毎年の 200本安打!
前日までに 大記録まであと3本と迫っていたイチローは、この日の試合も いつものように「1番・ライト」で先発出場した。ロイヤルズの 先発ピッチャーは右腕ギル・メッシュ。初回の第1打席は四球で歩かされた。3回の第2打席には、外角低めの速球をジャストミートし、ライト線を鋭く破る二塁打を放った。5回の第3打席では、高めの速球に詰まりながらもサード後方へポトリと落とす内野安打。記録へ「王手」をかけた。
そして、8回の第4打席、ピッチャーは 相性の良かったメッシュから、2番手左腕のマヘイに代わっていた。
「きょう、あと1打席だけという可能性があったので、『何とかきょう』という気持ちがあった。明日の試合後は移動になってメディアの皆さんに協力できないですから」
打席に入ったときの 心境をこう明かしたイチロー。初球の速球を見送り1ボール。2球目の外角変化球に手を出した。ヒット性の当たりではなかったが、俊足でショート内野安打にして見せた。「王手」をかけてからの次打席に驚くほどあっさりと記録を達成し、「きょう達成できたことはボクにとっても大きい」と、晴れやかな笑顔を見せた。
イチローが 鮮烈なメジャーデビューを飾ったのが2001年。1年目のシーズンでは 157試合目に200本の“大台”に到達した。それ以降の7シーズンは下記の通りである。
【イチローの200安打 到達試合数/シーズン安打数】
・01年 132試合/242安打
・02年 156試合/208安打
・03年 155試合/212安打
・04年 126試合/262安打
・05年 160試合/206安打
・06年 148試合/224安打
・07年 136試合/238安打
最も苦しんだのは 05年シーズンで、残り3試合でギリギリの達成だった。開幕から全試合に出場している今季は、19日の試合を含めて「残り11試合」と、余裕を持っての大台到達だ。それでも、本人は「170本から180本の間はやっぱり予想通りちょっと重苦しい中でプレーしてましたけど、それを超えてからは、わりとノーマルな状態に戻った」と語った。
イチローって もう、メジャーに行って8年目? 毎年 200本安打なんだね!! 日本でいる時に 球場で1度見たことあるけど そんなに大きくないし・・・ほっそりしている方なのに・・・ 大きな外人相手に ヒット200本 きっちり打っているとは 本当にたいしたものだわ!