ROCKSTARS

all about my favorite Rocks.

『カラフル・クリーム』(クリーム)

2024-08-09 13:01:06 | albums

カラフル・クリーム Disraeli Gears


【歌・演奏】
  クリーム/Cream


【リリース】
  1967年11月2日



【録音】
  1967年5月11日~5月15日 アトランティック・スタジオ(アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市) 
  


【プロデューサー】
  フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi


【エンジニア】
  トム・ダウド/Tom Dowd


【レーベル】
  リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
  アトコ・レコード/Atco Records (US)


【収録曲】(☆シングル=①②)
 side:A
 ☆① ストレンジ・ブリュー 2:46
    Strange Brew(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
    *1967年シングル・チャート UK17位
 ☆② サンシャイン・ラヴ 4:10
    Sunshine of Your Love(Jack Bruce, Pete Brown, Eric Clapton)
    *1968年シングル・チャート UK25位 US6位 カナダ3位
  ③ 苦しみの世界 3:03
    World of Pain(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
  ④ 夜通し踊ろう 3:34
    Dance the Night Away(Jack Bruce, Pete Brown)
  ⑤ ブルー・コンディション 3:29
    Blue Condition(Ginger Baker)
 side:B
  ⑥ 英雄ユリシーズ 2:46
    Tales of Brave Ulysses(Eric Clapton, Martin Sharp)
  ⑦ スーラバー 2:32
    SWLABR(Jack Bruce, Pete Brown)
  ⑧ 間違いそうだ 3:26
    We're Going Wrong(Jack Bruce)
  ⑨ アウトサイド・ウーマン・ブルース 2:24
    Outside Woman Blues(Blind Joe Reynolds)
  ⑩ テイク・イット・バック 3:05
    Take It Back(Jack Bruce, Pete Brown)
  ⑪ マザーズ・ラメント 1:47
    Mother's Lament(Traditional)


【録音メンバー】
 ☆クリーム
   エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, 12st-guitar④, vovals①②③④⑨⑪)
   ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass①~⑩, piano⑤⑪, harmonica⑩, vocals②③④⑥⑦⑧⑩⑪)
   ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums①~⑩, percussions①~⑩, vocals⑤⑪)


【チャート】
 1966年週間アルバム・チャート  イギリス5位 アメリカ(ビルボード)4位
                  オーストラリア1位 フィンランド1位 フランス2位 カナダ10位 ノルウェイ16位


【メ  モ】
 クリームのセカンド・アルバム。
 ブルースをルーツとするクリームの音楽性は、この作品ではブルースを基盤としつつもサイケデリックな方向へシフトされている。
 アルバム・タイトルは、競技用自転車についてクラプトンとベイカーが話していた時、ローディーのミック・ターナーが「ディレイラー・ギア」(変速機)を「ディズレーリ(19世紀のイギリスの首相ベンジャミン・ディズレーリ)・ギア」と言い間違えたことによる。これをふたりが面白って、アルバムのタイトルに採用した。

 レコーディングは1967年5月にニューヨークで行われた。バンドは「Music in the 5th Dimension」での公演を終えてスタジオ入りし、3日半で録音を終えたが、バンドのビザは録音最終日が期限だったという。

 ①「ストレンジ・ブリュー」、③「苦しみの世界」で作者のひとりにクレジットされているゲイル・コリンズは、本作のプロデューサーであるフェリックス・パパラルディの妻。

 サイケデリック調のアルバム・ジャケットはマーティン・シャープによる。彼はオーストラリア人の芸術家で、クラプトンが住んでいたロンドンのチェルシー地区の「ザ・フェアサントリー」の住人でもあった。シャープは、クリームの次作「クリームの素晴らしき世界」のジャケットも担当しているほか、⑥「英雄ユリシーズ」では歌詞も提供している。
 アルバム用の写真は、ビートルズの写真で有名なボブ・ウィテカーが撮影した。
 
 このアルバムはRIAA認定のゴールド・アルバムを獲得。1999年にはグラミーの殿堂入りした。またローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2003年版で第114位にランクされている。




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『フレッシュ・クリーム』(クリーム)

2024-08-09 01:04:18 | albums

フレッシュ・クリーム Fresh Cream


【歌・演奏】
  クリーム/Cream


【リリース】
  1966年12月9日



【録音】
  1966年7月~10月 
  イングランド ロンドン ライリック・スタジオ
  イングランド ロンドン ライミューズ・スタジオ
  


【プロデューサー】
  ロバート・スティグウッド/Robert  Stigwood


【エンジニア】
  ジョン・ティムパーリー/John Timperley


【レーベル】
  リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
  アトコ・レコード/Atco Records (US)


【収録曲】(☆シングル=⑤)
 side:A
  ① N.S.U. 2:43
    N.S.U.(Jack Bruce)
  ② スリーピー・タイム 4:20
    Sleepy Time(Jack Bruce, Janet Godfrey)
  ③ ドリーミング 1:58
    Dreaming(Jack Bruce)
  ④ スウィート・ワイン 3:17
    Sweet Wine(Ginger Baker, Janet Godfrey)
 ☆⑤ スプーンフル 6:30
    Spoonful(Willie Dixon)
    *1967年リリース
 side:B
  ⑥ 猫とリス 3:03
    Cat's Squirerel(Doctor Ross)
  ⑦ フォー・アンティル・レイト 2:07
    Four Until Late(Robert Johnson)
  ⑧ ローリン・アンド・タンブリン 4:42
    Rollin' and Tumblin'(Hambone Willie Newbern)
  ⑨ アイム・ソー・グラッド 3:57
    I'm So Glad(Skip James)
  ⑩ いやな奴 5:11
    Toad(Ginger Baker)


【録音メンバー】
 ☆クリーム
   エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, vovals)
   ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass, harmonica, piano, vocals)
   ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions, vocals)


【チャート】
 1966年週間アルバム・チャート  イギリス6位 アメリカ(ビルボード)39位
                 フィンランド4位 オーストラリア10位 フランス20位


【メ  モ】
 クリームのファースト・アルバム。
 この作品が「のちのヘヴィ・メタル・ロックとジャム・ロックの誕生に大きく影響している」と評価する向きもある。

 1966年12月9日、アルバムのステレオ・ヴァージョン、同モノラル・ヴァージョン、そしてシングル「アイ・フィール・フリー」(アメリカ盤に収録)が同時にリリースされた。1967年1月にはアメリカ盤がリリースされている。
 
 このアルバムは、ローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2012年版の第102位にランクされている。



 


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ミッチ・ミッチェル

2024-08-08 16:07:03 | drums

ミッチ・ミッチェル Mitch Mitchell


【本名】
  ジョン・グラハム・ミッチェル/John Graham Mitchell

【パート】

  ドラムス、パーカッション、ヴォーカル

【生没年月日】
  1946年7月9日~2008年11月12日(62歳没)

