ヒューマントラストシネマ渋谷で『ゴッド・オブ・ウォー』を観る。開催中の「未体験ゾーンの映画たち2018」の一本です。お目当ては、倉田保昭さん。この作品で香港の評論家が選ぶ香港電影評論学会大奨・最優秀男優賞を受賞。香港電影金像奬(香港電影金像奬=発表は4月)でも助演男優賞にノミネートされています。
16世紀なかば、明王朝時代の中国。沿海部を荒らす倭寇を撃破した英雄戚継光を主人公にした合戦歴史劇。中国では『蕩寇風雲』というタイトルで昨年5月に公開された大作です。監督は香港のベテラン、ゴードン・チャン。アクションスターのチウ・マンチェクが戚継光に扮し、サモ・ハン・キンポーも将軍役で出演しています。
倉田さんの役は、倭寇の頭目。チラシによれば、実は松浦藩の武士であり、武器購入の資金稼ぎのために倭寇の名を騙っていた、という設定。日本はまだ戦国時代なので、「藩」というのはどうかな、とも思う。「松浦」というのも? だが、なんとなくそれらしい。それはともかく、倉田さん扮する頭目は、孫子の兵法を諳んじる教養人で、武術のみならず、拳法(倉田さんですからね)の達人、という風に描かれています。実に堂々としていて、かっこよかった。
倉田さんは昨年、TVドラマ『やすらぎの郷』にも出演。藤竜也さんと元気な立ち回りを見せてくれました。『マンハント』にもでてました(役名は坂口秀夫)。1946年生まれですから71歳か、お元気です。ドラゴンブーム時代の香港で活躍した方ですからね、香港の映画人が敬意をもって接している、そう思います。香港アカデミー賞は『空手道』『ゴッド・オブ・ウォー』の2本が対象。初ノミネートだそうです。なんとか獲ってほしいですね。
ということなんですが、この映画、こういう企画上映でしか観るチャンスはありません。上映はあと3回。いまの日本では上映してくれるだけでもありがたいです。
16世紀なかば、明王朝時代の中国。沿海部を荒らす倭寇を撃破した英雄戚継光を主人公にした合戦歴史劇。中国では『蕩寇風雲』というタイトルで昨年5月に公開された大作です。監督は香港のベテラン、ゴードン・チャン。アクションスターのチウ・マンチェクが戚継光に扮し、サモ・ハン・キンポーも将軍役で出演しています。
倉田さんの役は、倭寇の頭目。チラシによれば、実は松浦藩の武士であり、武器購入の資金稼ぎのために倭寇の名を騙っていた、という設定。日本はまだ戦国時代なので、「藩」というのはどうかな、とも思う。「松浦」というのも? だが、なんとなくそれらしい。それはともかく、倉田さん扮する頭目は、孫子の兵法を諳んじる教養人で、武術のみならず、拳法(倉田さんですからね)の達人、という風に描かれています。実に堂々としていて、かっこよかった。
倉田さんは昨年、TVドラマ『やすらぎの郷』にも出演。藤竜也さんと元気な立ち回りを見せてくれました。『マンハント』にもでてました(役名は坂口秀夫)。1946年生まれですから71歳か、お元気です。ドラゴンブーム時代の香港で活躍した方ですからね、香港の映画人が敬意をもって接している、そう思います。香港アカデミー賞は『空手道』『ゴッド・オブ・ウォー』の2本が対象。初ノミネートだそうです。なんとか獲ってほしいですね。
ということなんですが、この映画、こういう企画上映でしか観るチャンスはありません。上映はあと3回。いまの日本では上映してくれるだけでもありがたいです。
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