香港ディズニーランド開園前夜のTV特番『香港ディズニーランド開幕前夜祭（香港迪士尼樂園開幕慶祝晩會）』の中で、新人女性タレント・チェン・ヤンイー（鄭欣宜）さんが「白雪姫」に扮して舞い踊るシーンが放映されたところ、「キモい」「吐き気がする」などとあきらかな個人攻撃の苦情が放送管理局に171件も寄せられた。同番組を放送した地元テレビ局のTVBは「努力している新人タレントに対し、酷すぎる。失礼だ」と不快感を示した。
問題のタレント・チェン・ヤンイー（鄭欣宜）さんは香港の大物スター、アダム・チェン（鄭少秋）さんとこれまた国民的人気タレント、リディア・シャム（沈殿霞）さんの間に生まれた。超有名人の子どもとして、幼いころからマスメディアで報道され、香港人で知らない人はいない。
彼女は母親の体型に似たのか超肥満児で、104Kgもあったのだが、2004年にダイエットエステの協力で一気に68Kgまで減量（36Kgダウン）に成功して大きな話題になった。この成功をきっかけに今年から本格的に芸能活動を行っている。さらには熱愛発覚か？等ヤンイーさんにまつわるスクープネタまで出始めている。
さて日曜の夜に放送されたTV特番で、ヤンイーさんが七人の小人と一緒に歌い踊るビデオクリップが放送された。その後、香港で放送内容を監督する政府機関「放送管理局（廣管局）」に171件もの苦情が寄せられた。これは今年度一番組への苦情としては最多だという。
それら苦情の内容はどれもヤンイーさんの出演場面に対するもので、彼女が扮する「白雪姫」を指して「見ていてガクブル[[ ;゜Д゜]]（令人不安）」、「子どもに悪影響を与える（兒童不宜）」、「ヘドがでる（令人惡心）」また「子どもがトラウマに！（嚇壞小朋友）」さらには「＜チビッコのみんな！必ずおうちの人といっしょにみようね☆＞等、有害な内容を含む放送であることを番組冒頭でアナウンスすべき（該節目應加上家長指引）」という、ヤンイーさんの容姿が醜いという意味の個人攻撃であったという。
ネット上でもこの番組について批判する者もおり、掲示板上で「連名でヤンイーに苦情をおくりつけてやろうぜ！」と書き込む心ないネット住人もいたという。
インタビューに答え、実父のアダム・チェンさんは芸能界の大先輩として「その番組は見なかったけど、あの子のエンターテイナーとしての素質はすばらしいよ。こき下ろされるのなんかこの世界じゃ当たり前。芸能界でやっていきたいなら、とにかく頑張ればいいこと。あのチョウ・ユンファ（周潤發：映画スター）だって、昔はさんざん痛烈に攻撃されたもんさ。自分の実力で、視聴者を納得させていけばいいのさ。批判？たいしたことないぞ～原因を研究してそれを解決すればいい。だけど、なんで批判されるのかねえ？」 と語った。
正直、スリムになったものの、生まれつきまるまっこい顔つきのヤンイーさんは、心ない人々に相変わらず「豚」「ウザい」などと酷評されている。
つい最近ではおなじテレビ局・TVBで放送された子ども音楽番組『兒歌金曲頒獎典禮2005』中、同局専属のイケメン新人タレント、ロン・ンー（呉卓羲）さんが王子に扮して唱うシーンがあり、プリンセス役のヤンイーさんがロンの頬に「軽くキス」したのが放送されるや、ロン様ファンの女性達から54件もの苦情が放送管理局へ寄せられ、ちょっとしたニュースになったばかり。
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母に似て肥満児の有名な欣さん
104Kgの「どうしようもない百貫デブ」が36kgの減量に成功したニュースは
2004年夏、香港社会を震撼させた
