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第1四半期の豪基調インフレ率が鈍化、利上げの可能性後退
13:22 JST
[シドニー 24日 ロイター]
オーストラリアの2007年第1・四半期の基調インフレ率が予想外に鈍化するとともに、同国連邦統計局が24日発表した消費者物価指数(CPI)上昇率が過去2年間で最低水準となったことを受け、豪中銀による利上げの可能性が大きく後退している。
金融市場では、オーストラリア準備銀行(RBA)が発表した基調インフレ率を示す2種類の消費者物価指標(加重中央値とトリム平均値)の上昇率が第4・四半期から横ばいの前期比0.5%にとどまったことを受け、豪ドルが対米ドルで0.5米セント急落、豪国債先物価格は急伸した。
前期比0.5%の上昇は市場予想の0.6%上昇を下回っており、2種類の指標を平均した基調インフレ率は年率2.7%と、豪中銀が目標としている2─3%のレンジ内に再び収まった。
マッコーリー銀行の金利ストラテジスト、ロリー・ロバートソン氏は「基調インフレに関して相次いで良好な数値が出た以上、中銀は少なくとも7月までは確実に金利を据え置くだろう。これまでのところ、オーストラリアの労働市場のひっ迫は大きなインフレ圧力にはつながっていない」と指摘した。
豪中銀は来週5月1日に定例理事会を開催する。これまでは、内需の力強さを背景に中銀がここ11カ月で4度目となる金融引き締めを実施するのではないかとの観測が強まっていた。しかしインフレの顕著な改善を受けて、インターバンク先物市場では、来週の理事会で利上げが決定される確率が統計発表前の45%から4%へと大幅に低下している。
連邦統計局が発表した第1・四半期のCPIは前期比0.1%の上昇で、市場予想の0.6%上昇を大きく下回った。前年同期比では2.4%の上昇で、第4・四半期の3.3%上昇から低下し、05年第1・四半期以来の低水準となった。
教育、医療、住宅購入、家賃が季節的な要因で上昇したものの、果実、家具、海外旅行、オーディオ、コンピューター機器などの下落で一部相殺された。
13:22 JST
[シドニー 24日 ロイター]
オーストラリアの2007年第1・四半期の基調インフレ率が予想外に鈍化するとともに、同国連邦統計局が24日発表した消費者物価指数(CPI)上昇率が過去2年間で最低水準となったことを受け、豪中銀による利上げの可能性が大きく後退している。
金融市場では、オーストラリア準備銀行(RBA)が発表した基調インフレ率を示す2種類の消費者物価指標(加重中央値とトリム平均値)の上昇率が第4・四半期から横ばいの前期比0.5%にとどまったことを受け、豪ドルが対米ドルで0.5米セント急落、豪国債先物価格は急伸した。
前期比0.5%の上昇は市場予想の0.6%上昇を下回っており、2種類の指標を平均した基調インフレ率は年率2.7%と、豪中銀が目標としている2─3%のレンジ内に再び収まった。
マッコーリー銀行の金利ストラテジスト、ロリー・ロバートソン氏は「基調インフレに関して相次いで良好な数値が出た以上、中銀は少なくとも7月までは確実に金利を据え置くだろう。これまでのところ、オーストラリアの労働市場のひっ迫は大きなインフレ圧力にはつながっていない」と指摘した。
豪中銀は来週5月1日に定例理事会を開催する。これまでは、内需の力強さを背景に中銀がここ11カ月で4度目となる金融引き締めを実施するのではないかとの観測が強まっていた。しかしインフレの顕著な改善を受けて、インターバンク先物市場では、来週の理事会で利上げが決定される確率が統計発表前の45%から4%へと大幅に低下している。
連邦統計局が発表した第1・四半期のCPIは前期比0.1%の上昇で、市場予想の0.6%上昇を大きく下回った。前年同期比では2.4%の上昇で、第4・四半期の3.3%上昇から低下し、05年第1・四半期以来の低水準となった。
教育、医療、住宅購入、家賃が季節的な要因で上昇したものの、果実、家具、海外旅行、オーディオ、コンピューター機器などの下落で一部相殺された。
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