【出身地】
  イングランド ミドルセックス州イーリング

【経 歴】
  ライオット・スクワッド/The Riot Squad(1964)
  ジョージー・フェイム&ザ・ブルー・フレイムズ/Georgie Fame & The Blue Flames(1965~1966)
  ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス/Jimi Hendrix Experience(1966~1969)
  ジプシー・サン&レインボウズ/Gypsy Sun & Rainbows(1969)
  ジャック・ブルース&フレンズ/Jack Bruce & Friends(1969)
  ラマタム/Ramatam(1972~1973)
  ジョージー・フェイム&ザ・ブルー・フレイムズ/Georgie Fame & The Blue Flames(1974)
  ジプシー・サン・エクスペリエンス/Gypsy Sun Experience(1999)



 ミッチ・ミッチェルは、1960年代後半の主要なロック・ドラマーのひとりであり、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのメンバーとして知られる。
 ローリング・ストーン誌が選定した「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」では第8位にランクされている。
 1992年、「ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」の一員としてロックの殿堂入り。2009年にはモダン・ドラマーの殿堂入りも果たした。


 ミッチ・ミッチェルは、1943年7月9日にイングランドのミドルセックス州イーリングで、トーマスとフィリスのミッチェル夫妻のあいだに生まれた。
 10代の頃は子役としてテレビドラマやCMなどに出演しており、1960年にはイギリス映画「ボトムズ・アップ」で主役を演じている。
 そのかたわらドラムの演奏にも興味を持ち、エルヴィン・ジョーンズをはじめ、トニー・ウィリアムス、マック・ローチ、ジョー・モレロなどのジャズ・ドラマーから多大な影響を受け、次第に独自のスタイルを確立してゆく。


 ミッチェルが最初に加入したバンドは、地元イーリング・クラブで結成された「ソウル・メッセンジャーズ」である。
 その後「ピート・ネルソン&ザ・トラヴェラーズ」「フランキー・リード&ザ・カジュアルズ」「ジョニー・ハリス&ザ・シェイズ」「ビル・ナイト&ザ・セプターズ」などのツアーやセッションに参加し、キャリアを積む。
 1964年頃には「ライオット・スクワッド」というバンドでレコード・デビュー。またドラマーがダグ・サンドムからキース・ムーンに交替する前のザ・フーにもセッション・ドラマーとして参加している。1965年にはヴィヴ・プリンスの後任として一時的に「プリティ・シングス」のドラマーを務めた。

 1965年12月には「ジョージー・フェイム&ブルー・フレイムス」に加入、1966年10月まで在籍した。その間1966年にはアルバム「スウィート・シングス」の制作に加わっている。


 1966年、イギリスに渡ったジミ・ヘンドリックスは、自分のバンドを作るため様々なミュージシャンとセッションを行っていた。その年8月、ヘンドリックスのマネージャーを務めていたチャス・チャンドラーから連絡を受けたミッチェルは、ロンドンでのセッションに参加した。
 10月6日に再度セッションに呼ばれたミッチェルは、この時ヘンドリックスに「ジンジャー・ベイカーのように演奏してほしいのかい?」と尋ねると、「ああそうだよ、君の好きなように叩いてくれ」という答えが返ってきたという。
 ヘンドリックスのオーディションのためのセッションにはミッキー・ウォーラーなど多くのドラマーが声をかけられていたが、最終的にはミッチェルとエインズレー・ダンバーが候補に残った。チャンドラーによると、どちらを選ぶか甲乙つけ難く、苦慮したすえ最後はコイントスによってミッチェルが選ばれたそうである。こうしてミッチェルは、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのメンバーとなった。ちなみにダンバーはその後ジョン・メイオール、フランク・ザッパ、ジェファーソン・エアプレイン、ジャーニーなど錚々たるバンドに参加、ロック・ドラマーの第一人者として長年にわたって活躍している。





 ヘンドリックスの革新的で自由度の高い演奏とミッチェルのドラミングは非常に相性が良かったと言える。ジャズに深く傾倒し、高度なテクニックを持っていたミッチェルは、ヘンドリックスの革新的で自由なアプローチに変幻自在に対応し、バンドを支えた。自分の音楽を推進発展させてくれるドラマーが必要だったヘンドリックスにとっては、スピード感と対応力に富んだミッチェルのドラミングはなくてはならないものだったといえる。
 エクスペリエンスはヘンドリックスの圧倒的なパフォーマンスで世界的な人気バンドとなった。
 ミッチェルがエクスペリエンス時代に残したアルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」「アクシス:ボールド・アズ・ラヴ」「エレクトリック・レディランド」は英米のチャートで全てトップ10入りし、なかでも「エレクトリック・レディランド」は全米1位を記録している。


 ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスはノエル・レディングの脱退により、1969年6月にわずか3年たらずで解散したが、ヘンドリックスはその後もミッチェルを手放さなかった。
 1969年8月に行われたウッドストック・フェスティヴァルには、ヘンドリックスはミッチェルとビリー・コックス(bass)とで結成した「ジプシー・サン&レインボウズ」で出演している。
 また、しばしばヘンドリックスはミッチェルと二人だけでスタジオに入り、レコーディングを行っている。
 1969年末から1970年初頭にかけてのヘンドリックスのバンド「バンド・オブ・ジプシーズ」では、バディ・マイルスがドラマーとして起用されているが、この頃のミッチェルはジャック・ブルース(bass)率いる「ジャック・ブルース&フレンズ」に加わっており、マイク・マンデル(keyboard)やラリー・コリエル(guitar)とコラボレーションを行っている。
 1970年4月~9月に行われたヘンドリックスの「クライ・オブ・ラヴ・ツアー」では、再びミッチェルがドラマーのポジションに戻った。





 1968年12月、ミッチェルは、ローリング・ストーンズのテレビ番組「ロックンロール・サーカス」のために結成されたバンド「ザ・ダーティー・マック」の一員となった。他のメンバーは、ジョン・レノン(vocal, guitar)、エリック・クラプトン(guitar)、キース・リチャーズ(bass)、オノ・ヨーコ(screaming)である。このバンドは「ヤー・ブルース」「Whole Lotta Yoga」を録音している。
 また1969年夏、ミッチェルはマイルス・デイヴィス(trumpet)の家に招待された。その時ジョン・マクラフリン(guitar)とセッションを始めたマイルスに「おい、ドラマー!お前はドラマーだろ?一緒に演奏しろ」と言われた。セッション後、マイルスに「OK、明日2時にCBSに来れるな」と声をかけられたミッチェルは、翌日「ビッチェズ・ブリュー」セッションに参加したということである。


 1970年、バンド・オブ・ジプシーズ解散後のヘンドリックスは、ビリー・コックスを残して新たなバンドを結成するが、その時に参加したドラマーがミッチェルであった。呼び戻されたミッチェルは、1970年9月18日にヘンドリックスが死去するまで彼と活動を共にした。1970年8月にはこのメンバーでワイト島フェスティヴァルに出演している。
 この頃(1970年春)、ヘンドリックスとミッチェルは、グレッグ・レイク(bass, vocal)が企図していた新グループへの参加を打診されている。このプランは実現しなかったが、レイクはキース・エマーソン(keyboard)とカール・パーマー(drums)を迎えて1970年6月に新たなバンドを結成した。このバンドが「エマーソン・レイク&パーマー」である。


