きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.3.26 『ラッキ―』を渋谷アップリンクで観る。ロビーでイラストレーター高松啓二さんの作品展開催中。

2018-03-27 | 映画レビュー
ハリー・ディーン・スタントンの遺作『ラッキ―』を渋谷アップリンクで観る。この映画、好きだなあ。ことし観た愛すべき映画、3本目です。

アップリンクで観たのは、今日までこの映画館のロビーで、親しくしていただいているイラストレーター、高松啓二さんの作品展が行われていたから。スタントンファンで、頼まれもしないのに、この映画をテーマにイラストを描いたところ、それを知った配給関係が是非に、と企画化。急きょ特別展示が決まったそうです。いい感じでしょ。

映画の舞台はメキシコ国境に近いアメリカ西部の小さな町、90を越えた”ラッキー”とあだ名される独り身の老人の日常を実に淡々と描いています。老人のつぶやくアフォリズム、彼をとりまく人間たち(なかにデビッド・リンチも)との会話、時々流れるマリアッチ、砂漠の風景など、ペキンパーの西部劇や、『パターソン』なんかすきな人にはたまらない作品です。2015年のアメリカ映画。この映画を撮り終えて2017年、スタントンは91歳で他界しています。

展示を観たら、高松さんとばったり会い、映画のあとはIさん、Sさん、Yさんと映画談義となりました。今日は禁酒をカミさんに言い渡されていたのですが、やむをえません。楽しい夜になりました。



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