病気が教えてくれたこと。

2010年03月17日 18時19分00秒 | 日記
     
             あげながら、 もらうものがある。
                   
                  今回、姉の病気が、教えてくれたこと です。

私は自分の病気以来、特異体質になり、抗生物質が一切飲めない身体になりました。

不思議なのですが、抗生物質を飲むと肝臓が機能障害を起こし死にそうになったことが3度。

それまでは平気だったので、3度目にしてようやく医師も気付いたというわけです。

だから今回姉の所へ行くのは、結構命がけだったのです。

万が一ウイルスに感染したら、抗生物質の飲めない私は、大げさでなく命取りになるかも知れませんから。

ですから夫は、今回は行くのはよせと・・・。  強烈に反対されました。

でもあまり泣きごとの言わない姉が、片目は失明するかも知れないと医師に言われ、本当にまいっていたのです。

自分の事を理由に「今回はパス。」とは、言えませんでした。


幸い姉は、失明は免れましたが、まだまだ完治までは、時間がかかりそうです。

でも、焦らず気長に、助け合いながら完治を目指そうと思います。

 
                                   


母が、私と二人きりの時、じ~っと私を見ているので、「なに?」って言ったら、

「わざわざ来なくても良い」 と、  「お前が死んだら、困る」 と。

そして 「わしより先に死んでくれるな」 と。


しっかり分かっているのです。  

姉がウイルス性の顔面マヒを起こしていることも、 私が、ガンであることも・・・。

言ったおぼえは ないのに・・・。



号泣してしまいました。 病院であることも、 病気の母の前であることも忘れて・・・。

泣いて 泣いて 泣いて・・・。 

一人で耐えてましたから。  自分がしっかりしなくては、 って思ってましたから。

ず~っと耐えていたものが堰を切ったように流れ出て とめようがありませんでした。

でも、肩に力に入らなくなり、久しぶりに大泣きして、母の大きな懐に抱かれているような安ど感と、

果てしない無限、無音の宇宙に浮いているような、とてもリラックスした気持ちになりました。

そして、

本当に、人間は決してひとりでは、生きてはいないと言う事。  

支え支えられて生きているんだと言うこと。

病気さえも、それ以上ムリするなと、身体を使いサインを送ってくれていること。

色々と気付かされました。

万物すべてに感謝の心を忘れずに、支えあって、これからも生きて行こうと、思いました。


               あげながら もらうものもある

                  今回の事で私が学んだ、ことです。