きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.3.24 池袋・新文芸坐で『驟雨』『銀座化粧』、ラピュタ阿佐ヶ谷で『三十六人の乗客』と、日本映画を堪能を堪能しました。

2018-03-24 | 映画レビュー
今日は名画座三昧。池袋・新文芸坐で『驟雨』『銀座化粧』の成瀬巳喜男監督2本立て、ラピュタ阿佐ヶ谷で『三十六人の乗客』と、日本映画を堪能しました。

文芸坐はいま「香川京子映画祭」(30日まで)。『驟雨』(1956年)は原節子さん、『銀座化粧』(1951年)は田中絹江さんが主演。20代前半の香川さんはともに二番手あたりで、おふたりの妹的な役割です。清楚でもうひたすら可愛い。わざとらしさが微塵もない。

2本とも何度か観てますが、お目当てはの『銀座化粧』。じっくり観たあと家に戻り、あの大瀧詠一さんによる超詳細なこの作品の撮影場所分析を読み直そうという計画です。この分析が掲載された「東京人」2009年11月号はいつ読んでも楽しめます(amazonだと4000円はする稀少本)。川本三郎さんが聞き手になった「大瀧詠一の"映画カラオケ”のすすめ」という特集記事、樋口尚文さんの「”東京映画”を周遊する」、川本さんの「警視庁物語」について書かれた一文などなど。今夜はこれで夜更かしだな。

その前に阿佐ヶ谷。『三十六人の乗客』(1957年)は「石上三登志スクラップブック ミステリ劇場へようこそ」の一本です。強盗殺人犯が逃走中、夜行スキーバスに紛れこんだという設定の、有馬頼義原作ミステリを映画化したもの。なぜかその中に偶然、刑事の小泉博が客として同乗していて、犯人を探します。多々良純、千秋実、森川信、中谷一郎、佐藤允などの乗客がみんな怪しいが。監督は杉江敏雄。結構いいです。





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2018年 3月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は13本。『ボス・ベイビー』は必ず観ます!

2018-03-24 | 映画レビュー
3月第4週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は13本。うち、21日祭日公開が3本。

今週必ず観ます、という一本は。
『』
突然赤ちゃんがやってきて、弟だといわれ戸惑う7歳の兄。ところがこの赤ちゃん、見た目とはちがいオッサンで産業スパイだった。という、記事を読んでもいくつか???が浮かぶ。でも面白そう。

気になる作品は。
『BPM ビート・パー・ミニット』
昨年のカンヌグランプリ。90年代パリ、エイズ患者の生きる権利を守ろうと立ち上がった若者たちの青春物語。

『サイモン&タダタカシ』
PFFスカラシップ作品。男子高校生ふたりのロードムービーのようです。朝日・山根貞男さんの評では「監督は小田学。ぴあフィルムフェスティバルから注目すべき新人が出てきた」。これは観ておかねば。

『大英博物館プレゼンツ 北斎』
昨年秋、大英博物館で開催された『北斎展』とその舞台裏をまとめたドキュメンタリー。外国人の捉え方に興味があります。

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