成績に悩む男子高校生(大学予科)が飛び降り自殺した。中国語で教えるいわゆる「中中=中文中学」から英文中学に転校したところ、なじめずに成績が急落。家族に「もう勉強したくない!」と訴え、家族が寝静まった深夜に自宅マンションの高所から飛び降り自殺を図り、亡くなった。
楊孝平さん(17)は香港島・薄扶林道聖士提反堂中学のF7(中学7年:大学予科)の理系コースで学んでいた。中国で生まれたあと幼いころ香港に移住してきた孝平さんは楊家の一人息子で、両親とともに香港島、西環にあるマンションで暮らしていた。事件後、自室から英文と中文の遺書あわせて2通が発見された。内容はどちらも「憂鬱だ(不開心)」というもの。
親戚の人の話によると、これまでは成績優秀な子であったが、中学6年のとき現在の学校に移ったところ、英語での授業になじめないのか成績が悪くなり、前学期では英語のテストが合格点に達していなかったという。夏休みは自宅にこもりっきりで勉強していたようで、「ほかのクラスメートは英語ができるので、自分は太刀打ちできない」というようなことを漏らしたことがあるが、内向的な性格から、苦しみをあまり口にしなかったのではないかとみられている。
写真は道教の伝統にのっとり、死んだ場所で弔いの儀式をする家族
楊孝平さん(17)は香港島・薄扶林道聖士提反堂中学のF7(中学7年:大学予科)の理系コースで学んでいた。中国で生まれたあと幼いころ香港に移住してきた孝平さんは楊家の一人息子で、両親とともに香港島、西環にあるマンションで暮らしていた。事件後、自室から英文と中文の遺書あわせて2通が発見された。内容はどちらも「憂鬱だ(不開心)」というもの。
親戚の人の話によると、これまでは成績優秀な子であったが、中学6年のとき現在の学校に移ったところ、英語での授業になじめないのか成績が悪くなり、前学期では英語のテストが合格点に達していなかったという。夏休みは自宅にこもりっきりで勉強していたようで、「ほかのクラスメートは英語ができるので、自分は太刀打ちできない」というようなことを漏らしたことがあるが、内向的な性格から、苦しみをあまり口にしなかったのではないかとみられている。
写真は道教の伝統にのっとり、死んだ場所で弔いの儀式をする家族