鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

中島敦を読む。読み飛ばす(何)

2009-06-30 18:40:19 | 文学
はい、日本史の試験で皇后定子を藤原道長の娘じゃないと見抜けなかった鮎川が通りますよー。
嗤ってくれ、点を取りそこなった哀れな男を。

とまあ、そんな風に微妙な剽窃も済んだところで本題。
プロデューサーさん、中島敦ですよ中島敦!
要は明日の現代文の試験に向けてちょいとネット上での「山月記」の評価とか解釈でも見ておこうかいと思ったらいつの間にか中島敦作品をかなりの数読んでいてなんてこったいわはーという末の記事な訳ですが。
正直な話、私は中島敦作品は読後感が好きではないものが多いです。「山月記」位ならともかく、「狐憑」や「牛人」なんぞは直球で主人公が死にますしね。そういえば「文字禍」でも死んでるし「盈虚」でも死んでるなあ。ううむ、暗い。暗いぞ中島敦。
後は「かめれおん日記」や「悟浄歎異」の様に主人公がぐじゃぐじゃと鬱陶しい事を延々と考えているのも特徴といえば特徴。それでも読み進めたくなるんだからある意味天才的といえば天才的ですが、それにしても鬱陶しいのには変わらない。
日本の文壇ってああいうぐじゃら系の話が結構お好みらしいですね。軽妙洒脱とはいい難い…こんなものを解釈しろといわれてもねぇ。最終的には文章に込められた本意なん筆者以外には推し量りようもないわけですし。適当に読み飛ばすくらいで一番いい気がするんですが。

ちなみに鮎川が一番気に入ったのは「木乃伊」。一読してそこはかとなく漂うクトゥルフ臭に魅せられましたが、果たして同じような感想を持った人っていないのかしらん。

旧軍資料など入荷しました。

2009-06-19 23:21:08 | 軍事
最近ヤフオクで旧軍資料を大量に落札しました。
具体的に言うと海軍のトランク、砲弾の薬莢、軍猪口十数個、進軍喇叭、雑誌、軍隊手牒(明治期・昭和期)、戦艦「三笠」の船材で作られた火箸など。お蔭で定額給付金が受け取った翌日に消えました(笑)。
こういうものはやっぱり金があるときに勢い込んで買わないといかんですな。

ヘタリア面白いなあ。

2009-06-02 23:31:37 | アニメ
でも砂漠でパスタは茹でてないのよ本当は。
実際はそこまで補給事情が整ってなかったらしいです(『萌えよ!戦車学校Ⅲ型』より)。

いやー、いいですねアニメ「AxisPowers ヘタリア」。
何がいいって絵も話も極力原作準拠じゃないですか。羨ましい。
これまで色々と好きな作品がアニメ化されてどれだけ煮え湯を飲まされたか…。
具体例を挙げると色々と差しさわりがあると思いますが、まあ「●女はお姉さまに恋してる」とか「つよ●す」とかありましたよ。
なんじゃありゃ。せめて絵ぐらい似せようという気はないのか?
その点「ヘタリア」は原作至上主義の鮎川も納得の出来でした。
素晴らしい。ケーブルテレビで見られればもっと素晴らしかった。おのれ韓国。

しかし個人的にはあの作品にちょっとした不満…というほどでもない、疑問がいくつか存在するんですが。

①何ゆえ日本の服は海軍なのか?
 個人的には昭五式や九八式も見たいんですが(笑)。
 「まるかいて地球」日本ver.でも肉じゃがが云々言ってましたし、どうも製作側は海軍を推したいようです。
 そりゃまあ、確かに一般的イメージは陸軍より海軍のほうがいいんですが…。
②墺と独は同居なのに伊とエチオピア、日と韓国&台湾はなぜ同居じゃない?
 少なくとも勧告と台湾は原作に出てきてるでしょうに。
 後は南洋諸島もアリか。
 セーシェル諸島が可愛いおにゃのこなんだからきっとマーシャル諸島なんかもそんな感じなはず。
 …ああ、そうしたら韓国いらないや。
 李承晩の臨時政府を韓国扱いにして南洋諸島をみんなおにゃのこにしよう。
 そうすれば韓国はチャイナに押し付けて日本はハーレム状態ですよ。
 ハーレム状態! まさにオタクの面目躍如!

まあ他にも国旗の問題や中華「民国」と「人民共和国」の違いなど色々ありますが、あまり細かいところに突っ込んでいると収拾がつかないので割愛。結論としてはやっぱり「ヘタリア」面白いな、ということで。

ちなみに。
当時のイタリア軍はパスタ食うほど補給が充実していませんでしたが、現在のイタリア軍の糧食にはしっかりパスタ(細切れのマカロニ状態)が入っています。やっぱり食べられれば食べたいのか、イタリア人…。