鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

なんだかんだ言いつつ続けてます。

2011-10-08 14:33:49 | その他サブカルチャー
ユースティアの話です。
キャラクターに攻略したい程度の魅力があるかどうかはさておき、単純にストーリーとしてみた限り面白そうなので。

ディストピアもの…と、言えるんでしょうかね、この作品は。
オーウェルの「1984年」に出てくるプロールが、自分の住んでいる社会がどんなものかを冷静に観察できたらこんな感じになるのかもしれません。その上でみんなあきらめている感じ。
や、まあ上層にしたところでオセアニアみたいな徹底した管理が効いているわけでは無いようなので微妙なんですが。

本筋とは関係ありませんが、「私のお手て~」はいいですね。
いい感じに壊れてますね。鮎川は結構こういうのが好物です。
…まあ、年若い少女が脂ぎったおっさんの手を愛しそうに抱きしめてるってのは今一つ耽美じゃないですが。

ユースティアをプレイ。しきれない。

2011-10-07 03:59:59 | その他サブカルチャー
5月に買ってからずーっとパッケージも開けずに放置していた「穢翼のユースティア」をプレイし始めました。
現在ティアが匿われて二日目ですが。

…正直、アンインストールしようかどうか迷ってます。

何しろキャラクターが純粋に好きになれないというか。
こう、腹に一物も二物もあるような人間ばっかり出てきて疲れます。精神的に。

オーガストが今回のである程度冒険したというか、新規にジャンルを開拓しようとしたのは評価できますよ。
しかし個人的に言わせてもらえると、果たしてユーザー側が本当にそれを望んでいるのかどうか。
少なくとも私は望んでいませんね。
そりゃあはにはにでの未来災害とか、よあけなでのオイディプス戦争とか、これまでの作品でもある程度ダークな要素は出てきてはいましたよ。ええ。
でもそれを物語の根幹に据える必要性が果たしてあったのか。据えるべきであったのか。
なんというか、べっかんこうさんの絵でダークな話をやられても…ねぇ、という感じなんですよ。

これをニトロプラスなんかがやってたとしたら多分ここまでの違和感はなかったんだろうなあ、と思います。
オーガストはこれまで作ってきた作品で独自のオーガストらしさとでも言うべきものを構築してきていたわけで、ユーザー側にとってもそれが自然なものであったわけですよ。
要はキャラゲー。別に悪い意味ではなく、キャラクターの魅力を最大限前面に押し出して、それに見合ったシナリオや世界観が構築されている、そんなゲームを作るのがオーガスト。大体そんなイメージだったわけです。
まぁ、オーガストとしてもその当たりは踏まえた上での挑戦だったんでしょうが、にんともかんとも。

あ、あと個人的には主人公にボイス付きってのは頂けません。
ボイスが付いて許されるのはデモンベインの九郎ちゃんと男の娘キャラだけです。何だとこのやろう。

またしても早稲田古本市。

2011-10-04 17:43:21 | 書籍
春に早稲田大学の構内で古本市をやってましたが、どうやら毎年秋にもやっているようです。
ただし場所は大学の直ぐ傍にある穴八幡宮という神社の境内ですが。
とりあえず昨日今日と行ってきまして、計5冊の本を入手しました。

ソ同盟M.E.L研究所編『遊撃戦論』五月書房(400円)
 …マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンの著作の中から遊撃戦、つまりゲリラ戦に言及した内容のものを集めた論文集ですな。
  面白いと言えば面白いんですが、普仏戦争関係の著作などはちょいと分かりづらいですな。知りませんから。

毛沢東『わが持久戦―戦争における中共の戦略及び戦術』大和出版社(400円)
 …上のと同様に毛沢東の著作の中から戦時指導などに関する内容のものを集めた論文集です。

澁澤龍彦『神聖受胎』『ドラコニア綺譚集』河出書房新社(200円、250円)
 …鮎川が好きな澁澤龍彦の著作集。『神聖受胎』の方がやや難解な内容であるのに対し、『ドラコニア~』は気軽に読めるエッセイ集。

ケネス・グラント『アレイスター・クロウリーと蘇る秘神』国書刊行会(1000円)
 …毎度のオカルト趣味により購入。著者によれば「クロウリーが実践した、性魔術とその儀式体系に関する研究書」ということですが、何しろ本文が難解。
  というより、独特の用語で読み下すのにも一苦労です。