![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0f/729f168b711d10091bec57544aedf874.jpg)
見出し画像のような めしべの柱頭が開いた状態は 雌しべ活動期で、花の生涯の中では後半のことです。今回は 前半の 雄しべ活動期を少し詳しく見てみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e6/b8d9d48cd69ce4e39e1556ecaebc7399.jpg)
これがキキョウの花が開花した最初の状態です。 白い袋状のおしべ(の葯)が めしべをぎゅっと囲んでいます。
花粉を入れた葯は内側に裂けめがあり、そこから花粉を出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/1d/1c84d9ac4aa6e4b1b97456aef70729ec.jpg)
おしべが少しバラけてきて 隙間から花粉粒が見えます。 なぜバラけてきたかというと、めしべが成長して上へ伸びてきたからです。 おしべは 雌しべを上から抑え込むように囲んでいましたから、雌しべが伸びてくれば 抑え込む力はありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/49/468162dac739a926760609201729d6f6.jpg)
めしべの先端が顔をのぞかせました。 雌しべの先端は 将来開いて柱頭として機能するのですが、今はまだ 柱頭としての働きはしていません。 めしべのこん棒の表面には毛が生えていて、こん棒が上に伸びるとき 雄しべの葯と擦れて 花粉をこん棒に付着させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/61/18898205f22a8cb674fc7b75e54d9b12.jpg)
先ほどと同じステージですが、おしべの根元に 蜜があります。 虫たちはこの蜜を求めてやってきます。 でも、 花粉はおしべに覆われて 内側のめしべのこん棒についているので、この時期 仮に虫がやってきても、授粉活動には関与できません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1e/52676c27fb9a2f5725b424c770fe1944.jpg)
めしべのこん棒がだいぶ大きくなってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/50/5dc1e6c267f052c1cead95cf3fe0de45.jpg)
そして、とうとう おしべは めしべのこん棒から離れます。 おしべのすることはここまでです。 でも、通常の花の おしべ のように 花粉が虫たちにより運ばれるのは おしべの仕事が終わってからなのです。おしべ活動期は終わったけれど、花粉運搬はこれからが勝負なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/94/cc6105bc0726b57aa8e0b7f28dbca2e8.jpg)
花粉は めしべのこん棒に擦り付けられています。 おしべの根元にある蜜を求めて虫が来ると めしべのこん棒の花粉が虫の体や足につきます。 この時期が 花粉運搬期です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0d/8e8a7f9214e1c5dc07140877c801ddd3.jpg)
花粉運搬期のつぎは いよいよ めしべのこん棒(花粉棒)の先が割れ、柱頭が顔を出します。 めしべ期のはじまりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/39/8a42f6f68e87ad41373b2f12a71eb1e7.jpg)
雌しべの柱頭は5裂し、虫が花粉を運んでくるのを待ちます。
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これがキキョウの花が開花した最初の状態です。 白い袋状のおしべ(の葯)が めしべをぎゅっと囲んでいます。
花粉を入れた葯は内側に裂けめがあり、そこから花粉を出します。
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おしべが少しバラけてきて 隙間から花粉粒が見えます。 なぜバラけてきたかというと、めしべが成長して上へ伸びてきたからです。 おしべは 雌しべを上から抑え込むように囲んでいましたから、雌しべが伸びてくれば 抑え込む力はありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/49/468162dac739a926760609201729d6f6.jpg)
めしべの先端が顔をのぞかせました。 雌しべの先端は 将来開いて柱頭として機能するのですが、今はまだ 柱頭としての働きはしていません。 めしべのこん棒の表面には毛が生えていて、こん棒が上に伸びるとき 雄しべの葯と擦れて 花粉をこん棒に付着させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/61/18898205f22a8cb674fc7b75e54d9b12.jpg)
先ほどと同じステージですが、おしべの根元に 蜜があります。 虫たちはこの蜜を求めてやってきます。 でも、 花粉はおしべに覆われて 内側のめしべのこん棒についているので、この時期 仮に虫がやってきても、授粉活動には関与できません。
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めしべのこん棒がだいぶ大きくなってきました。
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そして、とうとう おしべは めしべのこん棒から離れます。 おしべのすることはここまでです。 でも、通常の花の おしべ のように 花粉が虫たちにより運ばれるのは おしべの仕事が終わってからなのです。おしべ活動期は終わったけれど、花粉運搬はこれからが勝負なのです。
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花粉は めしべのこん棒に擦り付けられています。 おしべの根元にある蜜を求めて虫が来ると めしべのこん棒の花粉が虫の体や足につきます。 この時期が 花粉運搬期です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0d/8e8a7f9214e1c5dc07140877c801ddd3.jpg)
花粉運搬期のつぎは いよいよ めしべのこん棒(花粉棒)の先が割れ、柱頭が顔を出します。 めしべ期のはじまりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/39/8a42f6f68e87ad41373b2f12a71eb1e7.jpg)
雌しべの柱頭は5裂し、虫が花粉を運んでくるのを待ちます。
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