北海道新聞07.02.02.の記事です。
ツボカビ症でオーストラリア産のカエルなどが死んでいるそうです。
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↓
ツボカビ症 道内でも
全国で新たに外来種の3匹
カエルに高い致死率
環境省、調査へ
カエルなど両生類を90%超の高率で殺す真薗「ツボカビ」に感染、発症したカエルがペット店などで見つかった聞題で、新たに道内のペット店の一匹を合む三匹の発症が確認されたことが一日分かった。道内で見つかったのは初めてで、ツボカビ症を発症したカエルは全国計十二匹となった。いずれも外来種で、事態を重くみた環境省は「感染拡大の恐れがある」として輸入カエルの流通実態調査など対策に乗り出す。
発症を確認した麻布大(神奈川県相模原市)の宇根有美助教授(獣医学)によると、道内の一匹はペット店で販売されていた。一月中旬、研究協力者から、ツボカビ症の疑いがあるとして送られたカエルを国立環境研究所(茨城県つくぱ市)とともに検査した結果、発症を確認。一月下旬死んだという。オーストラリアなどが原産の種類だが、店の所在地を含め詳細は明らかにしていない。
発症が確認された計十二匹(道内の一匹以外は関東地方)はすべて屋内で飼われていたが、ツボカビが野外に流出すると、生態系に深刻な影響を及ぼす恐れがあるため、環境省は輸入カエルの流通実態のほか、麻布大などの協力で新たな発症例がないか調査。絶滅が危慎される国内のカエル九種のうち八種が生息する奄美や沖縄などの南西諸島で三月をめどに専門家による対策会議を開く。
世界自然保護基金(WWF)ジャパンによると、ツボカビは南アフリカ起源と考えられ、人間を含む哺乳類などには感染しないが、水を介し両生類に感染、皮膚呼吸などができなくなる。感染しても治療は可能。カエルヘの感染は国内では昨年十二月に初めて確認された。
この問題で、獣医師らによる「爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会」などが道内の相談窓口としている十勝管内幕別町の「あかしや動物病院」の大橋英二院長は「道内で広がれば釧路湿原のキタサンショウウオなどへの影響も懸念される」と指摘。「手で触れても動きが鈍いなど、飼っているカエルがいつもと違うときは獣医師に相談してほしい。こうした場合、カエルを屋外に放したり、水槽の水を殺菌せずに排水溝などに流すのはやめて」と訴えている。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9f/88a427e6fd492091f67f0da517eee48b.jpg
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全国で新たに外来種の3匹
カエルに高い致死率
環境省、調査へ
カエルなど両生類を90%超の高率で殺す真薗「ツボカビ」に感染、発症したカエルがペット店などで見つかった聞題で、新たに道内のペット店の一匹を合む三匹の発症が確認されたことが一日分かった。道内で見つかったのは初めてで、ツボカビ症を発症したカエルは全国計十二匹となった。いずれも外来種で、事態を重くみた環境省は「感染拡大の恐れがある」として輸入カエルの流通実態調査など対策に乗り出す。
発症を確認した麻布大(神奈川県相模原市)の宇根有美助教授(獣医学)によると、道内の一匹はペット店で販売されていた。一月中旬、研究協力者から、ツボカビ症の疑いがあるとして送られたカエルを国立環境研究所(茨城県つくぱ市)とともに検査した結果、発症を確認。一月下旬死んだという。オーストラリアなどが原産の種類だが、店の所在地を含め詳細は明らかにしていない。
発症が確認された計十二匹(道内の一匹以外は関東地方)はすべて屋内で飼われていたが、ツボカビが野外に流出すると、生態系に深刻な影響を及ぼす恐れがあるため、環境省は輸入カエルの流通実態のほか、麻布大などの協力で新たな発症例がないか調査。絶滅が危慎される国内のカエル九種のうち八種が生息する奄美や沖縄などの南西諸島で三月をめどに専門家による対策会議を開く。
世界自然保護基金(WWF)ジャパンによると、ツボカビは南アフリカ起源と考えられ、人間を含む哺乳類などには感染しないが、水を介し両生類に感染、皮膚呼吸などができなくなる。感染しても治療は可能。カエルヘの感染は国内では昨年十二月に初めて確認された。
この問題で、獣医師らによる「爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会」などが道内の相談窓口としている十勝管内幕別町の「あかしや動物病院」の大橋英二院長は「道内で広がれば釧路湿原のキタサンショウウオなどへの影響も懸念される」と指摘。「手で触れても動きが鈍いなど、飼っているカエルがいつもと違うときは獣医師に相談してほしい。こうした場合、カエルを屋外に放したり、水槽の水を殺菌せずに排水溝などに流すのはやめて」と訴えている。
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