空

　　　　　　　　　　　　　　　　　私は

　　　　　　　　　　　　　　　　　私から見た空しか

　　　　　　　　　　　　　　　　　知らないから

　　　　　　　　　　　　　　　　　私の中の空は

　　　　　　　　　　　　　　　　　たったひとつ


　　　　　　　　　　　　　　　　　同じ空の下

　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな草が見る

　　　　　　　　　　　　　　　　　空がある

　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな羽で飛ぶ虫が見る

　　　　　　　　　　　　　　　　　空がある

　　　　　　　　　　　　　　　　　それぞれの瞳に映る
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　空の青

　　　　　　　　　　　　　　　　　心の中に

　　　　　　　　　　　　　　　　　自分だけの

　　　　　　　　　　　　　　　　　空の色


　　　　　　　　　　　　　　　　　同じ空の下

　　　　　　　　　　　　　　　　　それぞれに

　　　　　　　　　　　　　　　　　心の中に

　　　　　　　　　　　　　　　　　たったひとつの

　　　　　　　　　　　　　　　　　空がある

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　

虹のたね

　　　　　　　　　　　　　　　　　みじかいみじかい

　　　　　　　　　　　　　　　　　夕立のあと

　　　　　　　　　　　　　　　　　今にも消えそうな

　　　　　　　　　　　　　　　　　虹を見つけた

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　虹を見つけた時

　　　　　　　　　　　　　　　　　とってもうれしい気持になるのはね。。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　お母さんが庭に水まきしてたら

　　　　　　　　　　　　　　　　　ホースの水に虹のアーチ

　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな子が

　　　　　　　　　　　　　　　　　笑いながら虹をくぐってる


　　　　　　　　　　　　　　　　　どこから光が入ってるのかな

　　　　　　　　　　　　　　　　　家の壁にまあるい虹の輪


　　　　　　　　　　　　　　　　　水槽のガラスに虹色ゆらゆら


　　　　　　　　　　　　　　　　　気付かないけど

　　　　　　　　　　　　　　　　　きっと

　　　　　　　　　　　　　　　　　まわりには虹のたねがたくさんあって

　　　　　　　　　　　　　　　　　いつか虹になるのを

　　　　　　　　　　　　　　　　　ドキドキしながら

　　　　　　　　　　　　　　　　　ワクワクしながら
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　まっている


　　　　　　　　　　　　　　　　　虹を見つけた時

　　　　　　　　　　　　　　　　　とってもうれしい気持ちになるのはね。。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　虹のたねの

　　　　　　　　　　　　　　　　　ドキドキやワクワク。。。

　　　　　　　　　　　　　　　　　虹になれてうれしい！って

　　　　　　　　　　　　　　　　　虹のたねのきもちが

　　　　　　　　　　　　　　　　　伝わってくるからかもね


　　　　　　　　　　　　　　　　　虹のたね

　　　　　　　　　　　　　　　　　きっといまも

　　　　　　　　　　　　　　　　　どこかで

　　　　　　　　　　　　　　　　　ドキドキ。。ワクワク。。

　　　　　　　　　　　　　　　　　してるかも

　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

あめ

　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ひたいにひとつぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　しずくがおちた

　　　　　　　　　　　　　　　　　あめが

　　　　　　　　　　　　　　　　　ふってくるのかな


　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ほっぺにひとつぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　しずくがおちた

　　　　　　　　　　　　　　　　　あめは

　　　　　　　　　　　　　　　　　ふっていないのに


　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　こころにひとつぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　しずくがおちた

　　　　　　　　　　　　　　　　　あめは。。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ちいさなしずくに

　　　　　　　　　　　　　　　　　きづいたら


　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ちいさなしずく

　　　　　　　　　　　　　　　　　ほかのだれにも

　　　　　　　　　　　　　　　　　きすかれないように


　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　そらのうえから

　　　　　　　　　　　　　　　　　なかないでね

　　　　　　　　　　　　　　　　　っていっている


　　　　　　　　　　　　　　　　　ちいさなしずく

　　　　　　　　　　　　　　　　　ひとつぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　ぽつん。



　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日の夜。。。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日の月はすごいよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　虹みたいになってる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の中に入ってきた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　息子の声

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベランダに出てみると

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月の周りの雲が虹のよう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の中から時々聞こえる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　笑い声

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月と

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流れる雲と

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月の光に照らされ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変わっていく雲の色を

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひとりで見ていたけれど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞こえてくる笑い声が

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんだかとっても可笑しくて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月を見てしみじみ。。。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな感じでもなかったかな

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　満月かと思ったけれど
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明日が満月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また月を見てみよう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来月は7月7日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　七夕の日が満月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年は晴れるといいね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こんな夜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜の風が肌に冷たく通り過ぎる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　街の灯りが光の線を描き

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見上げる空に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あぁ星も出ていない
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな夜もある


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さくて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弱くて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい風が

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呆れるほど悲しかったり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　灯りが線を描くのは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　笑ってしまうほど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流れる涙のせいだったりする

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人が一人生きるのは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とても大変なことで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでもどうにか生きて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悲しんで　苦しんで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　泣いて　笑って

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日も明日も

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは幸せなこと


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこをどう探したって

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さな星ひとつ見えない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな夜空を見上げ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雲の上の星を探すことは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見えない明日を見ているようなもの


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい風は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心までは冷やさない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　街の灯りが点になり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　光る星を一つ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心の中に感じたら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また少し

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明日が見えてきた

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まりもくん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　息子のお土産のまりも三兄弟より

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと前に家に来たまりもくん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふと見れば

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　光る目がふたつ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こっちを見てる！！

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しいまりも三兄弟ばかり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みんなで見てたから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やきもち焼いちゃった？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕も見てよ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんて。。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　偶然にしては

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんて可愛い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明日見たら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鼻があって

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明後日見たら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　口があって…
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしたら怪奇現象だわ！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まりもくん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　可愛いおめめだけにしておいてね