心残り

　　　なぜ

　　　なぜ忘れられないのだろうと思った

　　　一瞬のその時間は

　　　風が髪を揺らすくらいの

　　　何でもない事だと

　　　思っていたのに

　　　それは

　　　時が経つほど

　　　はっきりと思い出せて

　　　そこに置いてきた

　　　心残りは

　　　

　　　時が過ぎて

　　　場所が変わっても

　　　また

　　　同じことを繰り返し

　　　また心残りを置いてきた



　　　あぁそうか

　　　忘れてはいけないもかもしれない
　
　　　私はそのために

　　　繰り返した

　　　心残り

　　　忘れないように

　　　繰り返さないように



　　　何よりも大切だから

　　　私は忘れないでいよう

　　　心残りはもう

　　　心残りではなくなっていく

　　　

　
　　　

　　　

　　　


　　　


　　　

　　　

　　　


　　　
　
　　　

　　　



　　　

ちょびのまばたき

　　くるくるくるくる変わる表情

　　表情がないなんて

　　そんなことないね

　　クリクリのキラッキラしたまんまるな目で
　
　　遊んで～遊んで～

　　じっと見つめてくる

　　いたずらっ子の目の時は

　　鼻のわきががちょっとふくらんでる

　　階段をトントン降りてきて

　　起きたばかりなのね

　　しょぼしょぼな目で寝ぼけ顔

　　いたずら怒られた時には

　　目を合わせないもんね～

　　ごはんちょうだい

　　そこの椅子に座りたいなぁ

　　猫だっていろんな表情と

　　たくさんの感情を持ってる

　　ここにいるのは

　　世界にいっぴきしかいない

　　猫のちょび

　　ちょびって呼んで

　　顔を見ると

　　ゆっくりまばたきしてくれる

　　大好きのまばたき

　　私も大好きよ

　　ゆっくりまばたきをちょびに返す