』。
これが珍しく小麦を使った白ビールのIPAなんです!初めて出会いました!
ホップの香りと小麦の香りが同時に漂う感じが新鮮。
軽やかで柔らかいのに、苦みが残るという今までに経験のない不思議な味わいでした。


18時過ぎ頃に到着した時には、席も結構空いていましたが、時間が経つ毎に人も多くなり、
20時頃には立って飲んでいる方もちらほらいました。
吹き抜けでテントもないので、もう少し厚着して行けば良かったー。ちょっと寒かったです。
この1年で、ビールのブログを始めたり勉強をしたりしているので、
今までとは違う目線でそれぞれのビールを見ているのを実感しました。
あー、もっと沢山のビールを知りたいし、飲みたいっっっ!!
 

grisette・BLONDE(ベルギー)

2020-10-15 18:00:00 | ベルギービール
前回書いたヒューガルデンの飲み比べの時に一緒に飲んだのが『grisette・BLONDE(グリゼット・ブロンド)』^^
グリゼットは白ビールのイメージがありましたが、これはペールエール。
大手酒屋の「やまや」さんで売ってあったのですが、もしかしたら日本ではあんまり輸入している所はないのかも。
ネットで調べてみても日本語ではあんまりヒットしませんでした。
 
ペールエールなのに濁りがあるのがちょっと珍しい感じ。
すっきりとしたホップが軽やかに香ります。
ほのかな苦みがあり、飲むとホップが鼻からスッと抜けていくのが感じられ、後味も軽めでした。
 
「グリゼット」はラベルに描かれているノドシロムシクイと言う灰色の鳥の事を指すそう。
他にもビアスタイルの事を言ったり、女性の縫子などの意味もあります。
1873年に設立したベルギーのサンフーヤン醸造所で、当初から造られているブランドです。
1950年からは、ピルスナーやスタウトなど様々なタイプのビールを造っていて、
その上サンフーヤン修道院のビールの醸造も始めている醸造所。
ベルギーは修道院によってビールのスタイルが違うので、興味をそそられます。
このグリゼットは最初に書いた様に、日本では白ビールが有名ですが、調べてみると全部で4種類あるみたいです。
サンフーヤンビールにもいくつかの種類がありますが…中々手に入りにくそう…。


因みに今回はヒューガルデン2種類とグリゼット、ステラ・アルトワでプチベルギービールウィークエンドを楽しみました^^
今年はベルギービールウィークエンドが開催されないからと友達とビール会をしたのですが、
その直後に急遽豊洲で開催される事が決定!
今週末は念願のベルギービールウィークエンド参戦です!!うーん、楽しみ!

ヒューガルデン・ロゼ(ベルギー)

2020-10-09 18:00:00 | ベルギービール
以前ベルギービールの『ヒューガルデン』については紹介しましたが、
近所のスーパーで『ヒューガルデン・ロゼ』をセールしていたのでここぞと購入^^
折角なので普通のヒューガルデンも買い(まんまと)、飲み比べをしてみました。


 
キレイなルビー色、ベリー系のフルーツの香りが漂います。
飲み口もフランボワーズやラズベリーなどの甘みがたっぷり。
アルコール度数も3%と低く、ホップや麦芽の感じが弱いのでジュースの様な感覚で飲めます。
ちょっと前に紹介した『箕面ビール・桃ヴァイツェン』などは、ルーツの風味がビールの中に散りばめられている感じなのですが、
このビールはまずフルーツありきで、ビールの要素の方がほのかな感じです。
ビールが苦手な人には飲みやすいスペシャルフルーツビール。
 
ヒューガルデン・ホワイトにフランボワーズの果汁を加えて造られたものですが、
飲み比べてもベリーの味わいが強いのでベースにあるビールもあまり感じません。
容量も250mlと少な目ですが、これくらいが丁度いいんだと思います。
これよりも多くなったらもしかしたら甘さがくどくなるのかもしれません。
今回ヒューガルデン・ホワイトも一緒に買ったのはもう一つ訳があって、
今働いているお店で、ヒューガルデンを樽生で提供しているのでその違いを感じてみたかったのもあります。
この日2つのヒューガルデンの瓶ビールを飲んだ数日後、お店で樽生を頂きました。
ヒューガルデンは酵母が活きているので、樽生で出していても日によって味わいが変わりますし、
樽から冷えたビールを注ぐのも、専用のグラスで飲むのも、一つ一つの工程が繊細な違いを生み出しているのを感じました!
こんな違いを探求出来るなんて、なんて幸せな境遇んでしょう…。