木の枝に止まった
小さな青い小鳥
その木の枝は
ずっと前から
小さな鳥が止まるのを待っていた
春
夏
秋
冬
そして
また春
いくつもの季節を過ごし
くすぐったいような
小鳥の足を感じた時
木の枝は
その小さな鳥を抱きしめたいくらい
嬉しかったかもしれない
だから
小鳥が
木の枝に止まる時
飛び立つ時
一緒に少しだけ飛び跳ねてみた
風が吹いたらゆらゆらと
ゆりかごのように
小鳥をゆらしてみた
どちらから
引き寄せられて
引き寄せて
同じ時間に繋がった
今
一緒に過ごす
幸せ
かわせみは
止まる木の枝は
いつも一緒という…