 1970年9月にヘンドリックスが急死した後、ミッチェルはエンジニアのエディ・クレイマーとともに残された不完全な音源の編集作業に携わった。ヘンドリックスの死後、「ザ・クライ・オブ・ラヴ」「レインボウ・ブリッジ」「ウォー・ヒーローズ」の3枚のスタジオ・アルバムが発表されたが、ミッチェルはそれらに収録されている曲のほとんどでドラムを叩いている。一方で自身のバンドを結成し活動したが、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス時代ほどの成功は得ることはなかった。





 1972年渡米したミッチェルは、マイク・ピネラ(vocal, guitar 元アイアン・バタフライ)、エイプリル・ロートン(guitar)、ラス・スミス(bass)、トム・サリヴァン(keyboard)と「ラマタム」を結成したが、セカンド・アルバムがリリースされる前にバンドから去った。
 その後「ヒンクリー・ヒーローズ」というジャム・バンドでジョン・ハルゼーとともにドラムを叩いたが、これはミッチェルが他のドラマーと共演した唯一のケースである。
 そのほかコージー・パウエルの代役としてテリー・リード、ジャック・ブルース、ジェフ・ベックらのバックを務めたりしていたが、1974年に「ジョージー・フェイム&ザ・ブルー・フレイムズ」に復帰。この年にはポール・マッカートニーのバンド「ウィングス」のオーディションを受けているが、この時の最終的な結論もコイントスに委ねられ、今回はミッチェルではなく、ジョフ・ブリットンが選ばれた。


 1970年代後半から1990年代にかけてのミッチェルは、イギリスを拠点に演奏を続け、時にはレコーディングを行ったりしていたが、いわばセミ・リタイア状態であった。
 1999年、ミッチェルはビリー・コックス(bass)、ゲイリー・サーキン(guitar)とともに「ジプシー・サン・エクスペリエンス」を結成して活動を始めた。またこの年にはブルース・キャメロンのアルバム「Midnight Daydream」のレコーディングにも加わっている。このアルバムにはビリー・コックス、バディ・マイルス、ジャック・ブルースなど、ヘンドリックスやミッチェルゆかりのミュージシャンが参加してる。





 2008年、エクスペリエンスを記念したツアーがアメリカの18都市で行われた。このツアーにはビリー・コックス、バディ・ガイ、ジョニー・ラング、ロビー・クリーガー、ブラッド・ウィットフォードらが参加していた。ツアーはオレゴン州ポートランドで終了したが、ツアーの終了から5日後の11月12日、ポートランドのボンソン・ホテルの一室でミッチェルが死亡しているのが発見された。62歳であった。正式な死因は明らかにされていないが、睡眠中の自然死と見られている。
 ミッチェルは長年にわたって免疫系疾患とガンの治療を行っており、健康状態は良くなかった。このツアーでは、ミッチェルはそれぞれの公演で2、3曲しか演奏せず、つねにバックアップ・ドラマーがすぐそばに控えている状態だった。ツアー最後のポートランド公演では、ミッチェルの様子があまりにも弱っているようだったので、代役のドラマーが演奏したという。


 「クイーン」のロジャー・テイラー(drums)は、ミッチェルのドラミングを初期のロール・モデルにしていたといい、「ミッチ・ミッチェル、特にヘンドリックスとの初期の作品を聴くのは本当に素晴らしい」と語っている。「カルト」や「ガンズ&ローゼス」のドラマーを務めたマット・ソーラムは、ミッチェルを「史上最も偉大なドラマーのひとり」と絶賛している。


【ディスコグラフィ】(☆=ライヴ・アルバム ★=コンピレーションアルバム)
 
 <ジョージー・フェイム&ザ・ブルー・フレイムズ>
  1966年 Sweet Things(UK6位)

 <ジミ・ヘンドリックス>

  1967年 アー・ユー・エクスペリエンスト?/Are You Experienced(UK2位 US5位)
  1967年 アクシス:ボールド・アズ・ラヴ/Axis:Bold as Love(UK5位 US3位)

  1968年 エレクトリック・レディランド/Electric Ladyland(UK6位 US1位)
 ★1968年 スマッシュ・ヒッツ/Smash Hits(UK4位 US6位)
 ☆1970年 ウッドストック/Woodstock:Music from the Original Soundtrack and More(UK35位 US1位)※録音1969年
 ☆1970年 Historic Performances Recorded at the Monterey International Pop Festival(US16位)※録音1967年
  1971年 クライ・オブ・ラヴ/The Cry of Love(UK2位 US3位)
  1971年 レインボウ・ブリッジ/Rainbow Bridge(UK16位 UK15位)
 ☆1971年 Experience(UK9位)※録音1969年
 ☆1971年 ワイト島のジミ・ヘンドリックス/Isle of Wight(UK17位)※録音1970年
 ☆1971年 ウッドストック2/Woodstock Two(US8位)※録音1969年
  1972年 戦場の勇士たち/War Heroes(UK23位 US48位)
 ☆1972年 ヘンドリックス・イン・ザ・ウエスト/Hendrix in the West(UK7位 US12位)※録音1969~1970年
 ☆1972年 More Experience
  1974年 Loose Ends
 ★1975年 クラッシュ・ランディング/Crash Landing(UK35位 US5位)
 ★1975年 ミッドナイト・ライトニング/Midnight Lightning(UK46位 US43位)※録音1968~1970, 1975年
 ★1978年 The Essential Jimi Hendrix
 ★1980年 ナイン・トゥ・ジ・ユニヴァース/Nine to the Universe(US127位)※録音1969年
 ★1981年 The Essential Jimi Hendrix Vol.2
 ☆1982年 炎のライヴ!! '68~'70/The Jimi Hendrix Concerts(UK16位)
 ★1983年 ベスト/The Singles Album(UK77位)
 ★1984年 キス・ザ・スカイ/Kiss the Sky(US148位)
 ☆1986年 モンタレー・ポップ・フェスティヴァル・ライヴ/Jimi Plays Monterey(US192位)※録音1967年
 ☆1986年 ジョニー・B・グッド/Johnny B. Good ※録音1970年
 ☆1986年 Band of Gypsys 2 ※録音1969~1970年
 ☆1987年 ライヴ・アット・ウィンターランド/Live at Winterland ※録音1968年
 ★1988年 Radio One(US119位)
 ★1990年 Lifelines:The Jimi Hendrix Story
 ☆1991年 Live Isle of Wight '70 ※録音1970年
 ☆1991年 Stages ※録音1967~1970年
 ★1992年 ジ・アルティメット・エクスペリエンス/The Ultimate Experience(US72位)
 ☆1994年 ウッドストック/Woodstock(US37位)※録音1969年
 ★1994年 ブルーズ/Blues(US45位)
 ★1995年 ヴードゥー・スープ/Voodoo Soup(UK83位 US66位)※録音1968~1970, 1995年
 ★1997年 ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン/First Rays of the New Rising Sun(UK37位 US49位)
 ★1997年 エクスペリエンス・ヘンドリックス~ベスト/Experience Hendrix:The Best of Jimi Hendrix(UK18位 US133位)
 ★1997年 サウス・サターン・デルタ/South Saturn Delta(US51位)※録音1967~1970
 ☆1998年 BBCライヴ/BBC Sessions(US50位)※録音1967, 1969
 ☆1999年 ライヴ・アット・ウッドストック/Live at Woodstock(US90位)※録音1969年
 ★2000年 ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス〜アンリリースト&レア・マスターズ/The Jimi Hendrix Experience(US78位)
 ★2001年 ヴードゥー・チャイルド~ザ・ジミ・ヘンドリックス・コレクション/Voodoo Child:The Jimi Hendrix Collection(UK10位 US112位)
 ☆2002年 ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス/Blue Wild Angel:Live at the Isle of Wight(US200位)※録音1970年
 ☆2003年 ライヴ・アット・バークレー/Live at Berkeley(US191位)※録音1970年
 ★2003年 Martin Scorsese Presents The Blues:Jimi Hendrix
 ☆2007年 ライヴ・アット・モンタレー/Live at Monterey(全米171位)※録音1967年
 ★2010年 ヴァリーズ・オブ・ネプチューン/Valleys of Neptune(UK21位 US4位)※録音1967~1970, 1987年
 ★2010年 ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ~ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー/West Coast Seattle Boy:The Jimi Hendrix Anthology 録音1964~1970年
 ☆2011年 ウィンターランド/Winterland(US171位)※録音1968年
 ★2013年 ピープル、ヘル・アンド・エンジェルス/People, Hell and Angels(UK30位 US2位)※録音1968~1970年
 ☆2013年 マイアミ・ポップ・フェスティヴァル/Miami Pop Festival(US39位)※録音1968年
 ☆2015年 フリーダム~アトランタ・ポップ・フェスティヴァル/Freedom:Atlanta Pop Festival(US63位)※録音1970年
 ★2018年 ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ/Both Sides of the Sky(UK8位 US8位)※録音1968~1970年

