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色々ケーブルで音が変わるのは思い込みなのか?検証してみた

2013年01月16日 | ヘッドホン、音響関連
色々ケーブルで音が変わるのは思い込みなのか?検証してみた

参考記事
スピーカケーブルZonotone 6nsp-2200MeisterをRCAラインケーブルとして作ってみた
【測定】違うRCAケーブルで音が変わるのか?検証してみた

前回の検証記事では標本数が足りなかったので
自分が作った、持ってた全部のRCAケーブルを揃って計測してみた
違うRCAケーブルで周波数特性を影響することはないのは前回で検証したが
今回はケーブルごとのSNR(ノイズ特性)、THD(波形の歪み)、CrossTalk(L/Rチャンネル間の干渉)を検証していく

結論から言うと:
違いは聞き取れたケーブルもある、その分計測データの劣化もはっきり示している
貧相な付属赤白ケーブルは計測データとしても悪かった、試聴はしていない
ロジウムメッキプラグは、今回の計測ではかなり音質劣化の要因になった、
自分はロジウムメッキプラグを一つしか持ってないが、もしかしたら他のプラントのものだと違うかもしれない

因みに今回は試聴してなくて測定だけやりました

測定用ケーブル


付属の赤白ケーブル、RCAピンでは少し錆びているようだ
コスト:0円


前回製作したZonotone 6nsp-2200Meisterケーブル
元々スピーカーケーブルだが、RCAケーブルとして作りました
ケーブル:Zonotone 6nsp-2200Meister RCAプラグ:RP-208MBCG-B
売り:6N高純度銅、純銀を厚手にコーティングしたOFC、高純度単結晶 PCOCC、高純度無酸素銅の4種類をハイブリッド・マルチ・ストランド
製作コスト:3800円


OYAIDE PA-02ケーブル + RP-1013ZARHロジウムメッキプラグ
売り:オヤイデのロングセーラーラインケーブル、PCOCC-Aを使う
製作コスト:5200円


OYAIDE PA-02ケーブル + RP-1013ZAG 24K金メッキプラグ
売り:上と同じ
製作コスト:3400円


自作のAudio-technica AT-EA1000ケーブル + 金メッキプラグ
売り:反転撚り構造、ドレイン線
製作コスト:1000円


製品版のAT-EA1000ケーブル
売り:上と同じ、真鍮削り出しプラグと24K金メッキの接点
売価:3600円


Audio-technica AT564Aケーブル
売り:チタン配合シース、線径の異なる芯線、二重シールド
売価:1000円

RMAA測定
試聴では判別できないので測定機を使って分析してみた
録音機材:Sound Blaster Digital Music Premium HD(SB-DM-PHD)、ライン入力を96KHz/24bitに設定
測定ソフト:RMAA(RightMark Audio Analyzer)

データを出すだけで意味が分からないと面白くないので一応少しだけ説明する
因みに僕の測定システムの感度上限は108dBあたりになっていたようです

Frequency response :周波数特性、-+の範囲が小さい方がフラット
Noise level, dB (A):無音状態でノイズの大きさ、小さい方が良い(マイナス数値がでかい方がいい)
Dynamic range, dB (A):最大音量と無音状態と音量の差、大きい方が良い
THD:波形の歪み、ある意味では「解像度」と読んでても良い、小さい方が良い
THD + Noise, dB :波形の歪みによって生成される付帯音の大きさ、小さい方が良い(マイナス数値がでかい方がいい)
IMD + Noise, % :波形の歪みによって生成される付帯音の比率、小さい方が良い
Stereo crosstalk, dB :L/Rチャンネル間の干渉、小さい方が良い(マイナス数値がでかい方がいい)
IMD at 10 kHz, % :二つ以上歪んだ波形で合成された付帯波の比率、小さい方が良い
General performance :総合的な評価

RMAA測定の話はこちらにも少し書いてあるので興味ある人はどうぞ

測定結果


RhPlug=ロジウムメッキプラグ GoldPlug=金メッキプラグ


周波数特性

Noise level

THD:波形の歪み

IMD + Noise, % :波形の歪みによって生成される付帯音の比率

Stereo crosstalk, dB :L/Rチャンネル間の干渉

感想、まとめ

結果が一番悪かった赤白ケーブルのSNRは94dBあたりになりますが、
もしある人間はは94dB以上の微かな音を聞き取ればその人にとって「違い」は存在する、
因みに手持ちのウォークマンNW-Z1070のSNRは90dBくらいでした
波形の歪みを示すTHDも0.0033%から0.0047%まで劣化していましたが、その違いを聞き取れば(ry
ケーブル自体の計測データとしては優劣は勿論ありますが、LV1以上の能力者であれば聞いて分かるかもしれない
あまりにも錆が酷かった赤白ケーブルだと、僕も判別できるだけど
あと安価なRCAセレクターを通すと、音の劣化も一応聞き取れた

あとロジウムメッキプラグはSNRを一気に10dB位劣化させた、使ったケーブルは同じくOYAIDE PA-02なのに何故?
一応蓋を開けてみて、締まり具合も念入りで確認したけど、再びテストしたら結果もあまり変らなかった
よくグラフを確認すると、ロジウムメッキプラグを使ったPA-2は赤白ケーブルのように、高域に渡って倍音ノイズが発生してるようです
これは「味付け」なのか?仮に味付けだとしたら-100dB程度の味付けで誰か聞き取れるでしょうね...空気感なのかな?
オヤイデ公式サイトの説明によるとケーブルもエージングが必要と書いてあったけど
今回は200mW/32ohmの出力パワーで200時間ほどロジウムメッキプラグのPA-02をエージングしておいた、エージング前との比較は残念ながらしてなかった

自作のAT-EA1000とメーカー品のAT-EA1000はどうやら差がなかったようです、今度全部自作すれば良いかな

オーディオテクニカのAT564Aは実売1000円くらいの安価RCAケーブルですが
高価ケーブルとくらべてSNRが1dBくらい落ちて他の所はあまり変らなかったようです
因みに僕のシステムの測定限界はは110dBくらいでしたが、実売10万円以下の中価額のDAC・アンプのSNRは大体同じレベル
(例えば名高くAKM4399の評価ボードAKD4399も実際108dBくらいのSNRしか出ていない)
実験室の測定システムだと140dBまで測定できる化け物もありますが、それなりの環境も要求されるのでご勘弁

僕なりの結論は、1000円以上のケーブルだと大差は無い、あまりにも酷いものだと差がある
買うなら、一番手頃でコスパの良いケーブルはオーディオテクニカのAT564A
自作するなら、AT-EA1000は一番安くて性能が良いと言えるでしょう

それでは


audio-technica GOLDLINK Fine オーディオケーブル2.0m AT564A/2.0


audio-technica ARTLINK オーディオケーブル0.7m AT-EA1000/0.7
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1 コメント

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Unknown (犬介)
2014-04-23 02:06:55
RCAケーブルはプリ⇔パワー間やレコードプレーヤーの接続に使うとよく違いがわかるよ。DACの出力は信号(電流)が大きいので相対的に音質の違いは出にくいようです。

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