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6.頭を使ってやり返す いじめに負けない

2017年11月30日 | お釈迦様

いじめに負けてはいけない。

お釈迦様の教えから言うと、「怒らないことで怒りに勝つ」つまり「いじめないことでいじめに勝つ」ということになるでしょうか。人はいじめても、私はいじめない。人は怒っても、私は怒らない。人は暗い気持ちに負けても、私は暗い気持ちに負けない。慈悲の気持ち(←無敵)、明るい気持ちで生きるゾ!ってね。


いじめられる子供には二つのタイプがあるそうです。

1.「いじめられてしまった」と悲観的になる子供。
  自我が強くて傲慢なタイプ。被害者意識が強い。
2.家でも気が弱い子供。
  家庭で「逆境、困難に立ち向かう勇気」を称えていない。「生きることは、日々闘いだ」と教えてない。

いじめる子供にも二つのタイプがある。

1.愛情が不足している子供。 
  不満がある。愛情が足りなくなると人間は怒りが出てくるので暴力的になる。

2.仲間で生きることを知らない子供。
  親が「お互いの関係で物事は成り立っているのだ」という当たり前のことを教えていない。「自分がいちばん大事」「自分がよければそれでいいのだ」と、協調性がなくていじめる。

攻撃されたら、「頭を使ってやり返す」「自己防衛する」こと。その技術を身につけ、安全に訓練する場が学校です。怒ったり、暗く落ち込んだりしてないで、「頭を使う」のです。やり返すのは”怒り”ではないのです。(怒ってはいけません。うまくやり返す、頭を使って対応するのです)

先生は「何があっても、どんな子にも平等に、親切に」などではなくて、「それぞれの子供にあった対応」をしなければいけない。
この社会はどうしようもなくおかしいので、システムを変えようとしても無理ですから、それぞれが自分の仕事(役割)だけやって、そこだけはしっかりと変える。先生は先生の、親は親の、学校は学校の、警察は警察の。個人個人がしっかりやる。子供も子供でね。

この世は、何でも苦しいのです。人生はサバイバルゲームなのです。

怒りで病気になる前に、しっかり教育(トレーニング)しておくことです。

とはいえ、今困ってる人への具体的なサバイバル方法も紹介されてます。(長老、けっこうユニークですよ

※「キモい」「汚い」「臭い」と言われる
 →格好良く美しくなるように、色々やってみる。鏡でもよく見て、自分なりに気を配る。(「どこが?」と尋ねる。「言ってくれてありがとう」て言う。しつこくいう奴には「これ以上無理」「見ないで、近づかないで」と自分が離れる…これ、まるちゃんのアイデア)

※持ち物を汚物のように扱われる
 →「何も匂わないよ。あなた蓄膿症じゃないの?」などと言い返す。(人間には弁解する権利がある) 「ダサイ」「不細工」と言われたら「視覚障害ではないか」「色盲ではないか?」と言い返せばいい。相手が誰だろうと、相手と自分は1対1の対等。冗談みたいに間接的にからかって…口達者になる。

※無視される
→一人ぼっちで仲間がいないなら、やりたい放題やればいい。無視されたら、それを逆手にとって、好きにすればいいのです。一人の時間を有効に使って何か学ぶのもいい。そもそも、性格の悪い友だちなどいらない。

※「チビ」「デブ」と言われる
→(一人一人違うという)事実を認める。気にせず一緒に過ごす。デブが「チビ」と言うなら、「一緒に座るとベンチが傾くからあっちに座って」とかデブに言いながら楽しく過ごす。

※机に「死ね」と書かれた紙が入っている
→紙切れに「死ね」と書いて、みんなの机に入れて回る(みんなに同じことをして、やられた人の気持ちをわかってもらう)。先生が無視するなら先生にも渡す。わら人形を持ってきて「私に死ねと言う奴を呪ってやる」とか言う。

※友だちが一人もいないと笑われる
→「お願いされてもお前とは友だちにならない」「友だちに適した人間がいないんだ」とか言い返す。別のクラスとか下の学年の子と友だちになる。

※「お前なんか、仲間じゃない」と言われる
→無理をして仲間に入れてもらう必要はない。気が合わない人とはほどほどの付き合いで充分。気の合う友だちは一人二人で充分。

※蹴られる
→異常者です。犯罪ですから、適切な罰を受けるべき。先生も厳しく対処するべき。
そういう人間には近づかない。

※「いじめられるのは自分のせいだ」と責める
→他人が言うことをいちいち真に受けない。そもそも、性格がいい人は人をいじめたり責めたりしない。人をいじめる人間は性格が悪いのだから、そんないいかげんな人に「キモい」とか言われても「最低なあなたに嫌われてよかった」と喜べばいい。

※「いじめた人を殺したい」と考える自分は最低だと思う
→考えすぎ。下らないことを考えるのではなく、何かする。勉強でもゲームでもスポーツでも、オタクになればいいのです。子供時代はあっという間に終わります。

「いじめじゃないか?」「訴えてやる」と大声で叫ぶ、職員室に座り込む、警察に行くetc、方法は色々と考えられます。やられっぱなしではいけません。

>自分は自己防衛のサバイバルゲームをするのです。降りかかった火の粉を振り払うのであって、火を消そうと思わないことです。個人が「いじめ」という社会現象と闘ってはダメです。闘ったら負けるに決まっていますからね。

面白く、ユーモアでやればいいのです。

こういうのを考えてたら、暗くならないと思う。
みんな、元気だそう!!
 (「自殺と『いじめ』の仏教カウンセリング」より)

以上おしまい。お疲れ様でした~^^

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2 コメント

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原因 (都月満夫)
2017-11-30 19:20:03
少子化だと思います。
複数の兄弟がいれば、それぞれの役割も、互いの思いも理解し合えます。
兄弟げんかは最高の勉強です^^
したっけ。
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都月さん、こんばんは。 (まる)
2017-11-30 21:21:02
兄弟げんかも、学校でのけんかも、近所の(異学年)集団での遊びも、野や田んぼや小川での遊びも、いい勉強なんですができてない。最近の遊びは手の中の機械。
家族も核家族になり、近所づきあいも減り、みんなが忙しい。人間関係の何たるかが分からず、何かあればみんなで叩く。クレーマーは増える。大人は子供を育てる気があるのかないのか。見本になる大人が大人になれてない。
頭の仮想妄想社会が広がる一方、子供の(現実の)社会はますます狭くなるばかり。まともに育つ環境ではありません。
社会を見れば、いじめがなくならないのは納得ですね^^;
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