 <ラマタム>
  1972年 ラマタム/Ramatam(US182位)

 <レコーディング・セッション>
 *Martha Veléz
  1969年 Friends and Angels
 *ロジャー・チャップマン/Roger Chapman
  1980年 Mail Order Magic
 *Greg Parker
  1986年 Black Dog
 *David Torn
  1996年 What Means Solid, Traveller?
 *Junior Brown
  1998年 Long Walk Back
 *ブルース・キャメロン/Bruce Cameron
  1999年 Midnight Daydream


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『クリムゾン・キングの宮殿』(キング・クリムゾン)

2024-07-30 13:16:11 | albums

クリムゾン・キングの宮殿 In the Court of the Crimson King 


【歌・演奏】
  キング・クリムゾン/King Crimson


【リリース】
  1969年10月10日



【録音】
  1969年7月7日~8月13日 イングランド ロンドン ウェセックス
  


【プロデューサー】
  キング・クリムゾン/King Crimson


【エンジニア】
  ロビン・トンプソン/Robin Thompson


【レーベル】
  アイランド/Island
  アトランティック/Atlantic

  E.G.





【収録曲】(☆シングル=⑤)
 side:A
  ① 21世紀の精神異常者 (インクルーディング:ミラーズ) 7:21
    21st Century Schizoid Man  including:Mirrors
     (Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
  ② 風に語りて 6:05
    I Talk to the Wind
    (Ian McDonald, Pete Sinfield)
  ③ エピタフ(墓碑銘)  a) 理由なき行進 b) 明日又明日 8:48
    Epitaph  including:(a)March for No Reason (b)Tomorrow and Tomorrow
    (Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
 side:B
  ④ ムーン・チャイルド  a) ドリーム b) 幻想 12:13
    Moonchild  including:(a)The Dream (b)The Illusion
    (Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield)
 ☆⑤ クリムゾン・キングの宮殿 a) 帰って来た魔女 b) あやつり人形の踊り 9:27
    The Court of the Crimson King  including:(a) The Return of the Fire Witch (b) The Dance of the Puppets
    (Ian McDonald, Pete Sinfield)
    *1969年10月リリース US80位


【録音メンバー】
 ☆キング・クリムゾン
   ロバート・フリップ/Robert Fripp(electric-guitars, acoustic-guitars)
   グレッグ・レイク/Greg Lake(bass, lead-vocals)
   イアン・マクドナルド/Ian McDonald(piano, organ, mellotron, harpsichord, vibraphone, sax, flute, clarinet, bass-clarinet, lead-vocals②, backing-vocals)
   マイケル・ジャイルズ/Michael Giles(drums, percussions, backing-vocals, organ)
   ピート・シンフィールド/Pete sinfield(lyrics, illumination)


【チャート】
 1969年週間アルバム・チャート  イギリス5位 アメリカ(ビルボード)28位 日本(オリコン)96位
                  オーストラリア7位 カナダ27位 イタリア89位

【メ  モ】
 キング・クリムゾンのファースト・アルバム。
 ジャズやクラシックの音楽性を取り入れ、独創的で新しい世界を表現したこのアルバムは、プログレッシヴ・ロックのみならずロックの歴史に多大な影響を与えた。ザ・フーのピート・タウンゼントは、このアルバムについて「恐ろしいほどの傑作」とのレビューを寄せている。

 このアルバムは「ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート1位から蹴落とした」と紹介されることが多かったが、そういう事実はなく、ローカル・チャートにおけるできごとである。




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『放蕩者達の絆』(プロコル・ハルム)

2024-07-29 12:40:39 | albums

放蕩者達の絆 The Prodigal Stranger


【歌・演奏】
  プロコル・ハルム/Procol Harum


【リリース】
  1991年8月27日



【録音】
  ブラック・バーン(イングランド サリー州)
  オールド・バーン(イングランド サウス・クロイドン)
  ストーン・ルーム(イングランド ロンドン)
  ザ・ロフト(アメリカ合衆国 ニューヨーク市ブロンクスヴィル)



【プロデューサー】
  マット・ノーブル、ゲイリー・ブルッカー、マシュー・フィッシャー,、キース・リード/
  Matt Noble, Gary Brooker, Matthew Fisher & Keith Reid


【エンジニア】
  マット・ノーブル、ゲイリー・ブルッカー、キース・リード、マシュー・フィッシャー/
  Matt Noble, Gary Brooker, Keith Reid & Matthew Fisher


