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I Will Survive 〜クローン病の息子と共に〜

10年かけモラ夫から脱出、離婚して再婚、
新しい夫と義理の息子との新生活。2025年息子がクローン病に。

暗澹

2011年07月15日 | インポート

国民年金の保険料納付率、60%割れだとか。

たしかに、月15000円以上の保険料は高いですね。

私のような非正規のアルバイト(私、厚生年金だけど)で都心で家賃でも払ってたら、

保険料なんて払ったら相当苦しいはずです。

しかし、払えない人の老後がどうなってしまうのか・・・。

路上の人々を見ていますと、少しの蓄えと住居と人間関係と健康、本当に確保して

おかないとなあ、と思います。福祉に頼ろうたって簡単ではないですし。

私もひとり優雅ってことには絶対ならないでしょうが、老後のために頑張らないと。


膠着

2011年07月15日 | インポート

昨夜は夜回り。暑いから路上生活さんの体調も心配ですが、

みなさん普段から路上ですから、暑さには慣れてるハズ・・・だが。

新顔の60代後半の男性と、さらに高齢そうなパーキンソン病持ちの男性。どちらも持病あり。

男性は我々の差し入れた食料を、5日ぶりの食事だとあっという間に完食。

我々は、お金を貸すことはしていません。できる範囲の支援と、行政への橋渡しです。

基本、路上生活者さんは、なんらか保護を受けていたり、ちょっとした仕事で日銭、

食料を手に入れている人が多いです。

よって昨夜、残金ゼロで食事も買うことが出来ない状態の人を目の当たりにしました。

役所に行ってもすぐに保護費が出るわけではなく、また役所も休日があるので

路上で生活するにも少しの蓄えと健康な体と精神力、これだけは必要です。

とくに体力。遠くの炊き出しまで行けないと、食事にありつけなかったりします。

残金ゼロで頼る人もいない状態で路上に出るのは大変危険です。

たまに残飯をあさっている人にも出会いますが、おそらく何らか知的な障害を

抱えているのだと思います。普通の生活をしていた人が、人目をはばからず

残飯を探せるようにはなかなかなれません。

件の男性は途方に暮れていましたが、福祉や行政に頼ることの難しさを感じます。

保護の形態が必ずしも望むスタイルでない(集団生活であったり規則があったり)

とか、自由にならない事も多いですし。

突き詰めて考えると、お金をはじめ、人間関係、住まいとか健康とかを

確保しないと、日本では安心して老いてゆくことが出来ないのだな、と。