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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒイラギナンテン ’チャリティー’ - 1,2の 3「蜜」!

2020-12-23 22:27:20 | みんなの花図鑑

「コロナ禍」が「コロナ渦」になっている通達を時々見ます。分かってやっているならこれも面白い!
こちらは「3密」を「3蜜」にして、
マホニアチャリティーの花の蜜を求めて
マクロレンズで「蜜」探し!
まず ひとつ見つけました、 1蜜!\(^o^)/



全体像。
ヒイラギナンテン(中国原産)とマホニア(台湾原産)の種間交雑種でマホニア・チャリティと呼ばれています。




一枚目の画像、蜜の花の部分だけトリミング。

実は 福原のページ「雌雄離熟」に精細なヒイラギナンテンの拡大写真があり、
「ヒイラギナンテン(メギ科)の花の中心には、柱頭だけが突きだしている。しかし、訪花昆虫が柱頭のつけねにさわると、花被片に密着していた雄しべが起き上がり、柱頭に近づく」という説明があって、それを確認しに行ったのだが・・・
雄しべが花被片から離れている花には出会えなかった。
そこで、目的を変えて、蜜の観察になったわけ。



ここにもありました! 2蜜!



また、ありました! これで 3蜜!




受粉すると、花被片とおしべがそっくり落ち、子房が 果実へと成長するのだけれど(画像の左端)、ヒイラギナンテンの仲間は果実といっても子房の時とあまり変わらない。ナンテンの実みたいに丸くならない。




ヒメキンセンカ - キク科の花3

2020-12-23 17:22:00 | みんなの花図鑑

畑の道路沿いに野草のように咲いていました。
スマホの Google Lensアプリで検索すると「キンセンカ」と言ってくるのですが・・・
キンセンカは花径10cmとwiki にあるので、こちらは花径3cmくらいのヒメキンセンカとしました。




ヒメキンセンカは学名 Calendula arvensis。
別名は ホンキンセンカ、属名をとってカレンデュラ、また フユシラズ(冬知らず)という呼び方でも知られています。
「よく園芸用に栽培されている一般的なキンセンカ( Calendula officinalis L.)は標準和名をトウキンセンカ(唐金盞花)といい、多数の品種があり、舌状花が長く、頭花の直径が4cmより大きくなる。標準和名のキンセンカはこのうちのCalendula officinalis L. var. subspathulata Miq.を指す。
 ヒメキンセンカ Calendula arvensis L. はキンセンカより古く渡来したといわれている。花壇によく植えられ、農地のような民家から離れた場所でも見られる。」(三河の植物観察「ヒメキンセンカ」)




周囲の花弁のようなヒラヒラ部分は 舌状花といって一枚一枚が独立した花です。中心部の黄色いツブツブのひとつひとつが筒状花(とうじょうか)の花です。斜めから撮ってるのでピントが一部にしかあってませんが、下のほうに 星形をした花弁があります。
そして左上手の筒状花のように 花弁の中から筒が立っていてその先に花粉が盛られていますが、これはおしべが合着してできた 雄しべ筒の中を 未成熟雌しべが筒内に出された花粉を押し上げ筒の外に出したところです。



これもピンボケですが、星形の花弁の中に雄しべ筒と めしべによって押し上げられた花粉が見えます。



花弁のような黄色の部分は舌状花。舌状花はおしべだけで雌しべはありません(舌状花は雄性)。舌状花を囲んでいる萼のようなのは 総苞。「舌状花の長さは総苞片の長さの2倍以下。」(同上)




ナンキンハゼ - 蒼穹に

2020-12-23 09:11:09 | みんなの花図鑑

「ナンキンハゼは、中国原産の庭園樹木で、秋の紅葉や冬の白い「実」が美しいことから街路樹として使われ」(福岡のページ「ナンキンハゼ」太字は引用者)



少し三角のかかった球形の蒴果(さくか)を黒熟させ、3個の種子を出す。(wiki「ナンキンハゼ」)




種皮は黒色であるが、その表面は脂肪に富んだ白色の蝋状物質で覆われる。(同上)




蒴果が裂開しても、種子は果皮から自然に離脱することはなく、紅葉期から落葉後まで長く樹上に留まり、白い星を散らしたようで非常に目立つ。(同上)



白い「実」は果皮が取れて3個の種子が露出したもの。(福岡のページ「ナンキンハゼ」)