Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

ホップガーデン・Abukuma FRESH(福島)

2021-10-20 18:00:00 | 日本のクラフトビール
ここ最近、私事であまりビールを楽しむ時間が取れない状態ですが(涙)今月の前半に初めて出会った福島県の『ホップガーデン』の『Abukuma・FRESH』の2本の飲み比べをしました。
同じ種類の飲み比べ、というのはあまりないのですが、興味深い事にこの2本、同じ「Abukuma・FRESH」でも使用しているホップが違うのです!
 
一つは「チヌーク」。
 
もう一つは「センテニアル」。
どちらとも初めて聞くホップでした。
 
とは言え「ホップの違いが分かるものかなぁ」と自分の舌の能力を試される様な感じで、内心ドキドキしながらの乾杯でございました(笑)。
それが、本当にこれ!面白い事に、二つとも全く違う!!びっくり!
「チヌーク」の方は落ち着いていて、この「Abukuma・FRESH」のテーマともなっている「木」を感じさせる様な渋み、苦みもあります。
「センテニアル」の方は、より賑やかな感じのホップ感。飲み口は柑橘系の甘みがあり、爽やか。
思ったよりも香りも味も大分違って、ホップだけでこれだけ変わるというのを知れたのは面白い体験でした!
 
これにはまた後日談があり、「Abukuma・FRESH」を購入したスーパーで「生ホッププレゼント」というまたまた面白い企画をしていたので早速追加購入。
ホップガーデンの作った摘みたてホップを頂きました^^
 
今回は店長さんの勧めもあり、「センテニアル」をチョイス。
 
手で軽く揉みほぐしてビールにイン。何も入れないバージョンと入れたバージョンと二つグラスを用意。
ホップの潰し方にもよりますが、元々のビールの香りが強めなので軽く揉んだ位だとあまり違いが感じられませんでした。
これは私の感覚なのですが、ホップの植物的な要素がビールに入る事で奥行きと広がりや柔らかさが出る様な気がしました。
グラスの中でホップをちょっと強めに潰してみると、やっぱり苦みが強く出て味わいがまた変わります。
摘みたてホップは3つ入っていたので、この後別のビールにも入れて楽しみましたとさ。
 
「ホップジャパン」さんについてもちょっと調べたのですが、それについてはまた別の種類のビールを頂いた際に紹介したいと思います。
今は「Abukuma・FRESH」も入れて8種類のビールが発売されている様なので、次は何を頂くか、悩むのも一つの楽しみですね^^

Far Yeast・HOP FRONTIER(山梨)

2021-10-12 18:01:00 | 日本のクラフトビール

私の近所のスーパーはマニアックなクラフトビールを取り扱っていて、以前からそれを楽しんでいたのですが、最近になってやっと店長さんと交流し始めて色んな情報を得るようになりました。
山梨県のクラフトビール『FAR YEAST』のビールは今までにもいくつか飲んだ事があり、先月頭に変わり種の『プディング・ヘイジー・IPA』と『ストロベリー・ミルクシェイク・IPA』を試していました。
その時にスーパーの店長さんとお話をして、一押しの『Hop Frontier・JUICY IPA』を購入^^
科学的なアプローチから次々と新しいビールを造り出しているFAR YEASTさん。とても面白い取り組みです。

濁りのあってオレンジにも近い明るさのある色味、泡もきめ細かいです。
トロピカル系のフルーティーさと、弾ける様なホップの感じが鼻腔を刺激します。
飲んでみるとやっぱりホップの感覚が抜けてくるのですが、その後にくるはずの苦みがないという不思議な後味。
これが店長さんが仰っていた新しい製法の成せる業か、とまずは納得でした。

 

この「Hop Frontier」は今年の3月に発売された商品で、ホップの「香気成分」を最大限に引き出した新しいビールなのです。
ホップの香気成分は普通のビールでは仕込み中の熱や発酵過程、酵母との接触によって多くが失われているそう。
その香気成分を最大限に抽出する事によって、ホップのアロマがより引き出されて苦みが少なくフルーティーかつジューシーな味わいを可能にしたんですねー!!

「FAR YEAST」さんはスタンダード商品が3つありますが、その中の一つ『東京IPA』以来6年ぶりにレギュラー化を目指して開発されたビールです。
今後どうなっていくのか、目が離せないブルワリーです。
2019年からは世界的なホップサプライヤーのホップセレクションに日本のクラフトビールメーカーとして唯一参加をしているという事からもビールの開発に対しての前衛的な姿勢が伺えます。

つい先日、また変わり種が発売されていて(一つはメロンでした笑)、それも飲んでみたいなぁと思ってます。
またその内、レギュラーの3種飲み比べはするつもりなのでお楽しみに(楽しみなのは私)!!




