日本のお正月です。外は吹雪です。
囲碁をして遊びましょう
(ふくさん、みむきん、みなさ~ん 相手してくり~~~~)
ということで、無理矢理囲碁講座です。
私が囲碁を愛する理由。
それは、囲碁は自由と平等と助け合いのゲームだからです。
石のひとつひとつは私たちです。ひとりではとても弱い。王様も家来も肩書きも何にもありません。ただの一つの石です。けれど、仲間が手と手を結ぶと強くなります。
囲碁は土地を取ったり取られたりします。たくさん取ろう、独り占めしようと欲ばると損をします。相手にもあげます。でも、あくまで前向き、積極的でなければやられてしまいます。少しだけでいい、トータルで相手より多ければ勝ちです(ゲームだからね)。
では、実際に碁盤を見ながら、雰囲気を感じてもらいましょう。
広い地球に黒さんと白さんがふたり。寂しいですね~~~。これからどうやって、生きていったらいいのでしょう。
黒さんの仲間が。でも、ちょっと遠いので心細い。白さんがこの辺の土地がほしいとやって来ました。黒さんどうする?
よく言う「布石を打つ」というのはこんな感じですね。将来、この辺りの土地がほしいんだけどな~、って大ざっぱに打っておく。白さんは左側、黒さんは右と上の方へ。(真ん中を囲うには石がたくさんいるので、隅っこや辺、端の方の効率のいいところから打っていきます)
この大ざっぱさが好きだ。それに、何だか夢がある。
石と石がつながって(しっかりと手を繋いで)土地の境界線ができてくる。斜めの所は相手に割り込まれると切れるのでちょっと危ないんだけど、ここは仲間がいるからこれは大丈夫。白さんは隅に向かってもう土地が囲めそう(狭いけどね)。黒さんは中の方に向かって土地を囲めるかな?白さんはほぼ確実だし、黒さんも中央に向かっていけそうだし仲間もいるし五分五分という感じ。
ひとつの所ばかり見てると、広い所を相手に取られてしまうよ。時には碁盤全体を眺めることも大事。これが「大局観」ですな。
黒さんが右の方に土地ができそうですね。白さんは上の方に。
たくさんの白さんの中にはさまれて、黒さんが一人いるのがわかるかな?何とも心細い。この黒さんはピ~ンチです。(ぐるりと囲まれると死んでしまいます。仲間が来てくれるといいね)
白の土地が大きいのが下の方に、右上隅と左上隅にもほぼできそう。黒は大きいのが右に、左下の方にもできそう。
境界線がはっきりしました。これで終了です。あとは、地面の広さを数えて、トータルして広い方が勝ち。
ね、シンプルでしょ。シンプルで奥が深い。
楽しいよ~。やりたくなったでしょ~
いつでもカモ~ン
曖昧でつかみどころがない。
ほら、途中で終わっちゃうでしょう。
将棋は初段なんですが、目的がはっきりしています。
わかりやすい^^
したっけ。
囲碁は、将棋みたいに王様取ったら勝ち、みたいなわかりやすさはないですね。
「終わり?」「終わりだね」みたいな、「終わり?」「いや、まだ」「じゃ、どうぞ」みたいなのもあるし。
この曖昧さ?も優しくて好きです。
途中で終わるのは「負けました」かな?
差が開きすぎて挽回できそうにない時に、負けを認める潔さがいいです。^^
平和なゲームだと思います。
素人向け新春以後講座、ありがとうございます!
おかげで何となくイメージわきました~
やってみたいような、面倒くさいような・・・
ちなみに、中央やや左上部分のちょっと空いた地面は、
白さんのもの?黒さんのもの?
のまちがいでした~
けっこう簡単でしょ。要は仲間と協力して土地を囲めばいいのです。
イメージしながら右脳を使うゲームなので、覚えることはそんなに多くないし、私でも何とかできます。
質問の箇所ですが、この先黒白どちらも囲めないので、どっちの土地でもないです。これが「駄目」です。
囲碁の言葉がけっこう日常語になってます。おもしろいでしょ?
やりましょ~やりましょ~^^