アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオギリ - 愛知県緑化センター

2020-07-23 17:49:19 | みんなの花図鑑
愛知県岡崎市ですが、今日近くのファミレスでもコロナ感染者が出ました。 いよいよ爆発ですかね・・・


そんな中、人里離れた? 愛知県緑化センターへ行ってきました。 ときたま 霧雨が降る空模様でした。
アオギリの花を見るのが本命でした(^^)/
アオギリの花は 雌雄異花です。 この花火のような花序の中に 雄花と雌花があります。




ではまず 雄花のほうから。 ちょっとキノコみたいなのが 雄花です。




前から、雄花の頭にピントを合わせています。まるで 雌花見たいでしょ (´∀`)




自宅のアオギリ(6月28日) より 感じ良く撮れました \(^o^)/
なぜ雌しべの花柱と柱頭のようなのが、雄花かというと、おしべが合着して1本の棒になっているからです。他にはあまり見ない不思議な おしべ です。




さて、下のほうにある花被片ですが、咲いた当初は このようにレモン色をしています。翌日になると えんじ色に変わります。 雄花のほうは えんじ色になるとぽろぽろ落ちます。




おしべの塔頂部のアップです。 花粉らしきものが見えません。 花被片は レモン色なのできょう咲いた花なのだけど もうすでに花粉を放出してしまった後のようです。




ここから、雌花を観察します。

アオギリの雌花は 大きな子房があり見分けやすいですね。 この雌花は 花被片が レモン色ではなくえんじ色に変わってますから2日目なんですけど、 子房の頭に 真っ赤な柱頭をつけています。 まだ受粉してないみたいです。




子房の下回りに 白っぽい萼片みたいなものがついています。萼片ではなく、実はこれ、おしべなのです。 先ほど見た 雄花のキノコみたいな頭と同じなんです。ただし、退化して 雄しべとしては機能しませんが...




さらに近づいてみました。
口紅を塗ったような柱頭と 大きな子房。 その中間の括れたところは 花柱 になるんだけど、 子房と花柱は毛が生えています。



この雌花は 柱頭が萎れています。 受粉が終わったのでしょう。




受粉後だいぶたった雌花。 果実の赤ちゃんです。




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