 

八重洲地下街(リカーズ・ハセガワ)

2021-10-07 18:00:00 | ビールのお店
先月銀座に行く用事があったので、その後前々からチェックしていた東京駅の『リカーズ・ハセガワ』さんへ訪問しました。
東京駅自体は今までも何度も行った事があったのですが、八重洲地下街に行ったのは初めて。
思えば反対方面に行く事が多かったようで、東京駅構内でしばらく迷ってしまいました。
最初に行ったのは外堀地下二番通りにある北口店。
入り口には洋酒がずらり。ワインの品揃えも豊富なようです。
 
ここ最近はブログにも書いていますが、勤務先で提供するイギリスビール探しに奔走しています。
『リカーズ・ハセガワ』さんへ行ったのも、今回はそれが目的でした。
なのでわき目も振らず海外ビールコーナーへ。
棚にずらり、各国のビールが並んでいてワクワクします^^
 
日本のクラフトビールも冷蔵庫の中に沢山陳列されていて、目的はあれどやはり目移りしてしまう私(笑)。
しかしここでは条件に合うイギリスビールがなかったので、店員さんにちょっと聞いてみた所「本店は取り扱い商品も違うのであるかもしれません」との事。
同じ八重洲地下街の中に本店と北口店の2店舗があるので、マップを頂いて本店へ


本店は八重洲地下一番通りに。店構えが北口店とは違って店内というよりも地下道に沿った陳列をしていました。
 
確かに種類が違う。ビールのメインは基本的にはクラフトビールの様でした。
並んでいるビール達が可愛すぎて思わずパシャリ。
 
冷蔵庫にも珍しいビールが沢山あり、あれもこれもと飲んでみたい物はキリがありません…。
 
海外ビールもやはりクラフトビールが主力商品の様。
海外のクラフトビールはその流通や供給の関係上、日本のものよりも値が張る所が痛い所。
もっと気兼ねなく買える位になりたいものです^^;;
 
残念ながらここでも条件に合う様なイギリスビールはみつかりませんでしたが、折角なのでイギリスのクラフトビール2種類を購入。
わき目も振らず、と言えど魅力には抗いようがなくやはりビール以外のコーナーにも足を入れました。
ウイスキーやブランデーも興味がある分野ではあるのですが、一本買う勇気はないので「Hennessy」のミニチュアも一緒に買いました。
ミニチュアでも高価な物はン万円するものもあり、厳重に鍵も掛けられていましたよー。


よし、これでとりあえず今日の任務完了!!と帰路に付こうとした所、『お酒ドンキ』なるお店を発見。
お酒だけを取り扱ったドンキホーテ。外堀地下二番通りにあり、調べてみると今年の5月にオープンしたばかりの様。
これが予想を反して意外に品揃えが多く、ビールの種類も豊富でした。
また、すぐ近くにはカルディもあり、お酒好きには堪らないパラダイスでした!!
今回はあくまで「イギリスビール」と照準を当てて行きましたが、次回はもっと色々じっくり見に行こうと思います。
時間ももう少し余裕を持って、たっぷり堪能したいものです。

アサヒ・『アサヒ生ビール・マルエフ』

2021-10-03 18:00:00 | アサヒビール
先月14日に発売されて話題になったアサヒの『アサヒ生ビール・マルエフ』。
twitterのビール好きの間ではTLが埋め尽くされる位(笑)発売当日は盛り上がっていました。
私も発売日に購入はしていたのですが、訳あって数日は飲めず温存しておりました。
開封当日(大袈裟)「よし、今日は飲めるぞ!」と意気込みつつ、アサヒさんのHPを何気なく開いてみるとあまりの売れ行きの為販売休止という情報が!
「買ってて良かったぁ」と胸を撫でおろした私でありました。
 
私には珍しく数日お酒を飲めない状態の後だったので、グラスに注いだビールの黄金色が余計キラキラと輝いて見えました(笑)。
「マルエフ」は初めてでしたが、透き通った生ビールの香りになじみ深さを感じたのはやっぱりアサヒさんの商品だからでしょう(私は元々アサヒファン)。
飲んでみると、なるほどまろやかさと優しい感じがあって「スーパードライ」とはちょっと違う飲み口。
かと言って、後味はキレもありすっきりとしていました。


「マルエフ」が販売されたのは1986年の事で、その時のアサヒビールは「夕日ビール」と言われる位の低迷期だったそう。
今からは想像出来ないのですが、「ビールの味は分からない」と言われていた時代だったとか…。
うーん、本当に想像出来ない…。
その中でも消費者の味覚を信じて「コクがあるのに、キレがある」という、それまでになかった全く新しいビールとして登場した「伝説のビール」なのです!
1987年に「スーパードライ」が発売された事で、「マルエフ」の一般向けの缶は終売となりましたがファンにより根強く支持されて一部の飲食店で飲める「幻のアサヒ」として愛され続けていたそう。
アサヒさんと言えばやはりスーパードライが主要だったので、今回初めてその存在を知りました。;;

因みにマルエフの「エフ」は、フェニックスが由来でその頭文字を取ったのですが、実はフェニックスの頭文字は「P」だという事に後で気付き、幸福(Fortune)に由来するとひっそり変えたのだとか。
何だか憎めないこぼれ話です^^