浦項を守っていたカン・ソクデ(キム・スンウ)の部隊も、洛東江を死守するために集結するようにとの命令を受ける。 しかし最前線になってしまった浦項を空けることはできない。 カン・ソクデは やむを得ず、銃をまともに握ったこともない71人の学徒兵を残して その場を離れる。
唯一 戦闘について行ったことがあるという理由で、チャンボム(T.O.P.)が中隊長に任命されるが、少年院に送られる代わりに戦場に志願したカプチョ(クォン・サンウ)の一群は チャンボムを無視する。
弾丸を一発ずつ撃って 射撃訓練を終えた71人の少年たちは、避難民も軍人も全ていなくなった空っぽの浦項で、今後どのようなことが起こるのかも知らず、ソクデの部隊が帰ってくるのを待つ。
霊徳市を焦土化した北朝鮮軍進撃隊長パク・ムラン(チャ・スンウォン)が 導く人民軍766遊撃隊は、洛東江へ向かえという党の指示を無視して、秘密裏に浦項に方向を定める。
霊徳から浦項を経て 最短時間内に最終目的地釜山を陥落するという戦略だった。 パク・ムランの部隊は一瞬のうちに浦項に入り、国軍司令部があった浦項女子中に残っていた71人の少年たちは、真夜中の暗闇を突き抜けて聞こえてくる声に目覚める。
静けさが漂っていた浦項にはすでに巨大な戦雲が襲い、洛東江戦線に投入されたカン・ソクテ大尉は、学徒兵たちを心配する間もなく刻々と集まってくる人民軍の部隊と対抗するが…。
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