【レーベル】
  ズー・エンターテインメント/Zoo Entertainment


【収録曲】(☆シングル=①④⑨)
 ☆① トゥルース・ウォント・フェイド・アウェイ 4:17
    The Truth Won't Fade Away(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
    *1991年リリース
  ② ホールディング・オン 4:18
    Holding On(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ③ マン・ウィズ・ア・ミッション 4:08
    Man with a Mission(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
 ☆④ ターン・バック・ザ・ページ 3:58
    (You Can't) Turn Back the Page(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
    *1991年リリース
  ⑤ ワン・モア・タイム 3:42
    One More Time(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
  ⑥ ドリーム・イン・エヴリ・ホーム 4:02
    A Dream in Ev'ry Home(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
  ⑦ ロックス・ザ・クレイドル 4:05
    The Hand That Rocks the Cradle(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Chris T)
  ⑧ キング・オブ・ハーツ 4:23
    The King of Hearts(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
 ☆⑨ オール・アワ・ドリームス・アー・ソールド 5:30
    All Our Dreams are Sold(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Robin Trower)
    *1991年リリース 1991年ビルボード・メインストリーム・ロック・チャート29位
  ⑩ パーペチュアル・モーション 4:48
    Perpetual Motion(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)
  ⑪ ラーン・トゥ・フライ 4:23
    Learn to Fly(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matthew Fisher)
  ⑫ 幸福の追求 4:00
    The Pursuit of Happiness(words:Keith Reid music:Gary Brooker, Matt Noble)



【録音メンバー】
 ☆プロコル・ハルム
   ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
   マシュー・フィッシャー/Matthew Fisher(organ)
   ロビン・トロワー/Robin Trower(guitar)
   キース・リード/Keith Reid(lyrics)
 ☆ゲスト・ミュージシャン
   デイヴ・ブロンズ/Dave Bronze(bass)
   マーク・ブレゼジッキー/Mark Brzezicki(drums)
   ジェリー・スティーヴンソン/Jerry Stevenson(mandolin, guitar)
   ヘンリー・スピネッティ/Henry Spinetti(drums①)
   スティーヴ・ランジ/Steve Lange(backing-vocals②)
   マギー・ライダー/Maggie Ryder(backing-vocals②)
   ミリアム・ストックリー/Miriam Stockley(backing-vocals②)


【チャート】
 1991年週間アルバム・チャート  圏外

【メ  モ】
 プロコル・ハルム再結成後初、通算10枚目のスタジオ・アルバム。
 B.J.ウィルソンの死去がきっかけとなり、ゲイリー・ブルッカーを中心にキース・リード、マシュー・フィッシャー、ロビン・トロワーが集まってプロコル・ハルムが再結成された。
 レコーディングに参加したデイヴ・ブロンズは「ロビン・トロワー・バンド」のベーシスト、マーク・ブレゼジッキーは「ビッグ・カントリー」のドラマーである。


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『輪廻』(プロコル・ハルム)

2024-07-29 00:01:21 | albums

輪廻 Something Magic


【歌・演奏】
  プロコル・ハルム/Procol Harum


【リリース】
  1977年2月25日



【録音】
  1976年 クライテリア・スタジオ(アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ)


【プロデューサー】
  プロコル・ハルム/Procol Harum
  ロン・アルバート/Ron Albert

  ハウイー・アルバート/Howie Albert

【エンジニア】
  ジョン・ジャンセン/John Jansen


【レーベル】
  クリサリス・レコード/Chrysalis Records


【収録曲】(☆シングル=①③)
 side:A
 ☆① 魔法を呼ぶ嵐 3:36
    Something Magic(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1977年オランダのみリリース
  ② 薄氷の上を 4:49
    Skating on Thin Ice(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 ☆③ ウィザード・マン 2:41
    Wizard Man(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1977年リリース
  ④ 妖婦(サイレン)の爪あと 4:39
    The Mark of the Mick Claw(words:Keith Reid music:Mick Grabham)
  ⑤ 時の探訪者 6:08
    Strangers in Space(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 side:B
  ⑥ 小さな虫と無言の樹の物語:イントロダクション、小さな虫の侵入そして脅威 7:50
    The Worm & the Tree Part One(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
     a) Introduction
     b) Menace
     c) Occupation
  ⑦ 小さな虫と無言の樹の物語:樹の衰弱そして戦い 5:29
    The Worm & the Tree Part Two(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
     a) Enervation
     b) Expectancy
     c) Battle
  ⑧ 小さな虫と無言の樹の物語:新しい生命の芽生え、エピローグ 5:20
    The Worm & the Tree Part Three(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
     a) Regeneration
     b) Epilogue





【録音メンバー】
 ☆プロコル・ハルム
   ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
   ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
   ピート・ソリー/Pete Solley(organ, synthesisers)
   クリス・コッピング/Chris Copping(bass)
   B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums)
   キース・リード/Keith Reid(lyrics)



【チャート】
 1977年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)147位 イギリス41位
                 デンマーク13位 オランダ16位 ノルウェイ19位 フィンランド20位 スウェーデン23位 カナダ84位


【メ  モ】
 プロコル・ハルム9枚目のスタジオ・アルバム。通算10枚目のアルバム。
 アメリカのアルバム・チャートは、ビルボード147位に終わり、バンド史上初めて全米トップ100入りを逃した。
 このアルバムからクリス・コッピングがベース・パートを担当、キーボード奏者としてピート・ソリーが加入したが、アルバム発表後にコッピングが脱退。アルバムのプロモーション・ツアーにはエルトン・ジョン・バンドのディー・マレーが起用されたが、ツアーを最後にプロコル・ハルムは解散した。(1991年に再結成する)


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『プロコルズ・ナインス』(プロコル・ハルム)

2024-07-23 13:39:17 | albums

プロコルズ・ナインス Procol's Ninth


【歌・演奏】
  プロコル・ハルム/Procol Harum


【リリース】
  1975年8月1日



【録音】
  1975年


【プロデューサー】
  ジェリー・リーバー & マイク・ストーラー/Jerry Leiber & Mike Stoller


【エンジニア】
  ジョン・ジャンセン/John Jansen


【レーベル】
  クリサリス・レコード/Chrysalis Records


【収録曲】(☆シングル=①⑤)
 side:A
 ☆① パンドラの箱 3:38
    Pandora's Box(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1975年リリース UK16位 オランダ20位
  ② フールズ・ゴールド 4:00
    Fool's Gold(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ③ テイキング・ザ・タイム 3:39
    Taking the Time(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ④ アンクワイエット・ゾーン 3:37
    The Unquiet Zone(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 ☆⑤ ファイナル・スラスト 4:37
    The Final Thrust(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1975年リリース
 side:B
  ⑥ アイ・キープ・フォゲッティング 3:27
    I Keep Forgetting(Jerry Leiber, Mike Stoller)
  ⑦ ウィズアウト・ア・ダウト 4:30
    Without a Doubt(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑧ 笛吹のメロディー 4:26
    The Piper's Tune(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑨ タイピストの悩み 4:29
    Typewriter Torment(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑩ エイト・デイズ・ア・ウィーク 2:55
    Eight Days A Week(words & music:John Lennon & Paul McCartney)



【録音メンバー】
 ☆プロコル・ハルム
   ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
   ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar, vocal)
   クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
   アラン・カートライト/Alan Cartwright(bass)
   B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums)
   キース・リード/Keith Reid(lyrics)



【チャート】
 1975年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)52位 イギリス41位
                 フィンランド2位 デンマーク6位 スウェーデン9位 ノルウェイ11位


【メ  モ】
 プロコル・ハルム8枚目のスタジオ・アルバム。通算9枚目のアルバム。
 この作品のプロデューサーは、アメリカのソングライター・チームであるジェリー・リーバーとマイク・ストーラーである。ゲイリー・ブルッカーが彼らのファンだったところから、彼らを起用した。

