さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

本をスキャンして読む

2011年09月26日 13時06分57秒 | Web log
わたしの友人の子供に 驚くべき能力を示す子がいます。

年は 日本でいうなら 小学校2年生ですが 私立の学校で 飛び級して 5年生と一緒に勉強しています。

彼が小さい頃から私は知っているのですが、4歳のときに どうやって爆弾をつくるか?なんてことを話
出したり、文字は見ただけで覚え、それを駆使して物語を書いたり、絵も得意で 非常にディテイルにこだわった
絵を描いていました。

うぁ、この子 天才だわ

と思いました。


別に親が極端な詰め込み教育をしたというわけではなく、自然にそういう能力を発揮しだしだという感じです。


でも、才能が極端であるために、理解されないことも多く、公立の学校では常に苦労していました。

分かっていることがあると、言わずにはいられない。待てない。授業を独占してしまう。

そして 機関銃のように話し出したら止まらない。

などなど。

子供だし 回りの空気を読んで行動する 年齢でもない。


学校とも何度も話し合いをしたけれども、折り合いつかず、学校の授業では当然物足りなく、もちろん
新しく学ぶこともなく、退屈を極め、私立の学校へ転校し、テストを繰り返して、中学生以上のレベル
の知能があることがわかり、飛び級をしたのでした。

その子のお母さんと良く話すのですが、天才を持つお母さんの苦労も並大抵ではありません。

どこへ行っても 浮いてしまう。理解してもらえない。

お母さんもその子も どれだけ大変な思いをし、戦ってきたかは、ずっと付き合ってきてよく分かります。

ま、それはさておき、

先日、お母さんがこんなことを話してくれました。

「 本の続きが読みたいのに、読む時間がないと分かると、あの子 頭の中で 本をスキャンするの。
ざーっとページに目を通して、本をしまうのよ。そして 後で、スキャンしたデーターを頭の中で取り出して
頭の中で 読むのよ 」

「 えぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!! 」

もう、尋常ではありません。それだけの情報をさっと見で保持できるってすごいですよね。

でも、すごい一面だけ見たらすごいということになりますが、大変だと思いますよ。

眼から入る情報がすべからく頭に残るって、かなり精神的負担なんじゃないかと思います。

いろんなことが起こるだけで 頭がパンパンになってしまう 凡人の私には想像できない世界だし
もし自分にそんなことが起こったら、頭がおかしくなっちゃうんじゃないんだろうかとさえ
思ってしまいます。

天才も大変です。

ものすごいスピードで、必要な情報だけ残して、あとは削除しているのかもしれませんがね。

で、ふとレインマンで有名になった「サバン症候群」のことを思い出しました。

いや、彼がサバンだといいたいのではなくてですよ。

そういう能力は彼だけのものではないし、ある条件で脳がそのように機能しうるということです。

で、もう1人すごい人がおりまして、その人は 書類を全部音読して脳みそに情報を蓄積する才能がありました。

その人は スキャンするのでなく、カセットテープレコーダーのように、耳から得た情報をそのまま

脳みそに記憶させることができるのです。内容の要約ではなく、数字などの小さな情報まで そっくり

脳に記録することができるのです。

いやぁ、すごい すごい。

だから、凡人がそこまで能力を開発できるかどうかについては 疑問がありますが

本当に いろんな人がいます。

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