a
トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の ショウジョウソウです。杯状花序です。
同じユーフォルビア属のポインセチアのように、一番上の葉(「苞」といいます)の花序に近い部分が赤く染まっています。
杯状花序自体は 花弁をもたないけれど、これだけ赤い葉が花序の横についていれば、じゅうぶん花弁の役目を果たしています。
これが杯状花序と言われるもので、杯とかカップとか壺と呼ばれる器官から 花序の要素である雌しべ、雄しべ、腺体を産出(カップから生み出すから、いわば「杯出」?!)します。
b
花序の器官の中で 一番目立つのが 雌しべ(=雌花)の子房(というか 受粉して果実になった)部位です。
中央に で~んとあるのが、その子房(=果実)です。子房の頭には 6裂した柱頭が付いています。
右側にも 杯(カップ)から生まれたばかりの雌花(=雌しべ)があります(アリのしっぽのところ)。
c
アリが、果実になった子房の上にいます。子房は受粉するとものすごく大きな果実に成長するので、生まれた杯(カップ)から飛び出して 杯の外に果柄を垂らして下向きにぶら下がります。
d
アリが生まれたばかりの雌しべのほうに移動しました。雌しべの6裂した柱頭の径は ちょうどアリの頭からしっぽまでの長さくらいです(相対的に小さいです。)
e
中央の大きくなった果実が 杯(カップ)の外に飛び出した後には 雄しべ(=雄花)が複数個、出てきます。
f
杯(カップ)のサイドに唇の形をした器官がありますが、これが腺体です。このなかに蜜があります。
g
果実は 杯(カップ)から飛び出しぶら下がってからもさらに成長しています。果実には3つの部屋があるようです。
h
このあと、同属のオオニシキソウやコニシキソウの杯状花序を観察するつもりですが、それらはショウジョウソウに比べるとずっと小さく構造が分かりにくいです。杯状花序を観察するには やはりショウジョウソウの杯状花序が最適なのですが、オオニシキソウやコニシキソウは同じ杯状花序でもそれぞれ個性のある構造をしています。ショウジョウソウに無い器官をもっているものもありますので、ショウジョウソウやハツユキソウなどで全部済ますことができないゆえんです。
トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の ショウジョウソウです。杯状花序です。
同じユーフォルビア属のポインセチアのように、一番上の葉(「苞」といいます)の花序に近い部分が赤く染まっています。
杯状花序自体は 花弁をもたないけれど、これだけ赤い葉が花序の横についていれば、じゅうぶん花弁の役目を果たしています。
これが杯状花序と言われるもので、杯とかカップとか壺と呼ばれる器官から 花序の要素である雌しべ、雄しべ、腺体を産出(カップから生み出すから、いわば「杯出」?!)します。
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花序の器官の中で 一番目立つのが 雌しべ(=雌花)の子房(というか 受粉して果実になった)部位です。
中央に で~んとあるのが、その子房(=果実)です。子房の頭には 6裂した柱頭が付いています。
右側にも 杯(カップ)から生まれたばかりの雌花(=雌しべ)があります(アリのしっぽのところ)。
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アリが、果実になった子房の上にいます。子房は受粉するとものすごく大きな果実に成長するので、生まれた杯(カップ)から飛び出して 杯の外に果柄を垂らして下向きにぶら下がります。
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アリが生まれたばかりの雌しべのほうに移動しました。雌しべの6裂した柱頭の径は ちょうどアリの頭からしっぽまでの長さくらいです(相対的に小さいです。)
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中央の大きくなった果実が 杯(カップ)の外に飛び出した後には 雄しべ(=雄花)が複数個、出てきます。
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杯(カップ)のサイドに唇の形をした器官がありますが、これが腺体です。このなかに蜜があります。
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果実は 杯(カップ)から飛び出しぶら下がってからもさらに成長しています。果実には3つの部屋があるようです。
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このあと、同属のオオニシキソウやコニシキソウの杯状花序を観察するつもりですが、それらはショウジョウソウに比べるとずっと小さく構造が分かりにくいです。杯状花序を観察するには やはりショウジョウソウの杯状花序が最適なのですが、オオニシキソウやコニシキソウは同じ杯状花序でもそれぞれ個性のある構造をしています。ショウジョウソウに無い器官をもっているものもありますので、ショウジョウソウやハツユキソウなどで全部済ますことができないゆえんです。
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