撮った写真が溜まってきたので、何かにかこつけて2つ、3つ合わせてアップしています。
きょうは<トゲ>関連。
サルトリイバラ @ 前山ダム(常滑市)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/16/f4409a122c20c92f6c1cc5ffde15ac89.jpg)
サルトリイバラは雌雄異株で、これは雌株の雌花です。黄金色に輝いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c5/80d8e948a357e8a5b20e7c72f612d677.jpg)
「春、サルトリイバラの葉はカシワモチを包む葉だった
地域にカシワの木がなかったから代用していたのだろう・・・
サルトリイバラのつるつるした葉は清潔な感じで殺菌作用もあって
かしわ餅には非常によい葉だと思う。」(神戸の花と木(今の花と木の様子)「サルトリイバラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7a/9418e9e8924ee9138bfd4d00bd3042ae.jpg)
「秋に熟しはじめた実を食べたらリンゴのような味だった」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/27/decdf62feaf75c6b79e5badf8e6a30f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1f/f0ba00710e4a4f046cdb060c3c0701dd.jpg)
ここからは雄株の雄花です。
和名サルトリイバラの由来は、つる性の茎には棘があることから、「これではサル(猿)も思うようには動けない」という意味
(wiki「サルトリイバラ」)
ですが、ここ前山ダムのサルトリイバラには目立った棘がありません。
「トゲナシサルトリイバラvar. yanagitae は茎にほとんど刺の無い変種。果実や葉が大きく、葉の先端が円頭~凹頭。落葉が2月頃と遅く、別名トキワサルトリイバラともいわれる。」(三河の植物観察「サルトリイバラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e1/8164dd61d8eb4ac30a6741f197f39ea7.jpg)
蕾のときはつぼ型をしていますが、開花すると花弁は反り返ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/69/4ba648e36534b474d2d73561237f307f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c9/46cd939ac27c9bd7381223cd94725dea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f0/456e201eb55835decff71b92ccbf0164.jpg)
ここからは、メギ科に入ります。
メギ @ 愛知県緑化センター
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/fd/37ad3ff0e3c7f3239482f17fb8e1f8fe.jpg)
愛知県緑化センターのロックガーデンヘの登り口階段横にこんな可愛い花をつけたメギの寄せ植えがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/45/b0e190f231e289c19754cd9feb4f2674.jpg)
花を撮ろうとして枝に触ると、「あー、いたた!!」触れるととても痛い棘があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/3f/6eb85dd5667eedeaa28c416e19ea4a4b.jpg)
全体はこんな風。
花は、はじめはイヌツゲの花によく似ていると思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b9/9f481171d3870ae58ffa8a5c3c9856cc.jpg)
花被片の裏が紅い斑が入っていてキレイです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/37/4f484c0022a6f7fd610591c10ca4f515.jpg)
はじめはイヌツゲの花に似ていると思いましたが、よく見て見るともっとよく似ている花がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/13/0a9f671a7c70efe06c9457d2fba3204b.jpg)
中心に大きな子房があって、周囲に花弁に引っ付いた格好で6個の雄しべがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e7/40981e5fa694b445175a48d2218f2d70.jpg)
何に似ているのかというと・・・
そうです、ヒイラギナンテンの花に瓜2つなのです。
というわけで、ヒイラギナンテンの花を復習してみましょう。
ヒイラギナンテンと名の付く木は何種類もありますが、葉にトゲがあるのが共通の特徴です。
ナリヒラヒイラギナンテン コンフューサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6b/4143ddd328cc7c8d8dfff6f9f9f8a85c.jpg)
学名:Berberis eurybracteata
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d5/67d30bf9406cf10b08f6b3b487278178.jpg)
別名 ヤナギバヒイラギナンテン
学名の異名からマホニア コンフサとも呼ばれます。
Berberis eurybracteata (=Mahonia eurybracteata =)Mahonia confusa
ヒイラギナンテン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/df/137cb3fd8f420b970e7145795f69c93f.jpg)
学名:Berberis japonica シノニム Mahonia japonica
中国南部、台湾、ヒマラヤ原産。
ホソバヒイラギナンテン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b9/7053056947eb8ce7d5e334760e6da76a.jpg)
学名: Berberis fortunei (シノニム Mahonia fortunei )
「小葉はヒイラギナンテンよりも細長く、冬にも色づかない。
花は黄色で、秋に咲く(ヒイラギナンテンは冬に咲く)」(wiki「ホソバヒイラギナンテン」)
ヒイラギナンテン 'チャリティー'
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/79/66faaff99ba5668faded86ac87169dea.jpg)
ヒイラギナンテンは マホニア なので、 マホニア 'チャリティー' とも呼ばれてます。
マホニア 'チャリティー' は 別名セイヨウヒイラギナンテン(学名 : Mahonia x media ’Charity’)と呼ばれ、
Mahonia japonica(ヒイラギナンテン、中国原産) と Mahonia lomariifolia(台湾原産) と を掛け合わせた雑種です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/a0/4c576c9bf6501739d7b3212bd986375d.jpg)
ヒイラギナンテン(=マホニア)の中では 花が一番大きく、観察しやすいです。
このように、一番最初の メギの花とそっくりです。
この花では、普段、花弁のほうに倒れていたおしべのうち2本?がめしべにぐっと近づいてきています。
おそらく虫が雄しべに触れたのでしょう。ヒイラギナンテンの雄しべは何かに押されると雌しべの近くに起き上がってきます。
メギの花も同じような雄しべの性質があるのか?