 オリジナル作品を発表し続けてきたプロコル・ハルムだが、このアルバムで初めてカヴァー曲(チャック・ジャクソンの⑥「アイ・キープ・フォゲッティング」、ビートルズの⑩「エイト・デイズ・ア・ウィーク」)を手がけた。

 シングル・ヒットした①「パンドラの箱」は、バンドの初期に作曲されたものである。


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ヘンリー・マッカロー

2024-07-22 21:37:15 | guitar

ヘンリー・マッカロー Henry McCullough


【本名】
  ヘンリー・キャンベル・ライケン・マッカロー/Henry Campbell Liken McCullough

【パート】

  ギター、ベース、ヴォーカル

【生没年月日】
  1943年7月21日~2016年6月14日(72歳没)

【出身地】
  北アイルランド ロンドンデリー ポートスチュワート

【経 歴】
  スカイロケッツ/The Skyrockets
  ジーン & ザ・ジェンツ/Gene & The Gents(1964~1967)
  ザ・ピープル/The People(1967)
  エール・アパレント/Éire Apparent(1967~1968)
  スウィーニーズ・メン/Sweeney's Men(1968)
  グリース・バンド/Grease Band(1969~1971)
  スプーキー・トゥース/Spooky Tooth(1970)
  ウイングス/Wings(1971~1973)
  フランキー・ミラー・バンド/Frankie Miller Band(1975)
  ドクター・フィールグッド/Dr. Feelgood(1977)
  ヘンリー・マッカロー・バンド/The Henry McCullough Band



 ヘンリー・マッカローはアイルランド出身のギタリスト。ウイングスのギタリストだったことで知られる。
 また、ウッドストック・フェスティヴァルでパフォーマンスを行った唯一のアイルランド人でもある。


 マッカローは1943年7月21日に北アイルランドのロンドンデリー州ポートスチュワートで生まれた。
 1960年代初頭、「スカイロケッツ」というショウ・バンドにリード・ギタリストとして加入したのが、マッカローのショウ・ビジネス界でのキャリアの始まりである。
 1964年にスカイロケッツを脱退すると、「ジーン & ザ・ジェンツ」の結成に参加。
 1967年にベルファストに移ったマッカローは、アーニー・グラハム(vocal)、クリス・スチュワート(bass)、デイヴ・ルートン(drums)とともにサイケデリック・バンド「ザ・ピープル」を結成。この年ロンドンに拠点を移した彼らはマネージャーのチャス・チャンドラー(元アニマルズ)と契約することに成功し、バンド名を「エール・アパレント」に改め、ピンク・フロイドやソフト・マシーン、ザ・ムーヴ、ジミ・ヘンドリックス・エキスペリエンス、アニマルズなどとツアーを行った。
 1968年2月、アニマルズとのツアーのためにバンドとともにカナダのバンクーバーに滞在していたマッカローは、マリファナを所持していたため帰国させられ、そのままバンドを脱退した。
 同年5月頃にはアイルランドのフォーク・ロック・バンド「スウィーニーズ・メン」に加入、数ヵ月参加している。


 1969年、ロンドンに戻ったマッカローは、ジョー・コッカー(vocal)のバック・バンド「グリース・バンド」に加入する。当時のラインナップは、マッカローのほかクリス・ステイントン(keyboard)、アラン・スペナー(bass)、ブルース・ロウランド(drums)であった。マッカローが合流したグリース・バンドはアメリカー・ツアーを行い、8月にはウッドストック・フェスティヴァルにも出演した。
 1970年には、ロック・オペラ『ジーザス・クライスト・スーパースター』のスタジオ・アルバムのレコーディングに参加。また同年には、バンドの内紛で揺れていたスプーキー・トゥースに一時的に加入し、アルバム『ザ・ラスト・パフ』のレコーディングに参加したが、アルバムの発表前にバンドは解散した。


 グリース・バンドは1969年末にコッカーから独立し、ハーヴェスト・レコードと契約したが、翌71年にマッカローはグリース・バンドを脱退。
 グリース・バンドから離れたマッカローは、ダブリン北部を拠点に活動していたが、ポール・マッカートニー(bass, vocal)からの要請で、1971年12月に彼の新たなバンド「ウイングス」に参加することになった。
 マッカローのウイングスのメンバーとしての最初のレコーディングは、物議を醸したシングル「アイルランドに平和を」である。これは1972年に非武装の市民権デモ隊にイギリス軍が発砲して死者13人を出した「血の日曜日」事件に対して、アイルランド系のマッカートニーが抗議を表明したものであった。その結果、マッカートニーは「アイルランド軍を支持した」としてイギリスのメディアからの批判を浴び、BBCなど多くのメディアでは「アイルランドに平和を」を放送禁止とした。
 ウイングスに在籍中のマッカローは、「ハイ・ハイ・ハイ」「007 死ぬのは奴らだ」「マイ・ラヴ」などのヒット曲や、アルバム『レッド・ローズ・スピードウェイ』の収録に参加している。なかでも「マイ・ラヴ」におけるマッカローのギター・ソロはロック史上に残る名演だと言われている。マッカートニーはいつもと同じように、この曲のために短いソロを書いていた。収録はオーケストラの生演奏との共演だったが、スタジオ入りしたマッカローが録音直前に「ちょっと違うことを試してみてもいいかな?」と尋ねてきた。戸惑いながらその申し出を了承したマッカートニーだったが、マッカローのソロを聴いて驚愕したという。このソロは、マッカローの即興によるものであった。



ポール・マッカートニー(左)、ヘンリー・マッカロー(右)


 1973年8月、マッカローはウイングスから脱退。マッカートニーの演奏に対する注文の多さに端を発する音楽的見解の相違、そして長期ツアーによる疲労が重なったのがその理由である。脱退したのは、『バンド・オン・ザ・ラン』セッションのためナイジェリアに出発する前夜であった。

 
 1973年にピンク・フロイドが制作したアルバム『狂気』はロック史上に残るモンスター・ヒット・アルバムであるが、その中に収録されている「マネー」の最後に、マッカ
ローの「I don't know. I was really drunk at the time.(分からない、その時は本当に酔っていた)」というセリフを聞くことができる。これは、その前夜マッカローが夫人と喧嘩したことを思い出してのセリフだそうである。
 その後はフランキー・ミラー・バンドに参加し、1975年にアルバム『ザ・ロック』をリリース。同じく1975年にはダーク・ホース・レコードよりファースト・ソロ・アルバム「Mind Your Own Business」を発表している。
 また、セッション・ギタリストとしてロイ・ハーパー、エリック・バードン、マリアンヌ・フェイスフル、ロニー・レーン、ドノヴァンらと共演した。1977年には、ウィルコ・ジョンソンの後任として、一時的に「ドクター・フィールグッド」に加わっている。


