今日は名画座三昧。池袋・新文芸坐で『驟雨』『銀座化粧』の成瀬巳喜男監督2本立て、ラピュタ阿佐ヶ谷で『三十六人の乗客』と、日本映画を堪能しました。
文芸坐はいま「香川京子映画祭」(30日まで)。『驟雨』(1956年)は原節子さん、『銀座化粧』(1951年)は田中絹江さんが主演。20代前半の香川さんはともに二番手あたりで、おふたりの妹的な役割です。清楚でもうひたすら可愛い。わざとらしさが微塵もない。
2本とも何度か観てますが、お目当てはの『銀座化粧』。じっくり観たあと家に戻り、あの大瀧詠一さんによる超詳細なこの作品の撮影場所分析を読み直そうという計画です。この分析が掲載された「東京人」2009年11月号はいつ読んでも楽しめます(amazonだと4000円はする稀少本)。川本三郎さんが聞き手になった「大瀧詠一の"映画カラオケ”のすすめ」という特集記事、樋口尚文さんの「”東京映画”を周遊する」、川本さんの「警視庁物語」について書かれた一文などなど。今夜はこれで夜更かしだな。
その前に阿佐ヶ谷。『三十六人の乗客』(1957年)は「石上三登志スクラップブック ミステリ劇場へようこそ」の一本です。強盗殺人犯が逃走中、夜行スキーバスに紛れこんだという設定の、有馬頼義原作ミステリを映画化したもの。なぜかその中に偶然、刑事の小泉博が客として同乗していて、犯人を探します。多々良純、千秋実、森川信、中谷一郎、佐藤允などの乗客がみんな怪しいが。監督は杉江敏雄。結構いいです。
文芸坐はいま「香川京子映画祭」(30日まで)。『驟雨』(1956年)は原節子さん、『銀座化粧』(1951年)は田中絹江さんが主演。20代前半の香川さんはともに二番手あたりで、おふたりの妹的な役割です。清楚でもうひたすら可愛い。わざとらしさが微塵もない。
2本とも何度か観てますが、お目当てはの『銀座化粧』。じっくり観たあと家に戻り、あの大瀧詠一さんによる超詳細なこの作品の撮影場所分析を読み直そうという計画です。この分析が掲載された「東京人」2009年11月号はいつ読んでも楽しめます(amazonだと4000円はする稀少本)。川本三郎さんが聞き手になった「大瀧詠一の"映画カラオケ”のすすめ」という特集記事、樋口尚文さんの「”東京映画”を周遊する」、川本さんの「警視庁物語」について書かれた一文などなど。今夜はこれで夜更かしだな。
その前に阿佐ヶ谷。『三十六人の乗客』(1957年)は「石上三登志スクラップブック ミステリ劇場へようこそ」の一本です。強盗殺人犯が逃走中、夜行スキーバスに紛れこんだという設定の、有馬頼義原作ミステリを映画化したもの。なぜかその中に偶然、刑事の小泉博が客として同乗していて、犯人を探します。多々良純、千秋実、森川信、中谷一郎、佐藤允などの乗客がみんな怪しいが。監督は杉江敏雄。結構いいです。