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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モクゲンジ(4) - 安城総合運動公園

2018-06-28 20:45:33 | みんなの花図鑑
以下の写真はみな、スマホにマクロレンズ噛まして撮ったものです。

モクゲンジの<雌花>についてのおさらいです。
撮影日は 6月26日で、
モクゲンジ(3) - 安城総合運動公園
の一週間後の撮影です。
最初の画像は 一番同定が難しかった 雌花の初めの状態です。
ドーナッツみたいなリング状のものが
雄しべの名残り(「不完全雄ずい」と呼ばれます)です。
2つある雌花のうち 左側のものには よりハッキリ
雌しべ(子房)が伸びてきているのがわかります。



これは 雌花を横から見たものです。
先ほどの 雄しべの名残り(不完全雄ずい)が前の写真より
いっそう伸びていますが、伸びるのはこれくらいまで、
これ以上発達はしません。



中央の雌花は 周囲の雄しべ(の名残り)を押しのけるようにして
子房が大きくなってきています。
それに合わせるように、花弁は
はがれおち始めています。



3つ写っている雌花のうち、
いちばん左側が 初期状態。
中央と 右側は 受粉後の子房成長期の雌花。



子房がハッキリ 三角錐状に成長してきました。
花弁は すでにほとんど落ち、
子房周りの雄しべの名残り(不完全雄ずい)も
枯れて まさに剥がれ落ちようとしています。


モクゲンジ (3) - 安城総合運動公園

2018-06-28 18:23:47 | みんなの花図鑑
以下の写真は すべて スマホに 虫メガネ型の
マクロレンズを噛まして撮ったものです。
モクゲンジ (2) - 安城総合運動公園
から 2日後の 6月21日に撮影した写真から。

安城総合運動公園には 3本のモクゲンジがありますが、
2日後といっても、株によって、また一本の株でも
枝によって 開花状況がちがいます。
雄花中心の枝もあれば、すでに袋の果実ができている枝もある、
といった具合です。
花弁の元に赤がキレイな付属体をつけているのは
雄しべです。
その右に ドーナッツのようなリング状の雄しべを
つけた花が 雌花と思われます。
雌花のしるしである<雌しべ>らしきものが
ハッキリしませんが、ドーナツ状の雄しべは
このあと ほとんど成長しないので、これは
<若い雌花>と思われます。



中央(右側)のいちばん鮮やかなのが 雄花。
その左側が 雌花。
雌花のほうは 子房が伸びてきだしています。
子房の回りにある 花粉を付けた雄しべは
「不完全雄ずい」と呼ばれています。



受粉が終わって子房が成長を始めると、
花弁は 剥がれていきます。
でも、まだ 雄しべはついてます。
理由はよく分かりません。



この雌花は 子房が大きくなってきていますが、
まだ花弁が付いています。



この雌花は 子房が大きくなり、
花弁は 落ちてしまいました。
でも、まだ 花粉らしきものをつけた雄しべが ついています。



子房が成長し、三角錐の形になってきました。
このころになって子房を取り囲んでいた
雄しべ(不完全雄ずい)も ようやく
落ちて無くなってます。


モクゲンジ (2) - 安城総合運動公園

2018-06-28 17:46:33 | みんなの花図鑑
モクゲンジ (1) - 安城総合運動公園
と題して、6月18日に 一眼レフで撮影した写真を投稿しました。
ここに掲げる写真は 翌19日に こんどはスマホに
マクロレンズ噛まして撮ったものです。
それからだいぶ日が経ってしまいました。
雄花、雌花について 調べていたのですが、
なかなか理解が進まなくて・・・
とりあえず、中間報告として、その後撮った写真を
数回に分けて 投稿することにします。

これは 雄花です。
モクゲンジの雄花は、基本的に理解しやすいです。
先端に花粉を付けた 長い8本の雄しべが伸び、
鮮やかな黄色い花弁が、雄しべと反対方向に反り返って咲き、
花弁の基部には これも色鮮やかな赤い付属体と呼ばれる
模様をつけます。
花の初めのころは これが大多数(のように見える)のですが、
今は 雄花はどんどん下に落ちて、
地面を黄色く塗っています。
この雄花も 下に落ちているのを
モクゲンジの葉の上に乗っけて
撮ったものです。
雄花についは 理解しやすいので、
ここまでで打ち止めとします(^_-)



雄花は「おしまい」といいましたが、
上の写真で 左側に写っている
(ピントが合ってませんが)のは
若い雄花 です。
最終的に赤くなる付属体も
最初は このように 黄色く
ぼこぼこ盛り上がっています。
で、本題に戻って・・・
上の写真の 右側(いちおうフォーカスしている方)が
雌花です。
中央に 1本だけ 雌しべ、というか、子房の先端が見えます。
ところが、その周囲には 花粉をもった雄しべらしきものがあります。
けれど雌花の雄しべは、雄花の雄しべのように
勢いよく伸びていません、
ずっと短いです。
なので 雌花の雄しべは 退化して 雄しべとして
機能していないのではないかと考えられます。
(一応、雄しべがあるので、雌花でなく
「両性花」 ではないかとする説もあります)



ここに写っている花は すべて 雌しべです。
左側の花は(ピントが合ってませんが)
若い時代の 雌花 と考えられます。
退化した雄しべがドーナッツのように
丸くなって花芯の部分についています。
正面から見ても 雌しべに当たるものが
ハッキリとしないのです。



雌花は 受粉すると 子房が膨らみだし、
雄花は 役目を終えて下に落ちるので
これから以後は 雌花の時代となり、
モクゲンジの 面白い形の 果実 へと
成長していく時代となります。


子房は 丸くなく 三角錐のような形に
膨らんでいくのですが、
それについては また後日。



ビルルヌム・ランタナ - 安城産業文化公園デンパーク

2018-06-28 07:55:07 | みんなの花図鑑

もうひとつ、ユスラウメに似た葉の赤い実を発見!
銘板には 難しいことが書いてある↓

Viburnum Lantana 'Aureum'
ビブルヌム・ランタナ 'オーレウム'
レンプクソウ(スイカズラ)科



ネットで検索しても、ほとんど記事・画像がない。
以下は 里山コスモスブログ「オトコヨウゾメ」記事より引用
「ブブルヌム・ランタナ(Wayfaring Tree 直訳旅の木)は
ガマズミ属の一種で、中、南、西欧州そして北アフリカ、
南西アジアに自生する。
Wayfaring Treeは hoarwithyと同意。」