 マッカローは、1980年8月にミッチ・ミッチェル(drums)、ティム・ヒンクリー(keyboard)などをメンバーとするバック・バンドとともにアイルランド・ツアーを行った。その後は手を負傷して長期間の活動休止を余儀なくされたが、アイルランドに残り、回復後は故郷のポートスチュワートでパーシー・ロビンソン(pedalsteel guitar)、ロー・ブッチャー(bass)、リアム・ブラッドリー(drums)らと新たなバンドを結成し、フロント・マンとして復帰する。




 1998年、マッカローはポーランドでツアーを行い、ポーランドのミュージシャンとともにライヴ・アルバムを収録、『Blue Sunset』のタイトルでリリースした。
 ポーランドから帰国したのち、シングル「Failed Christian」を録音したが、これはのちニック・ロウが彼のアルバム「ディグ・マイ・ムード」でカヴァーしている。
 その後もレコーディングと演奏を続け、2001年には『Belfast to Boston』(2001年)、『Unfinished Business』(2003年)などのソロ・アルバムを発表している。
 2003年にはアラスカのミュージシャン、ザ・レヴ・ニール・ダウンのアルバム『When A Wrong Turns Right』にギターで参加した。
 2007年、マッカローは元ジ・アラームのデイヴ・シャープ(guitar)と活動を開始し、ズート・マネー(keyboard)、ゲイリー・フレッチャー(bass)、コリン・アレン(drums)を加えたラインナップで「ハード・トラヴェラーズ」を結成する。このバンドは2008年1月にポーツマスの「ザ・セラーズ」でデビュー・ライヴを行った。
 2008年、『プア・マンズ・ムーン』を制作し、アイルランドでリリースする。
 2009年12月20日、ダブリンで行われたポール・マッカートニーのコンサートに出席した。マッカートニーは、マッカローがウイングスに貢献したことを公に認めた。
 2010年3月13日、マッカローは自分のバンドとともにスコットランドのファイフストック・フェスティヴァルに出演し、ヘッドライン・アクトを務めた。


 マッカローの、スワンプやブルースを昇華したいぶし銀のプレイは、アイルランドでは伝説的な存在と見なされている。彼はヨーロッパ全土で活動を続け、エド・ディーン、ジェームス・デラニー、ノエル・ブリッジマンらと共演した。
 2011年にはポール・ドハーティ & ザ・ヴァルズとのコラボレーションを行い、ギターとバッキング・ヴォーカルを担当した「ルック・トゥ・ジ・ワン」は全世界でエアプレイされた。


 2012年11月、マッカローは心臓発作のため重体に陥った。また併せて脳卒中を起こしたため、イギリスのラジオはマッカローの訃報を誤って報道されたほどだった。
 2015年3月17日、南西ロンドンのパトニーでマッカローのためのチャリティー・コンサートが開催され、そのためのバック・バンド「ヘンリーズ・ヒーローズ」が結成された。メンバーはマッカローのソロ・アルバムのメンバーだったティム・ヒンクリー(keyboard)、ニール・ハバード(guitar)、ジョン・ハルゼー(drums)のほか、メル・コリンズ(sax)、クマ原田(bass)が参加した。コンサートには、ポール・キャラック、ニック・ロウ、アンディ・フェアウェザー・ロウ、ボブ・テンチらが出演した。


 長い闘病生活を送っていたマッカローだが、心臓発作から完全に回復するには至らず、2016年6月14日早朝に北アイルランドのアントリム州バリーマネーにある自宅で死去した。72歳だった。







【ディスコグラフィ】(☆=ライヴ・アルバム ★=コンピレーションアルバム)
 
 <ソロ>
  1975年 Mind Your Own Business
  1984年 Hell of a Record 
  1987年 Cut
 ☆1989年 Get in the Hole

  1998年 Blue Sunset
  2001年 Belfast to Boston
  2002年 Unfinished Business
 ☆2007年 The Henry McCullough Band:FBI Live
  2008年 Poor Man's Moon
  2012年 Shabby Road


 <スプーキー・トゥース>
  1970年 ザ・ラスト・パフ/The Last Puff(US84位)

 <ウイングス>

  1973年 レッド・ローズ・スピードウェイ/Red Rose Speedway(UK5位 US1位)

 <レコーディング・セッション>
 *アンドリュー・ロイド・ウェバー & ティム・ライス/Andrew Lloyd Webber and Tim Rice
  1970年 Jesus Christ  Superstar
  1976年 Evita
 *ジョー・コッカー/Joe Cocker
  1969年 心の友/With a Little Help from My Friends(UK29位 US35位)
  1969年 ジョー・コッカー&レオン・ラッセル/Joe Cocker!(UK29位 US11位) 
  1974年 ア・リトル・レイン/I Can Stand a Little Rain(US11位) ※旧邦題「ユー・アー・ソー・ビューティフル」
  1975年 ジャマイカ・セイ・ユー・ウィル/Jamaica Say You Will(US42位)
 ☆1997年 オン・エアー/On Air 1968/1969(1968年録音)
 ☆2009年 Live at Woodstock
 *グリース・バンド/The Grease Band
  1971年 The Grease Band
  1975年 Amazing Grease(1970年~1971年録音)
 *ロゼッタ・ハイタワー/Rosetta Hightower

  1970年 Hightower
 *Christopher Kearney
  1972年 Christopher Kearney
 *Jackie Flavelle
  1972年 Admission Free
 *ドノヴァン/Donovan
  1973年 エッセンス/Essence to Essence
 *ヴィオラ・ウィルス/Viola Wills
  1974年 Soft Centers(のち「Without You」として再発)
 *デイヴ・カールセン
  1973年 Pale Horse
 *アンディ・フェアウェザー・ロウ/Andy Fairweather Low
  1974年 Spider Jiving
  2004年 Wide Eyed and Legless:The A&M Recordings
 *フランキー・ミラー・バンド/The Frankie Miller Band
  1975年 ザ・ロック/The Rock
 *ボビー・ハリスン/Bobby Harrison
  1975年 Funkist
 *ゲイリー・ロックラン/Gary Lockran
  1976年 Rags to Gladrags
 *マリアンヌ・フェイスフル/Marianne Faithfull
  1976年 ドリーミン・マイ・ドリームス/Dreamin' My Dreams(1978年「Faithless」として再発)
 *ロイ・ハーパー/Roy Harper
  1977年 Bullinamingvase(USでのタイトルは「One of Those Days in England」)
  1994年 Commercial Breaks(1977年録音)
  2011年 Songs of Love and Loss
 *スティーヴ・エリス/Steve Ellis
  1978年 The Last Angry Man(cassette issue)
 *ロニー・レーン/Ronnie Lane
 ☆1980年 Live at Rockpalast
  1980年 See Me
 *デニー・レイン/Denny Laine
  1980年 Japanese Tears
 *エリック・バードン/Eric Burdon
  1980年 Darkness Darkness
 *リンダ・マッカートニー/Linda McCartney
  1998年 Wide Prairie(1971年録音)
 *ブレンダン・クイン/Brendan Quinn
  2001年 Small Town
  2008年 Sinner Man
 *ケヴィン・ドハーティ/Kevin Doherty
  2002年 Sweet Water
 *リチャード・ギルピン/Richard Gilpin
  2002年 Beautiful Mistake
 *レヴ・ネイル・ダウン/Rev. Neil Down
  2003年 When a Wrong Turns Right
 *ティム・ヒンクリー/Tim Hinkley
  2005年 Hinkley's Heroes
 *ディーンズ/The Deans
  2006年 The Deans
 *スティーヴ・マリオッツ・オールスターズ/Steve Marriott's All Stars
  2007年 Wham Bam
 *ジェフ・グリーン/Jeff Greene
  2008年 Dark Nite of the Soul
 *ヴァルス/The Vals
  2011年 look to the One
 *Various Artists
 ☆1995年 Alive in Belfast – The Warehouse Sessions
 ★2014年 The Art of McCartney

