鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

出口王仁三郎「霊界物語」を読む

2010-04-28 17:27:54 | 文学
別に大本を信仰してる訳じゃありませんが、一昨日ブックオフで105円の文庫棚にずらりと5巻から18巻まで置いてあったので買ってきました。元々宗教とかオカルト関係には興味があるのです。
とりあえず先ほど5巻を読み終わったところでの感想を言えば、「少々語り口に癖があるが読んでみると意外と面白いお話」という程度ですか。別にこれを読んでも大本に入信しようとかそういう気にはなりませんね。聖書よりは確実に面白いこと請け合いですが。というか祝部神自重しろ(笑)。

ちなみに大本関連の本、意外とブックオフとかの古本屋で見当たります。鮎川が持ってるのは「大本祭式」「惟神の道」「大本の出現を証すヨハネ黙示録」あとは今回の「霊界物語」くらいですな。神道系関連で言えば「ホツマツタエ完訳」「神道研究」「神道祭式」とか…こんなところまでオタクです、はい。

ある断絶者の肖像/2010・日本

2010-04-26 23:11:17 | 日記
昨日録画しておいたNHK教育の「日曜美術館」再放送を見ました。
タイトルは「20世紀との対話(ダイアローグ)~森村泰昌の創作現場~」。
さまざまな名画の人物や歴史上の偉人に扮して写真を撮る「セルフ・ポートレート」という手法で作品を作っている人物だそうですが、少なくとも私は細かいことは知りません。
氏の作る作品はどれも、作品を作る上での故意的な改変点は別として非常に実物に似ています。チェ・ゲバラにしろアインシュタインにしろ。まあ番組冒頭に出てきた毛沢東の肖像は少々微妙でしたが…。
しかしなんとも違和感を抱いたのは1945年の昭和天皇・マッカーサー会談の写真を模した作品です。作品そのものにではなくそれを作成した森村氏自身に、ですが。
昭和天皇に扮するというのもまずそれだけで少々不遜な点があるとは思いますが、それ以上にこの場面を選択して作品に仕立てるというその感性。氏は51年生まれであり戦後民主主義を一身に受けて育ってきた世代だと思いますが、やはりそのあたりも大きく影響しているのでしょうか。私は天皇陛下という存在はその目的が高尚なものであれ低俗なものであれこのような作品として一種のパロディ化するには不適当な方であると思いますし、それはある程度の年代以上の方ならば誰もがそう思うはずのことであると思います。戦後民主主義絶対視的な教育から生まれてきた世代間の断絶とでも言うのでしょうか。
森村氏はこの写真に、あるいはこの歴史上の場面に幸福な結婚の相を見ると言います。この時日本とアメリカが結婚した、そして今の日本が生まれたのだと。
残念ながらあまりに浅薄な考えと言わざるを得ません。三浦朱門氏と西尾幹二氏の対談集に「犯したアメリカ 愛した日本」というタイトルのものがありますが、この本のことを強く思い出させる表現です。
氏の言葉は現在の日本が幸福であることを前提としたものとして受け取れます。しかし今の日本社会が幸福なものであるかといえば必ずしもそうはいえないのではないでしょうか。あの戦争の結果がどうであれ日本は同じような道をたどっていたかもしれませんが、またそれと同時に多くの選択肢を持っていたはずです。それを敗戦によってひとつの道に、すなわちアメリカの志向する方向性を有した資本主義社会へと進まざるを得なくなったことは決して幸福なことではないでしょう。アメリカが日本で行ったことは、そのイデオロギーを他国の根幹に据えて再建させたという点においてソヴィエトが東欧諸国で行ったこととなんら違いは無いのです。
そういった観点から見て、あの場面、すなわち昭和天皇・マッカーサー会談は日本の新生の場ではなくあくまでもそれまでの日本という国家の精神的断絶の場ではなかったか、と私は考えます。自己に関わりの深い誕生の場面であると考える森村氏とは絶対的に相容れない考えでしょう。

蒐集品を晒してみる・その③ ブルガリア・対独戦勝40周年記念メダル

2010-04-25 13:21:56 | 蒐集品


久々に蒐集品の紹介でも、ということで今回はブルガリアのメダルです。
今は無き人民共和国時代のもので、対独戦勝40周年記念メダル。とはいえブルガリアは当初枢軸側に立って戦っているので今ひとつすっきりしないところではありますが…まあ東欧諸国はみんなそんなもんですかね。
赤縁で中央部にナショナルカラーをあしらった水色の長方形のリボン部の下にメダルがくっついている形で、光芒を放つ「9」と書かれた星と「МАИ」とかかれたリボン(意味はまったく分かりません)、「1945」「1985」の年号、ハーケンクロイツを打ち砕く剣などが描かれています。なんというかいかにも共産圏、という感じですが、それでも全体的な印象はソ連のものとは違って見えます。何でですかね。



裏面。横ピン式に服に留めることが分かります。
「НРБ(ブルガリア人民共和国)」「40 ГОДИНИ ОТ ПОБЕДАТА НАД ХИТЛЕРОФАШИЗМА(ヒトラー・ファシズム打倒40周年)」の文字が刻印されています。
裏面にメダルの意味を刻印するというのは結構共産圏では見られる形ですよね。
まあ日本でも従軍記章なんかの年は大抵裏面に書きますが。

行く末についてなど。

2010-04-12 20:34:08 | 日記
といってもそんなに大した話じゃありません。私の友人らの話です。
まあ個人名は伏せてイニシャルで書かせてもらいますが、小学校以来の親友であるT君は公認会計士。S君はまあ公務員。高校の友人であるI氏は法学系。ネット上の知り合いであるR氏は国を憂いて(?)防衛大志望。
さて、とここで鮎川は自問するわけです。では私の志望は何なのか?
答えとしては政治関係の仕事です。それも可能ならば実際の政治に関われる仕事に就きたい。具体的に言ってしまえば国会や地方自治体の議員とかですな。
T君やS君には基本的に笑われておりますな。曰く、お前が選挙に受かるわけが無いと。しかし己の望む道が開かれていてその道に進むことを遮るものがとりあえず無い以上はそちらの道を進むことを諦めるのは必ずしも上策ではありますまい。
…うむ、いや、愚痴ですなこれは。

眠気覚ましについての話。

2010-04-09 21:29:51 | 日記
ちょっとした用事から本日の徹夜はほぼ確実となりました。実をいうとここ二日ばかりは睡眠時間が三時間を切るというとてつもなく健康に悪い生活を送っているわけで、これはあまり宜しくありませんな。
しかしやらねばならんものは仕方がない。折角だから以前から気になっていたとある薬を試してみようか、と鮎川は考えました。
その薬とはエスタロンモカ。
以前某同人誌で修羅場中の場面に使われているのを見て、それ以来ずっと密かに興味を抱いてきた訳ですよ。ええ。
その、ある意味憧れの薬を自分が使う日が来ようとは…と、そんな訳の分からん感慨を抱いている鮎川の目の前で無情にもドラッグストアのシャッターは降りました。気が付けば既に時刻は午後9時、きっかりその店の閉店時間で御座いましたとさ。
…いや、笑い話じゃ済まされないんですけどね。今夜徹夜をする身としては。