さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

終わった

2012年11月09日 14時32分40秒 | Web log
エベレストのように高くそびえ立っていたアサインメントの山。

帰国する前も一生懸命やったのに。
帰国している間も一つこなしたのに。

休んだ2週間の穴埋めに必死で、オーストラリアに戻ってきてからの
毎日は、もう、息をつく暇もないくらいに忙しかったです。

でも、やっとやっとやっと終わりました。

今夜は祝杯だな!

来週から老人介護施設で実習が始まります。

どきどきだけれど、楽しみです。

定期的に報告できたらと思います。

ビジネス・プラン

2012年11月03日 09時09分07秒 | Web log
わたしの子供たちが通う学校は公立の学校ですが、インディペンデント・スクール
として認可されまして、校長を始めとする教員および親が組織する日本でいう
とことのPTAの自己裁量で色んなことをすることができるようになりました。

公立だけど、ちょっと私立の要素を含んだ学校というといいでしょうかね?

そして、先日学校からビジネスプラン(事業計画書)が郵送されてきました。

教育方針、教育計画等々が述べられておりました。

違和感。

教育の質を上げ、学校の評価を高めること、それに伴った結果が生徒に還元され、
そして報償が教師に還元されるというシステム。

一見、良さそうに見えますけど。

あったり前に言い尽くされたことですが、競争は階層をつくりあげます。

親たちは「負けられない」という恐怖心に支配され、じわじわと子供を追い込めることに
なるでしょう。

闘争、および生存本能をもつ私たちですから、自然の法則に従っていけば、競争は過熱し、
親子共々、疲労困憊することでしょう。

強者(一握りの天才とか、何はともあれ、わが道を行く人)は、いいとして、競争の中で弱者、
敗者というレッテルを貼られてしまったら、競争とかけ離れたところでの本来の「自分」という
存在価値を見失い、自信を失い、果ては 居場所を見失ってしまうのではないのだろうかと、
私は心配しています。

というのは、私も、日本の競争社会に飲み込まれて、自分を見失ってしまった過去を持つ
1人だからです。

オーストラリアはもっとゆったりしていると思ったけれど。

アメリカのような社会になりつつあるような気がします。

でも、競争原理の利点もあるんですよね。

共産主義国の腐敗や崩壊を見て分かる通りです。頑張っても頑張らなくても同じ報酬ならば
人間は楽な方に流れていくのが普通ですからね。

競争主義は勝者にとってはいいでしょうが、弱者はとことん切り捨てられる。
平等主義は弱者がある程度救済されるものの、社会が淀み、怠惰と腐敗が蔓延する。

ので、どっちをとっても色々あるわけで。

ただ、教育と医療だけは聖域として守るべきなんじゃないかと。

先日オーストラリアの友人から「お茶のみにおいでー」と言われてお邪魔したときの話。

オーストラリア人の友人の娘さんはあまりスペリングが得意じゃありません。

が、すごくいい子です。(私は大好きです)

期待するほど成績がよくないので、お母さんはディスレクシア(識字障害)を心配して、
多額のお金を投資してあちこちにアドバイスを求めましたが、結果は ディスレクシアではない
とのこと。

で、その子がこんなことを言ったという話を聞いて、悲しくなりました。

「 ディスレクシアと診断されるもの嫌だけれど、でも、そう診断された方が楽になれるかもしれない。

だって、スペリングが苦手なことの理由ができるもん。もし、ディスレクシアじゃなくて

勉強ができないってことは、わたしはバカだってことになるでしょ? 」

なんと悲しいセリフ。胸が痛くなりました。まだ、10歳だというのに。

学校は勉強する場所ではありますが、勉強ができないから自分はダメなんだという
間違った認識を得る場所ではないんじゃないかと、私は思いますし、仮に学校や
社会がそういう間違った認識で子供たちを洗脳しようとしたときに、親がどこまでも
そういいったナンセンスから子供たちを守り続けていくという「戦い」が必要なんじゃ
ないかと思いました。

長くなりました。失礼いたしました。

お詫びとハロウィーン

2012年11月01日 09時11分54秒 | Web log
おひさしぶりです。

実は、日本に一ヶ月ほど帰国しておりました。

本当はこのブログを読んでくれている地元の友人に、帰国しますよーと
お知らせしたかったのですが、家を一ヶ月近く空けることを不特定多数の人が
読むブログで伝えるのも防犯上どうかなぁと思ったり(考えすぎなんでしょうけれど。
実は、先日ブログに記載した「事件」なんですが、寝ているときに盗人に
家に入られて、車盗まれたんです。)

疑心暗鬼になっておりました。

あと、今回の帰国は母のためというのが一番の目的でした。

8年前にオーストラリアに引っ越してきたときに残してきた荷物の処分、
そして掃除などなど、年老いた母が少しでも快適に暮らせるように、
何かしたいと思っていたので、それを優先させました。

そして子供たち。子供を出来る限りあちこちに連れて行って、日本を満喫させたい。

ということで、私個人のこと(友達に会ったり)などは極力避けました。

無礼をお許しください。申し訳ございませーん。

本当に久しぶりの帰国だったので、やることがたくさんあり、一ヶ月は
あっという間。ジョナサンを病院に連れて行ったりなどのハプニングもあり、
やっぱり家族一緒となると思い通りに事が運ばないものだなぁとつくづく思いました。

会いたい人に会えなかったということもあり、後ろ髪を引かれる思いで
オーストラリアに戻って参りました。

次回帰国のときは、一人でも多くの人にお会いしたいと思いますので、

寛大な心で、どうぞわたしをお許しくださいませ。

さて

昨日はハロウィーン。

課題は溜まっているし、疲れは抜けないし、マイクは忙しいし、
もぅ、何もかも投げ出したいぃぃぃぃぃぃぃという気持ちでしたが、
子供たちが楽しみにしているイベント。

頑張りました。

ジョナサンはほかのお友達のTrick or Treatに誘われて、Round 1 は 
5時半から6時半まで、Round 2 は6時半から7時半までと
2時間歩きまわりました。

子供8人、大人3人で近所をぐるーっと回りました。

ご近所の人たちも子供たちが来るのを待ってくれていて、ほとんどの
お家で快く子供たちを招きいれて、たくさんのお菓子を下さいました。

日ごろ接するチャンスの少ない隣近所の人を知る素敵なチャンスです。

今回は「お菓子が欲しいなら、お皿を拭くのを手伝ってもらわないとな!」と
言って、本当に子供がお皿を拭く手伝いに参加するというハプニングがあったり
Trick or Treat と叫ぶ子供たちを逆に驚かせようと、マスクを被って待ってて
くれる人がいたりと、以前よりもご近所の人がTrick or Treatを楽しもうと
する様子が見られました。そういうユーモアっていいですよね。

それとは別に

「ハロウィーンは信じていないので」としっかりと意思表示をする人もいたり

お菓子の代わりに宗教のパンフレットをくれる人とか

まー、反応は様々でした。

でも、それがいいというか、みんな同じじゃなくてもいいし、それはそれとして
受け入れるということ、そして自分の立場をしっかりと表示する気持ちがしっかり
しているところが、オーストラリアらしいなぁと思いました。


署名

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