ひなたぼっこねこ

のんびり のんびり
ひなたぼっこ。。。

一瞬の時

2006-10-30 07:54:32 | 日常

          空の写真を撮っていたら

          隣でいたずらっ子が

          帽子をポーンと放り投げた

          写真に閉じ込めた

          一瞬の時

          二人で笑いながら

          隣でまた
 
          帽子をポーンと空に放り投げる

          きっと見るたびに思い出す

          二人で笑いながら見た空

          写真に閉じ込めた

          秋の日

          一瞬の時












          

          

          

          

          

ここに居て…

2006-10-28 16:50:06 | 
          
          たくさんの想いを感じ
 
          たくさんの言葉を聞き

          たくさんの心を感じるために

          私はここに居るのだと思います


          近くに感じるぬくもりも

          遠くに感じるぬくもりも

          近くで私を呼ぶ声も

          遠くで私を呼ぶ声も

          私の心で感じましょう

          私の心で聞きましょう


          陽の暖かささも

          風の冷たさも

          土の匂いも
           
          水の流れも

          私は心地よく感じましょう

          
          私の中にある大切なものを

          私は決して忘れたわけではなく

          ここに居て          

          一瞬一瞬の時の流れと

          一瞬一瞬の幸せを

          心の中で感じるのです

       
          そして

          出来るなら

          時の流れの中
 
          私が頂いたたくさんの幸せを

          私は
  
          私が知らないうちに

          誰かにそっとお返しできたらと思うのです

          
          

          

           
          

         

          
  

          
          

飛ぶかっぱ

2006-10-25 08:29:46 | 子ども
           
           昨日の嵐のようなお天気が嘘のような
           今日は清々しい気持の良い日

           「いってらっしゃい!」
           「いってきま~す!」
           遠くに見える曲がり角
           ちょっと手前で振り向いて
           手を振り
           曲がり角でもう一度振り向き
           手を振って
           今日もちびっ子が元気に登校していきました

           上の娘の時にも思った事ですが
           この頃の子ども達は
           雨の日でも長靴を履かないし
           合羽なんてめったに着ていきません
    
           でもさすがに昨日の雨には
           息子も合羽を着ていきました
    
           着てみて何がおかしかったのか
           けらけら一人で笑っていましたが…

           今日はお天気もいいので
           合羽も干してあげましょう

           ちょっと強い風に
           飛ぶかっぱ
           の画
           でした
           …
           



          
          

名前

2006-10-22 20:18:52 | 記憶
          
          欲しいと言っていた日記帳を持って
          待ち合わせの場所へ急いだ
          どこに行こうかなんて決めていなくて
          何となく?東京タワー
          気が遠くなりそうな高さと
          隙間無くある建物
          人の気配が感じられないような
          不思議な感じがした
          それから浅草へ
          …会話が途切れるのが不安だったのか
          それとも
          気持ちを隠すためだったのだろうか
          たくさんの人の中に紛れるように歩いていた
          一人で前を歩いている背中を見ながら
          見失わないように少し早足で歩いた
          …人込みの中
          その背中が見えなくなりそうになった時
          少しの不安が心の中に…
          思わず後姿に名前を呼んだ
          …
          私は
          私の口から出た名前にはっとして
          動けなくなった
          気がついて戻ってくる姿
          何ともいえない顔を今でも覚えている
          私は
          その時
          その場所にいない人の名前を呼んでしまった
          無意識に…
          多分一番驚いたのは自分自身かも知れない
          気のせいだと言い訳をして
          何も無かったように歩き始めたけれど
          心の中の気まずさは消えない
          …帰り際
          駅の隅のベンチ
          その日始めての二人っきりに
          少し話をして帰った
          ただ…
          ごめんなさいを言うためだけに
          過ごした一日

          名前を間違えた事は
          恥ずかしくって
          ずっと内緒の
          …
          筈だった
          のに
          …
          15年以上も経ってから
          不意に言われた

          あの時
          私が呼んだ名前の主に
          「名前、間違えたんだって?」

          …
          …

          「……えへっ

          その名前の主は…

          今
          いつも傍にいて
          名前を呼んだら
          すぐ振り向いてくれます

          もう名前を間違うことはないでしょう
 
          多分ね…





          
          
          
          


          
          
         
          
          
          
          
          

井戸端会議

2006-10-13 10:52:06 | 自然
          
          「今日のお夕食は何にしましょう?」

          「毎日毎日、悩んじゃうわよね~」
    
          「そうそう!
           今日あそこのスーパーが大安売りですって!」

          「あら、買いに行かなくちゃ!」

          「ねぇ…そういえば昨日ね…」

          「なになに、どうしたの?」



          なんて会話はしてないわね

          白鳥さんたち




秋の日

2006-10-04 19:04:23 | 日常
          
          秋の日のいいお天気の日
          三人で散歩…

          小さな川のほとりに
          栗の木いっぽんありました

          散歩の途中で栗ひろい
          栗のイガイガ踏んづけて
          中からぴかぴかの栗が
          こんにちは!

          近くで蟹とりしていたおじさんが
          なが~い釣りの道具で
          栗を落としてくれました

          入れるものがなかったから
          栗はちびっ子のポケットの中
          
          そこに通りがかった
          買い物帰りのおばあちゃんふたり

          「栗ひろって行きなよ!」
          おじさんの声に
          おばあちゃんたちも栗ひろい

          バイクで通ったおじさんも
          何してるのかとバイクをおりました

          「栗落とすよ!」
          「下にいたらあぶないよ~!」

          ちびっ子のズボンのポケットは
          あっという間に
          栗でいっぱいになりました
          まるで
          ほっぺにどんぐりいっぱい詰め込んだ
          リスみたい

          「たくさん拾って行きなね!」
          「ほら袋あげるから!」
          「ぼく、ここにもあるよ」
          「今日は栗ご飯にしてもらいなね!」

          おじさんどんどん栗落とし!
          みんなでわいわい栗ひろい!

          「どのくらいひろったの?」
          「いっぱいひろったね~!」
          
          のんびり散歩が
          とっても賑やかな
          とっても楽しい
          栗ひろいになりました

          た~くさんひろって
          「ありがとうございました」
          のあいさつをして帰ってきました

          栗を落としてくれたおじさん
          ありがとう!
          袋をくれたおばあちゃん
          ありがとう!
          川のそばの栗の木さん
          ありがとう!

          秋の日のいいお天気の日
          もちろん夜は栗ご飯!