番朝FU

The Ban Dynasty FU

【香港:社会】9/8高校生が飛び降り自殺 ストレスか

2005-09-09 12:11:26 | 【香港:社会】
 成績に悩む男子高校生(大学予科)が飛び降り自殺した。中国語で教えるいわゆる「中中=中文中学」から英文中学に転校したところ、なじめずに成績が急落。家族に「もう勉強したくない!」と訴え、家族が寝静まった深夜に自宅マンションの高所から飛び降り自殺を図り、亡くなった。
 楊孝平さん(17)は香港島・薄扶林道聖士提反堂中学のF7(中学7年:大学予科)の理系コースで学んでいた。中国で生まれたあと幼いころ香港に移住してきた孝平さんは楊家の一人息子で、両親とともに香港島、西環にあるマンションで暮らしていた。事件後、自室から英文と中文の遺書あわせて2通が発見された。内容はどちらも「憂鬱だ(不開心)」というもの。

 親戚の人の話によると、これまでは成績優秀な子であったが、中学6年のとき現在の学校に移ったところ、英語での授業になじめないのか成績が悪くなり、前学期では英語のテストが合格点に達していなかったという。夏休みは自宅にこもりっきりで勉強していたようで、「ほかのクラスメートは英語ができるので、自分は太刀打ちできない」というようなことを漏らしたことがあるが、内向的な性格から、苦しみをあまり口にしなかったのではないかとみられている。


写真は道教の伝統にのっとり、死んだ場所で弔いの儀式をする家族

【香港:社会】9/8電気で魚捕ろうとしてスッテン、自分が水中感電死

2005-09-09 11:39:07 | 【香港:社会】
 

 倹約に励む失業手当受給者の男性が、220Vの家庭コンセント電流で渓流の魚をしびれさせて捕り、おかずにしようとしたところ、足を滑らせて水中に転落、感電して死亡した。
 亡くなったのは王富康さん(49)、あだ名は「ちんちくりん王」。妻と3人の子供と共に沙埔仔村の一戸建てに住んでいた。娘2人は中学生で、息子はまだ幼稚園。王さんはタイポ(大埔)地区の雑貨店で自転車配達をしていたが、数年前に解雇され無職となって現在に至る。
 現在の住居へは6年前に転居してきており、失業手当を受けていた。子供の学費がかさむため、生活はかなり厳しく、王さんはいつも川で魚を捕って食費を浮かせていたという。
 現場は王さんの家から20メートルほど離れたところにある、幅約1メートル、深さも1メートルほどの川で、多くの淡水魚が泳いでいる。王さんはここで、よく自宅からコンセントの電気をコードで引っ張り、水中の魚を電気ショックで捕らえていたという。
 8日午後3時ころ、王さんは長さ30メートルの赤い電線を、自宅のコンセントに差込み、金網も使って、魚を捕らえようとしているのを目撃されている。
 その一時間後、妻が子供を幼稚園からピックアップして帰宅する途中、王さんが両足を川に入れたまま倒れているのを発見。大声で「誰か助けて!」と救助を求めた。
 これを聞きつけた村の住民がすっ飛んできて警察に通報。王さんは病院に担ぎこまれたが、死亡が確認された。川のほとりには王さんが取ったと思われる魚が11匹、バケツの中にあったという。

 警察と機電署の職員とともに自宅を調査したところ電線が被覆を剥いてコンセントに突っ込まれており、アースもつけておらず危険な状態であったという。おそらくは川のほとりに立っていた王さんが川に落ち、結果全身が電線からの電気と導体である水によって感電をおこし、命を落としたものと見られる。