これは宿題です(^^)/
きょうは<トゲ>関連。
サルトリイバラ @ 前山ダム(常滑市)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/16/f4409a122c20c92f6c1cc5ffde15ac89.jpg)
サルトリイバラは雌雄異株で、これは雌株の雌花です。黄金色に輝いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c5/80d8e948a357e8a5b20e7c72f612d677.jpg)
「春、サルトリイバラの葉はカシワモチを包む葉だった
地域にカシワの木がなかったから代用していたのだろう・・・
サルトリイバラのつるつるした葉は清潔な感じで殺菌作用もあって
かしわ餅には非常によい葉だと思う。」(神戸の花と木(今の花と木の様子)「サルトリイバラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7a/9418e9e8924ee9138bfd4d00bd3042ae.jpg)
「秋に熟しはじめた実を食べたらリンゴのような味だった」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/27/decdf62feaf75c6b79e5badf8e6a30f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1f/f0ba00710e4a4f046cdb060c3c0701dd.jpg)
ここからは雄株の雄花です。
和名サルトリイバラの由来は、つる性の茎には棘があることから、「これではサル(猿)も思うようには動けない」という意味
(wiki「サルトリイバラ」)
ですが、ここ前山ダムのサルトリイバラには目立った棘がありません。
「トゲナシサルトリイバラvar. yanagitae は茎にほとんど刺の無い変種。果実や葉が大きく、葉の先端が円頭~凹頭。落葉が2月頃と遅く、別名トキワサルトリイバラともいわれる。」(三河の植物観察「サルトリイバラ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e1/8164dd61d8eb4ac30a6741f197f39ea7.jpg)
蕾のときはつぼ型をしていますが、開花すると花弁は反り返ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/69/4ba648e36534b474d2d73561237f307f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c9/46cd939ac27c9bd7381223cd94725dea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f0/456e201eb55835decff71b92ccbf0164.jpg)
ここからは、メギ科に入ります。
メギ @ 愛知県緑化センター
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/fd/37ad3ff0e3c7f3239482f17fb8e1f8fe.jpg)
愛知県緑化センターのロックガーデンヘの登り口階段横にこんな可愛い花をつけたメギの寄せ植えがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/45/b0e190f231e289c19754cd9feb4f2674.jpg)
花を撮ろうとして枝に触ると、「あー、いたた!!」触れるととても痛い棘があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/3f/6eb85dd5667eedeaa28c416e19ea4a4b.jpg)
全体はこんな風。
花は、はじめはイヌツゲの花によく似ていると思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b9/9f481171d3870ae58ffa8a5c3c9856cc.jpg)
花被片の裏が紅い斑が入っていてキレイです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/37/4f484c0022a6f7fd610591c10ca4f515.jpg)
はじめはイヌツゲの花に似ていると思いましたが、よく見て見るともっとよく似ている花がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/13/0a9f671a7c70efe06c9457d2fba3204b.jpg)
中心に大きな子房があって、周囲に花弁に引っ付いた格好で6個の雄しべがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e7/40981e5fa694b445175a48d2218f2d70.jpg)
何に似ているのかというと・・・
そうです、ヒイラギナンテンの花に瓜2つなのです。
というわけで、ヒイラギナンテンの花を復習してみましょう。
ヒイラギナンテンと名の付く木は何種類もありますが、葉にトゲがあるのが共通の特徴です。
ナリヒラヒイラギナンテン コンフューサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6b/4143ddd328cc7c8d8dfff6f9f9f8a85c.jpg)
学名:Berberis eurybracteata
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d5/67d30bf9406cf10b08f6b3b487278178.jpg)
別名 ヤナギバヒイラギナンテン
学名の異名からマホニア コンフサとも呼ばれます。
Berberis eurybracteata (=Mahonia eurybracteata =)Mahonia confusa
ヒイラギナンテン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/df/137cb3fd8f420b970e7145795f69c93f.jpg)
学名:Berberis japonica シノニム Mahonia japonica
中国南部、台湾、ヒマラヤ原産。
ホソバヒイラギナンテン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b9/7053056947eb8ce7d5e334760e6da76a.jpg)
学名: Berberis fortunei (シノニム Mahonia fortunei )
「小葉はヒイラギナンテンよりも細長く、冬にも色づかない。
花は黄色で、秋に咲く(ヒイラギナンテンは冬に咲く)」(wiki「ホソバヒイラギナンテン」)
ヒイラギナンテン 'チャリティー'
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/79/66faaff99ba5668faded86ac87169dea.jpg)
ヒイラギナンテンは マホニア なので、 マホニア 'チャリティー' とも呼ばれてます。
マホニア 'チャリティー' は 別名セイヨウヒイラギナンテン(学名 : Mahonia x media ’Charity’)と呼ばれ、
Mahonia japonica(ヒイラギナンテン、中国原産) と Mahonia lomariifolia(台湾原産) と を掛け合わせた雑種です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/a0/4c576c9bf6501739d7b3212bd986375d.jpg)
ヒイラギナンテン(=マホニア)の中では 花が一番大きく、観察しやすいです。
このように、一番最初の メギの花とそっくりです。
この花では、普段、花弁のほうに倒れていたおしべのうち2本?がめしべにぐっと近づいてきています。
おそらく虫が雄しべに触れたのでしょう。ヒイラギナンテンの雄しべは何かに押されると雌しべの近くに起き上がってきます。
メギの花も同じような雄しべの性質があるのか?
これは宿題です(^^)/
信仰心の乏しい私にして「神による造形」だと思いました。
ありがとうございました
サイモン&ガーファンク「Mrs.Robinson」の
"Jesus loves you more than you will know." のくだりを思いました。
"Jesus creates nature more than you will know."
共感してくださり、大変うれしく思います。
植物たちはどうして他にはない姿を作り出すのでしょう
そして、それも少しずつ変化しています
進化してないのはヒトだけかも (´v_v`)