オータムリーフの部屋

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降圧剤と認知症

2016-06-09 | 健康
高血圧は我が国の国民病とも言われ、その数は3,500万人とも言われる。そして降圧剤を服用している人は5人に1人だと言う。
 
私もその一人だが、薬が効きすぎて、低血圧になり、認知症を発症するのではないかと心配になり、服用をやめるが、また160-100ぐらいの高血圧になって、服用し始める・・・・そんなことが10年近く続いている。
 
降圧剤は高血圧の原因を取り除くものではなく、あくまでも対症療法で、無理やり血圧を下げる。本来必要だから、血圧が上がっているのに、無理やり下げて、まずいことになるのはちょっと考えればわかる。近年、脳出血が少なく、脳こうそくが多くなっているのも、降圧剤のせいだと思っている。脳卒中の患者のうち日本では84%を「脳梗塞」が占めている。
「死亡統計 脳卒中の内訳」
脳梗塞84%
脳出血13%
クモ膜下出血3%
1960年代は脳梗塞の脳卒中に占める割合は13%程度だったという。食生活の欧米化で血圧ドロドロ状態になったという要因もあるだろうが、降圧剤の影響は否定できないと思う。
 
「高血圧=脳卒中」と思われているが、脳梗塞に関しては、血圧が低い時に起きる。
 
加齢により動脈硬化が進んだり、食生活や糖尿病などの影響で血液がドロドロになったりすることで血行が悪くなっている為に、血行を良くしようと体が反応して、高血圧になる。降圧剤を服用すると血行が悪いままの状態で、無理やり血圧を下げる為に、血流不足が起きるのは当然だ。
さらに、降圧剤による脳の血流不足が原因で、認知症やアルツハイマーが急増しているのではないかという。降圧剤は短時間で効果が表れ、急激な血圧低下を起こす。
私自身、立ちくらみ、ふらつき、息切れ、食後低血圧を引き起こし、よく使う普通名詞も出てこなくなることが年数回ある。
 
アルコールが体内に入ると血圧が低くなり、降圧剤を服用していると相乗効果が生じ、血圧が下がりすぎる。
入浴時、温かい湯船に入れば、一気に血圧が上がり、その後どんどん下がってくる。降圧剤を服用している人は下がりすぎて意識障害が起きやすくなる。日本で入浴中に死亡する人は年間約2万人もいる。これは、日本における交通事故死の約5倍の数字だという。
 
降圧剤の影響で脳の血の巡りが悪くなるために、脳内に酸素や栄養が行き渡らず、脳血管性の認知症になる可能性が大きいというのは心配な状況である。
高齢者の場合、むしろ、降圧剤の副作用を心配しなければならない。
 
降圧剤の種類
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
体内でつくられているアンジオテンシンIIという血圧を上げる物質をつくらないようにする。
 
アンジオテンシンII受容体拮抗薬
アンジオテンシンIIという血圧を上げる物質が受容体を刺激することを妨げる。
 
カルシウム拮抗薬
血管を収縮させるカルシウムの筋肉への流入を抑制し、血管を拡げる。
 
ベータ(β)遮断薬
身体の状態を無意識のうちに調節している自律神経系のベータ(β)作用を抑制する。それによって、心臓の拍出量の減少などがおこり、血圧が下がる。
 
アルファ(α)遮断薬
自律神経系のアルファ(α)作用を抑制する。それによって、血管の拡張がおこり、血圧が下がる。
 
降圧利尿薬
尿量を増加させることにより循環血液量が減少し、末梢での血管抵抗が低下する。
 

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