どんぐりトトロ

　　　　　　　あ～作ってみたいなぁ

　　　　　　　なんて

　　　　　　　思ったらね、、、

　　　　　　　自転車走らせるの

　　　　　　　家から数分

　　　　　　　ここには

　　　　　　　もう何度来たかな

　　　　　　　ほんの数歩で歩ける土手や

　　　　　　　伸び放題の草むらや竹やぶ

　　　　　　　小さな渦をたくさん作りながら

　　　　　　　少し怖いくらいの音を立てて流れる川

　　　　　　　木の橋は

　　　　　　　少し離れた所から見るのが好きかも

　　　　　　　カワセミはまだいるのかしら

　　　　　　　カメや

　　　　　　　そういえばイタチも見たことがあったわね

　　　　　　　ヘビも、、、いるけど、、、

　　　　　　　ずっと変わっていないようにも思うけれど

　　　　　　　やっぱり少しずつ変わっているような気もする

　　　　　　　ひとりで来るには少し怖いけれど

　　　　　　　残っていってほしいなぁ

　　　　　　　こんな場所


　　　　　　　あ！あったあった

　　　　　　　コロコロコロコロ

　　　　　　　み～つけた！

　　　　　　　さあ家に帰って作ろう！

　　　　　　　出来たのは。。。





　　　　　　　どんぐりトトロ♪

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

居待月

　　　満月から少し欠けた

　　　今日の月

　　　濡れた髪のまま外に出て

　　　肌に夜風が心地いい

　　　月をかじったのは誰かしら

　　　そんな子どもみたいな事を考えながら

　　　静かな夜

　　　居待月

空

　　　昨日、大きな日暈が出ていたので

　　　やっぱり今日は雨ですね

　　　この頃の空はとても賑やかで
　　
　　　ずっと見ていても飽きません

　　　昼間の空もいいけれど

　　　夜の空もとても素敵。。。



　　　ポチッと小さな光は

　　　星じゃなく

　　　未確認飛行物体

　　　でもなく

　　　国際宇宙ステーション

　　　星より少し明るい光で

　　　飛行機のように
　
　　　夜空をゆっくり横切っていく

　　　あぁあそこに人がいるんだなあ

　　　そう思って見ていると

　　　少し宇宙が近くに感じます

　　　ほんの１、２分の

　　　この頃の楽しみです


　　　今日は満月

　　　あいにくの雨だけれど

　　　雲の上で

　　　まんまるお月さまが笑っているのを想像しながら

　　　１日楽しく過ごしましょう！




　　　

　　　

ホトトギス

　
　　　真夜中に

　　　ホトトギスの鳴き声が聞こえた

　　　遠くから近くへ

　　　近くから遠くへ

　　　飛びながら鳴いているらしい

　　　今年初めてのホトトギスの鳴き声

　　　去年聞いた時には

　　　何の鳥が鳴いているのかと不思議に思ったりした

　　　姿はまだ見た事はないが

　　　ただ声を聞いているだけでもいいような気がしてくる


　　　夜の静けさの中

　　　鳴きながら飛びまわる鳥

　　　目を閉じ聞いていると

　　　その声に森の中に誘い込まれる

　　　いつの間にか木の葉に囲まれ

　　　枝の上の鳥を探す

　　　すぐそばには小さな水の流れ

　　　木の葉の隙間から

　　　月の光が水の上に映り込む

　　　見えない足元

　　　少しすつ

　　　鳴き声のする方へと足を踏み出す

　　　近くへ来たかと思うと

　　　遠くへ飛んでいく

　　　立ち止まると

　　　また近づいてくる

　　　まるで遊んでいるかのように

　　　気付くと

　　　ホトトギスの鳴き声が止み

　　　森の中にひとり取り残されている

　　　どこにいってしまったのだろう

　　　静かな夜のホトトギス

　　　今夜も飛びながら鳴くのだろうか



　　　

　　

スズランの日

　　　今日はスズランの日

　　　フランスでは

　　　愛する人や

　　　お世話になっている人に贈るのだとか

　　　もらった人には

　　　幸せが訪れるって言われるの

　
　　　家の庭のスズランも

　　　この日を知っているかのように

　　　小さな白い花が満開


　　　いつだったか

　　　中学生の女の子に

　　　スズランって

　　　鈴みたいな音するんでしょ？

　　　って聞かれたことがあるの

　　　きっとみんなが思うのね

　　　思わず

　　　そうよって言いそうだったの


　　　でもね

　　　ほんとに

　　　微かな微かなスズランの音

　　　聞こえてるのかも

　　　そう思ったりするのよ

　　　だってね

　　　小さなスズランの白い花

　　　見ていると

　　　幸せな気持ちになるから

　　　


　　　幸せが訪れますように

　　　私からのプレゼント

　　　

　　　

　　　

花を見上げて

　　　　　　　花が咲く

　　　　　　　花が咲く

　　　　　　　花が咲く

　　　　　　　花を見上げて

　　　　　　　人が笑っている

　　　　　　　笑っている人を見て

　　　　　　　私も笑っている

　　　　　　　花が咲き

　　　　　　　花が咲き

　　　　　　　花が咲く

　　　　　　　その下で


　　　　　　　


　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　

春

　　　　　　　わたしは

　　　　　　　ポン！って

　　　　　　　どこからともなく

　　　　　　　生まれてきたわけじゃないわ

　　　　　　　足もとには

　　　　　　　たくさんの命があったことを

　　　　　　　わたしは知っているもの

　　　　　　　枯れていたって

　　　　　　　見えなくたって

　　　　　　　わたしにはわかるんだもの

　　　　　　　そして

　　　　　　　わたしが

　　　　　　　葉っぱをピカピカにして

　　　　　　　げんきに大きくなっていくことで

　　　　　　　その命たちが

　　　　　　　よろこんでくれてると思うのよ

　　　　　　　

　　　　　　　

桜

　　　　　　　桜の季節

　　　　　　　まだ蕾の多い木の下で

　　　　　　　咲き始めたばかりの

　　　　　　　桜の花を見ながら

　　　　　　　私の心は

　　　　　　　桜の花を待ちわびていた

　　　　　　　もうひとつの心を

　　　　　　　感じていた

　　　　　　　

ひなたぼっこ

　　　　　　　ぽかぽか

　　　　　　　あったかくて

　　　　　　　梅の花といっしょに

　　　　　　　ひなたぼっこ

一瞬を

　　　　　この雲にはもう

　　　　　会えないのね


　　　　　この一瞬が

　　　　　この一瞬だけのものだってことは

　　　　　誰でもわかっていることだけど

　　　　　こうして一瞬を切り取って

　　　　　写真に残すことはできるけど

　　　　　風や匂い

　　　　　その時の思いやその時間は

　　　　　閉じ込めることはできないの


　　　　　あぁそうね

　　　　　この雲にはもう会えないけれど

　　　　　私の中にはその時の

　　　　　風や匂いや思いまでもが

　　　　　体の中に心の中に

　　　　　残っているわ

　　　　　そこを過ごした時間も

　　　　　想いとなり

　　　　　記憶となり

　　　　　残っているのね



　　　　　誰もがみな

　　　　　一瞬一瞬をそうやって

　　　　　自分で感じて

　　　　　生きているのは

　　　　　とっても

　　　　　すごいことだと思うのよ