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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

さらばgoo★★★ジャスミンの街 - ダマスカス

2025-04-17 07:00:00 | みんなの花図鑑
初出 2017-09-17



これは内戦の始まるずっと前に、シリアの首都 ダマスカス で撮ったジャスミンの写真です。

(上の画像をタテにトリミング)



ダマスカスは「ジャスミンの街」と呼ばれていました。
11月ジャスミンの花が咲くころになると、不思議と街の人びとの表情がゆるやかになります。




女性はもちろん、なかには若きリルケ(?)風の青年がジャスミンの花を顔に近づけ 匂いを嗅ぎながら、じっと物思いにふけったりしていたのです。(^^








そのときの写真は 遠景ばかりなので、そのあと 日本で撮った ジャスミンの Gif 画像を 参考までに付け加えます。
'ホワイト・プリンセス' という種類です。






 

さらばgoo★★★ウチワサボテン - シリア

2025-04-16 07:00:00 | みんなの花図鑑
初出 2017-09-12


うわっ、これなんだ!?
サボテンじゃないか!
今は昔、内戦の始まる前に、シリアで撮った写真、第2弾です^^

上の画像たてにトリミング




ウチワサボテンのウチワの先に たくさん 実がなっています。
当地では この実を食べるのですッッッ \(^o^)/





「おいしいか」って?・・・ぜーんぜーん (キッパリ)
もう種だらけで、果肉がほとんどありません。
ぼくにとってはタネ(の多いこと)が問題なのです。
でもあちらの人にとって、そんなのぜんぜん問題じゃありません。
丸ごと 飲み込んじゃうのですから!






ダマスカスからボスラにむかう 車の中から撮った風景です。あたりは 岩石砂漠 です。
砂漠というと キャラバンが渡っていく砂の砂漠をイメージしますが、砂砂漠は 砂漠の少数派なんです。
大部分は はげ山から崩れ落ちた岩石が ごろごろころがっている 岩石砂漠 なんです ☆☆☆





 

さらばgoo★★★ピスタチオ - シリア・アレッポ近郊

2025-04-15 07:00:00 | みんなの花図鑑
初出 2017-09-02




今日は9月2日
、この写真はずっとまえの今日、中東シリアのアレッポ近郊で撮ったピスタチオなんです。
9月はピスタチオの収穫期。日本ではピスタチオは炒ったものを食べますが、当地では 採ったばっかりのピスタチオは茹でて食べます。ちょうどピーナッツ(落花生)のように。


上の画像トリミング

















ブログ始めたばかりで、、しかも ブログの副題が「岡崎地方の・・・」と謳っているのに、なぜシリア?! といぶかりのみなさん、ごめんなさい。ブログみたいなもの始めたら、どうしてもこのピスタチオの画像を投稿したかったんです。ピスタチオの実は 落花生みたいに 地下にできるのではない!という証拠写真を!





 

リキュウバイとカリン - バラ科

2025-04-14 07:00:00 | みんなの花図鑑
リキュウバイ



リキュウバイ(利休梅)は中国原産のバラ科の落葉低木。




通常、花期は4~5月ということですが、これは3月30日 安城デンパークで撮影したものです。


サクラの咲くのが遅いのに、リキュウバイはいつもより早めに花を咲かせてるようです。





オオリキュウバイ 豊川市 善住禅寺



オオリキュウバイはリキュウバイの交雑種 または園芸品種。
リキュウバイのほうは清楚な感じなのですが、こちらはびっしりにぎやかに咲きます。








花はリキュウバイと同様「5弁」とありますが、一見「二重」に見えるのは萼片の前半分がやはり白いからでしょうか (´∀`)






カリン

カリン(花梨)は、バラ科カリン属の落葉高木。



これは 安城市の梨園の中で撮影したものです。


わざわざ バラ科のカリンと謳ったのには マメ科のカリン(花梨)もあるからです。




 


アオキ科のアオキは雌雄異株

2025-04-13 07:00:00 | みんなの花図鑑
きのうのアケビは雌雄異花でしたが、今日のアオキ科のアオキは雌雄異株(しゆういしゅ)です。

雄花

暗紫色の4弁花。
アオキ属(Aucuba)はアオキ科に分類されてますが、ガリア科またはミズキ科に分類されることもあります。



拡大すると黄色い葯をもった4本の雄しべを見ることができ、4本の雄しべに囲まれた中央部は緑色で雌しべは見られず、雄花であることがわかります。


豊田安城自転車道の宇頭茶屋町付近で見つけたのですが、雌雄株がそれぞれ1本ずつ植えられていました。



まず目についたのが黄色い花粉をつけたこちらの雄株でした。




雌花

ふと隣の株の花に目をやると、黄色い花粉が付いていません。
それで雌株と分かりました。



花は やはり暗紫色の花弁が4枚ですが、柱頭の大きな雌しべが1個あり、雄しべはありません。




ニシキギ科のマユミの花などに似たところがありますが、あちらが雌花でもおしべ(の退化したもの)が付いていたり、雄花でもけっこう立派な雌しべが伸びていたりしているのに比べ、アオキの雌雄はよく分化していて雄花雌花がはっきりしています。



アオキの別名は アオキバ(青木葉)で、学名(Aucuba japonica )もそこに由来するようです。





 

アケビの学名は Akebia (アケビア)

2025-04-12 07:00:00 | みんなの花図鑑
アケビ

梨園のフェンスに巻き付いてるアケビ。
年々範囲が広がっています。
アケビの学名って知ってます??
アケビ属の学名は 何とAkebia なんですね!(^^)!
日本、韓国、中国が原産地です。





