![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/67/ae4c7470f79ca8cc1b89dde2dd06fe4f.jpg)
オダマキは前回とりあげたスミレと共通した特徴があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/1b/233519c25433af8ebdeb0f9ad2ae3c9a.jpg)
といっても、花を正面から見ていては気が付きませんが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/06/2071fced5280adff5b84f22a851276e5.jpg)
横から見て見ると、ほら、このとおり、長いしっぽがついてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e5/f6c1c43582d0a8d298c3bf03f567484f.jpg)
しっぽは「距(きょ)」と言い、この中に 蜜があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2b/fba314344483a101db570041754bebee.jpg)
花は通常、横か下を向いているので、距の筒も横か下を向くことになります。
このかたちが、織物の「かせ糸」を枠に巻き取る苧環(おだまき)▼に似ているので、オダマキの名がつきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/df/ce23e134a8ea6feec5cd33309fe765a0.jpg)
横浜きものあそび・クマさんの文様がたり「苧環(おだまき)糸巻き」より
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/86/93bed3059d573a9cc8eb3acba65a7c14.jpg)
蜜は液体ですから、花が下を向いていると、だんだん入り口のほうへ落ちてきてしまわないか心配です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/96/93ff2457e2ba08f07cf942472e68d2f6.jpg)
もっとも 雄しべやめしべは距の中にあるわけでなく、距の外にあるので、蜜が距の入り口近くまで下りてきても、虫が花粉を体につける確率はそんなに変化はないように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/8963a8b4bcf1a0fdf48fc38759613b32.jpg)
というか、おしべやめしべは距の外にあるのだったら、距がこんなに細く長い必要があるのか?と思えてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/69/e454128c5e7e0e06f9f9b6bfaa1b21f9.jpg)
花が下を向いているさまはシクラメンに似ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/a1/4b6c485a1b04929eab1075860eaf6a3a.jpg)
でも、シクラメンとの大きな違いは、花弁(と萼)が反り返らないことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます