昨晩、SONGSの松田聖子特集をみた。
デビュー30周年、私が小学生のとき、TVのインタビューで、
『 第ニの山口百恵と言われるより、第一の松田聖子と言われるようになりたい 』
と18かそこらできっぱり答えていたのを覚えている。
やはり彼女はスターだ。ニューミュージックやフォーク、キャンディーズやピンクレディ、
岩崎宏美さんといった、彼女デビュー前の歌手とは一線を画し、アイドルでありながら
80年代の新しいポップスのスタイルを確立させている、J-POP史上欠かせない人。
そしてインタビューを聞いていると、ビジネスの才能に長けた頭のよさを感じる。
日本のマーケットにジャストフィットしたスター、そんな印象。
郷ひろみとの別離会見で言った、『 生まれ変わったら、一緒になろうね 』 と
いうセリフ、そしてあっという間に神田正輝との婚約、離婚会見での殊勝なセリフ、
歯科医と再婚したときの 『 ビビビときた 』 という表現、どれも印象に残る。
他にもジェフ君とか、マッチとの噂とか、華やかだったよな~~~。
ちゃんと彼女は日本のマーケットに何が受け入れられるかを知っている。
大スターゆえに、バツ2でシングルマザーだという面は誰も気にしていないが、
一応、女の細腕繁盛記を地でいってるのだ。あっぱれである。
新しい曲もなかなかよいですね。いっときのテレサ・テンを思わせるような。
やはり今の40代女性を牽引する、新しい女性像を作ってますね。
先日、山口百恵が何故中国でも大人気だったのかという記事を読んで、
共働きが当たり前の中国で、結婚して家庭に入るという生き方が新鮮であり、
ある種の憧れを持って受け入れられたという。
聖子ちゃんは、子どもを産んでもすぐに復帰していたし、誰も彼女が
おむつを換えたりお弁当を作る姿は想像できないと思うけれど
決して糠味噌臭くならずに、キレイでありつづけ、子どもも育て上げましたと
いやらしい言い方をすれば、究極の勝ち組であるのだけれど、
それはやはり努力の賜物なのだろうと。女優(たまにドラマは出たけど)にも、
決して知性派にも傾かず、アイドル⇒スターであり続けた功績は素晴らしい。
まあ、私はマドンナの方が好きなのだけど。