アケビAkebia quinata の葉は5枚一組。
ミツバアケビ A. trifoliata は3枚一組。葉には鈍鋸歯があります。
上の2つのハイブリッドのゴヨウアケビ A. x pentaphylla はアケビと同じ5枚一組。葉には鈍鋸歯があります。





アケビは雌雄異花。
これが雄花。




雄花はパラシュートみたいな萼が付いています。


こういう雄花もあります。パラシュートが小さい。




では、雌花はどんなのかというと、上の画像のようなのが雌花。雌花のほうが数は少ないけれど、目立ちます。



パラソルみたいな大きな萼が付いています。




サクラやマメ科の両性花の雌しべは1つだけで回りを沢山の雄しべが取り巻いているのですが、アケビの雌花は雌しべが何本か(通常6個)付いています。





それぞれの雌しべの先端は柱頭で、ここで花粉を受粉するため、べたべたしています。




花粉でなく、虫がとらまっていることがよくあります。食虫植物みたいです。




あれ? アケビって虫媒花だったのかな?それとも風媒花だったのかな?
ある文献によると、
それぞれの「花の匂いの化学分析から、アケビは虫媒花的であり、ミツバアケビは風媒花的であること、また、ゴヨウアケビは質・量ともに中間的であること」が分かってきたそうです。





白花アケビ

梨園のフェンスに絡まっているアケビの群れの中に、一か所だけこういう花がありました。
雌花ですが、色が白いのです。




拡大してみると、雌しべは5本のように見えますが、中央の大きな柱頭の雌しべは2つが合体しているので、実際はやはり6個の雌しべなのかもしれません。




こちらが雄花です。




白花アケビで検索するともっと白い萼のアケビが出て来るので、いろんな程度の突然変異があるのかもしれません。
シロバナアケビの学名は 一応 Akebia quinata cv. leucantha ということですが、上のは栽培種(cv.) というには ちょっと「?」です(´∀`)






 

アオモジ、ダンコウバイ - クスノキ科の花

2025-04-10 07:00:00 | みんなの花図鑑
アオモジ

アオモジは クスノキ科ハマビワ属の落葉小高木です。


アオモジは愛知県緑化センターの周囲の雑木林でたくさん見られます。



雑木林でたくさん見られるので元々 自生していたように思われがちがちなのですが、Wikipediaによれば
「本州では岡山県、山口県に分布していたが、近年では西日本(愛知県以西)の都市部周辺を中心に分布を広げている」と愛知県三河地方は本来の分布域ではないようです。




というのも、愛知県緑化センターの実習園と芝生広場には アオモジが植栽されていて・・・




とうやらここで出来た果実を鳥たちが運んだ可能性が高いのです。


アオモジは雌雄異株です。
「花序は雄花序の方が雌花序よりやや大きく、雄花序は枝にびっしりとついた感じ、雌花序はバラついた感じになる」(wiki「アオモジ」)




実習舎~芝生広場の東側の雑木林のアオモジです。


林縁だけでなく、林の中にもあるようです。






これも愛知県緑化センターを横切る道路沿いの林のアオモジです。










ダンコウバイ

ダンコウバイは クスノキ科クロモジ属の木です。やはり雌雄異株です。


ダンコウバイの自生域は 関東地方以西、四国、九州の山地です。



これは 庭に植栽されたダンコウバイです。


花色がウコン色であるため、ウコンバナという別名がある。




次は クスノキ科ではないのですが、比較のため
テンダイウヤク?

愛知県緑化センターの造園見本園の北側に1本のアオモジがあるのですが、そのすぐ近くにある木です。今回初めて見つけました。


樹名板は無いので名前が分かりません。Google Lensで検索すると「テンダイウヤク」を候補に挙げてきます。



テンダイウヤクとすると
「Lindera strychnifoliaVILLAR ( クスノキ科 )
 中国原産。雌雄異株。薬用植物園などで栽培する常緑の小高木で,西日本の温暖な地域にも帰化しています。」(日本薬学会のサイトより)
という薬草のようです。




クスノキ科の花からは ますます離れていきますが、ついでということで m(_ _)m

キブシ(木五倍子)


びっしりとは花を咲かせている木五倍子です。



安城デンパークにも2種類のキブシがありますが、こんなに花付きが良くないです。



キブシも雌雄異株です。





「キブシは雌雄異株であるが、雌雄は花を見ればすぐに見分けられる。花の中を覗き込むと(雄株の)雄花は9本の黄色い葯が目立ち、(雌株の)雌花は、立派な緑がかった柱頭が頭を覗かせ、奥の方に退化した雄蕊が微かに見える。」(里山コスモスブログより)






 

ツツジとユキヤナギ特集

2025-04-08 07:00:00 | みんなの花図鑑
早くもツツジが咲いています。
まず安城デンパーク

ロードデンドロン ’吉野’
















その手前のユキヤナギ



今年はとくに ユキヤナギの元気が良いようです。



愛知県緑化センターのユキヤナギ




日本庭園のユキヤナギです。















コバノミツバツツジ



愛知県緑化センターに隣接する雑木林のミツバツツジです。











ヒカゲツツジ




ロックガーデンにあります。




ロードデンドロン





実習舎の中にありました。名前は分かりません。




ジャノメエリカ(ツツジ科)



デンパークのフローラルプレイス(大温室)にて。