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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

樹に咲く花 (22) ニホンナシ 1

2021-04-02 10:53:24 | みんなの花図鑑
ニホンナシ ’市原早生’

直前の投稿「カリン」は デンパークの梨園(ナシの色んな品種が植栽されている通り)にありました。
カリンは「花梨」なので、<樹に咲く花>特集、こんどは 正真正銘の 「梨」へと移ります。
沢山の品種があるので、3回くらいに分けて投稿します。



ナシには ニホンナシ(和梨)と 西洋梨 と 中国梨があります。
ニホンナシの中にも、「幸水」「豊水」「二十世紀」などたくさんの品種があります。
ウィキペディア「ナシ」にはニホンナシの品種について説明があります。


(出典:パブリック・ドメイン, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=785442)




「市原早生」品種の情報を求めて検索すると 千葉県のサイトへたどり着きます。
いわく
「千葉県は土壌条件、気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、栽培面積、収穫量、産出額ともに、日本一を誇ります。(平成30年)」(千葉県「梨|旬鮮図鑑」)

ただ、「市原早生」についての説明はなく、「市原早生とは」だけで検索すると 「千葉県千葉市で生産されるエンドウマメ。」がヒットします。




いろいろ検索して分かったことは「市原早生」は
「二十世紀・長十郎以前の明治の主要品種」(書籍『日本ナシの品種 :来歴・特性よもやま話』目次より)
のひとつらしいです。




この花はサクラなどと同じ5弁花です。しかし、「幸水」などでは花弁の数はもっと多くなります。
この日は、いろいろな品種の梨の花を見て歩きましたが、花弁の縁に細かいギザギザがあるのがナシの花の特徴のようです。
めしべの先に柱頭が5つ、めしべのまわりにおしべが約20本あります。
しかしこれも、品種によって形や色、大きさに違いがあるようです。これを見比べるのが 面白そうです。




サクラは 葉より花だけ先に咲きますが、 ナシは このように 葉とともに展開することが多いようです。








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