 <シングル>
  1965年 ジーン & ザ・ジェンツ:Puppet on a String

  1968年 エール・アパレント:Follow Me
  1972年 ウイングス:アイルランドに平和を/Give Ireland Back to the Irish(UK16位 US21位)
  1972年 ウイングス:メアリーの子羊/Mary Had a Little Lamb(UK9位 US28位)
  1972年 ウイングス:ハイ・ハイ・ハイ/Hi, Hi, Hi(UK5位 US10位)
  1973年 ウイングス:マイ・ラヴ/My Love(UK9位 US1位)
  1973年 ウイングス:007 死ぬのは奴らだ/Live and Let Die(UK9位 US2位)
  1973年 ウイングス:カントリー・ドリーマー/Country Dreamer(「愛しのヘレン/Helen Wheels」のB面)


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『異国の鳥と果物』(プロコル・ハルム)

2024-07-22 00:35:17 | albums

異国の鳥と果物 Exotic Birds and Fruits


【歌・演奏】
  プロコル・ハルム/Procol Harum


【リリース】
  1974年4月



【録音】
  1973年~1974年
  AIRスタジオ(ロンドン)


【プロデューサー】
  クリス・トーマス/Chris Thomas


【エンジニア】
  ジョン・パンター/John Punter


【レーベル】
  クリサリス・レコード/Chrysalis Records


【収録曲】(☆シングル=①②③)
 side:A
 ☆① 狂夢 3:13
    Nothing but the Truth(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1974年リリース
 ☆② 国境の彼方に 3:03
    Beyond the Pale(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1974年オランダとドイツのみリリース
 ☆③ サムソンのように強く 5:05
    As Strong as Samson(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *1974年リリース
  ④ アイドル 6:38
    The Idol(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 side:B
  ⑤ 禊の先 3:44
    The Thin End of the Wedge(words:Keith Reid music:Gary Brooker) 
  ⑥ ムッシュ・アール・モンド 3:40
    Monsieur R. Monde(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑦ フレッシュ・フルーツ 3:05
    Fresh Fruit(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑧ バタフライ・ボーイズ 4:25
    Butterfly Boys(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑨ 灯り 4:07
    New Lamps for Old(words:Keith Reid music:Gary Brooker)



【録音メンバー】
 ☆プロコル・ハルム
   ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
   ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
   クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
   アラン・カートライト/Alan Cartwright(electric-bass, acoustic-bass)
   B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums, percussions, mandolin)
   キース・リード/Keith Reid(lyrics)
 ☆ゲスト・ミュージシャン
   B.J. コール/B.J. Cole(pedal steel guitar③)


【チャート】
 1974年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)86位
                 デンマーク9位 スウェーデン9位 ノルウェイ12位 フィンランド16位 ドイツ38位 オーストラリア82位



【メ  モ】
 プロコル・ハルム7枚目のスタジオ・アルバム。通算8枚目のアルバム。リリース当初の邦題は『幻想』であった。
 ジャケットは、ハンガリー生まれのイギリスの画家ヤコブ・ボグダニ(1658~1724)の作品『果物と鳥』である。
 ⑧「バタフライ・ボーイズ」は、クリサリス・レコードとの契約条件に不満を抱いたバンドが、その不満を歌で表したもの。


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『グランド・ホテル』(プロコル・ハルム)

2024-07-18 01:37:59 | albums

グランド・ホテル Grand Hotel


【歌・演奏】
  プロコル・ハルム/Procol Harum


【リリース】
  1973年3月



【録音】
  1972年
  AIRスタジオ(ロンドン)


【プロデューサー】
  クリス・トーマス/Chris Thomas


【エンジニア】
  ジョン・パンター/John Punter


【レーベル】
  クリサリス・レコード/Chrysalis Records


【収録曲】(☆シングル=①⑤⑥⑨)
 side:A
 ☆① グランド・ホテル 6:08
    Grand Hotel(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *アメリカ117位 オランダ20位 North America, Australia and Continental-Europe only release
  ② トゥジュールズ・ラムール 3:32
    Toujours L'amour(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ③ ラム・テール 3:21
    A Rum Tale(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ④ T.V. シーザー 5:54
    T.V. Caesar(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 side:B
 ☆⑤ スーヴェニア・オブ・ロンドン 3:21
    A Souvenir of London(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *ベルギー42位  
 ☆⑥ ブリンギング・ホーム・ザ・ベーコン 4:18
    Bringing Home the Bacon(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
    *North America only release
  ⑦ フォー・リコリス・ジョン 4:26
    For Liquorice John(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
  ⑧ ファイアーズ 5:08
    Fires (Which Burnt Brightly)(words:Keith Reid music:Gary Brooker)
 ☆⑨ ロバーツ・ボックス 4:49
    Robert's Box(words:Keith Reid music:Gary Brooker)





【録音メンバー】
 ☆プロコル・ハルム
   ゲイリー・ブルッカー/Gary Brooker(piano, vocals)
   ミック・グラバム/Mick Grabham(guitar)
   クリス・コッピング/Chris Copping(organ)
   アラン・カートライト/Alan Cartwright(electric-bass, acoustic-bass)
   B.J. ウィルソン/B.J. Wilson(drums, percussions, mandolin)
   キース・リード/Keith Reid(lyrics)
 ☆ゲスト・ミュージシャン
   クリスチャンヌ・ルグラン/Christianne Legrand(vocal⑧)


【チャート】
 1973年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)21位 デンマーク4位 スウェーデン5位 フィンランド6位 オーストリア6位
                 ノルウェー8位 オランダ9位 カナダ18位 ドイツ24位 オーストラリア28位



【メ  モ】
 プロコル・ハルム6枚目のスタジオ・アルバム。通算7枚目のアルバム。これを彼らの最高傑作とする声も多い。
 アメリカではビルボードで最高21位を記録し、5作連続(ライブ・アルバムを含めると6作連続)して全米トップ40入りを果たした。
 またヨーロッパではとくに好評をもって迎えられており、デンマークで4位、スウェーデンで5位、フィンランドとオーストリアで6位、ノルウェーで8位、オランダで9位を記録している。
 ⑧「ファイアーズ」にヴォーカルとして参加しているクリスチャンヌ・ルグランは、ミシェル・ルグランの実姉である。
 このアルバムの完成を間近にひかえた1972年9月に、デイヴ・ボール(guitar)が脱退したため、後任のミック・グラバムがギター・ソロをオーヴァー・ダビングした。


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