きょうも映画館通い by Banzong

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2018.3.1 渋谷シネパレスで『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』を観る。いい後味! #ビッグ・シック

2018-03-01 | 映画レビュー
渋谷シネパレスで『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』を観る。これは、外国映画ではことし1本目のマイ・フェイバリット・ムービー! 愛すべき映画です。

主人公はシカゴに住む、パキスタン人のスタンダップ・コメディアン。まだ売れてはいません。家族もシカゴにいて敬虔なイスラム教徒。彼はひっきりなしに見合いをさせられているとか、得意のネタもそのあたりのやや自虐的なもの。でていたクラブでアメリカ人の大学院生と知り合い、付き合い始めるのですが、民族文化のちがいもあって、関係がぎくしゃくしてきます。そんななかで、なんと彼女が急病で昏睡状態になってしまいます。

涙の難病ものではなく、カルチャーギャップを背景にしたロマンティック・コメディ。看病にやってくる彼女の父母がドラマをひっぱります。主演クメイル・ナンジアニ自身の実話の映画化だそうで、脚本も彼の担当。「誰でも一本は傑作を書ける。自分の周囲の世界を書くことだ」という『祭りの準備』で引用された新藤兼人の言葉を思い出しました。

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