新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

岩盤浴、豪業者も関心

2005年12月11日 | 経済
北海道がブームの火付け役 
岩盤浴、道外でもホット
北海道新聞2005/12/11から。 12:33

 北海道で始まった岩盤浴ブームが全国に急速に広がっている。すし店や衣料品
店など異業種が続々と参入し、岩盤浴場は道外で400カ所を突破。確立したノ
ウハウと実績を持つ道内の施工業者が本州に出向いて工事を手掛けているほどだ。
ハワイでの開設受注など、北海道発の“名物”は海外からも注目されている。
 岩盤浴は温めた板状の石の上に寝て汗を流す。遠赤外線を発する道内産の石な
どが使われるため、本格的な商業施設は北海道が発祥。道内には現在約百五十施
設がある。
 道外でも、女性中心の健康志向や癒やしブームに加え、初期投資が安いことか
ら昨年以降、東京、大阪など大都市圏で施設が急増し、今年は地方にも波及。開
業のノウハウ本を近く出版する綜合ユニコム(東京)の調査では、四百軒を超え
た。
 施工業者は道外にもいるが、ブームが早かった道内の業者には独自の工法や高
い技術がある。三年前から岩盤販売と施工をしている林建設工業(札幌)はこれ
まで約百五十施設を手がけ、うち八割は道外からの注文。三年間で約三十施設を
手がけ、最近ユニット式設備を開発した建設会社の本郷組(函館)も「今年夏以
降、道外の仕事が増えた」と言う。道内にはほかに施工業者が数社ある。
 道外の場合、一般浴場やサウナ以外の業種からの参入が多く、十月末に開業し
た高知市の映像製作会社経営、若松和人さんは「札幌の友人に岩盤浴を教えられ、
これはよいと思った。原料やノウハウを北海道の業者に頼っており、経営は予想
以上に順調」と話す。
 海外からも注目が集まり、林建設工業は米国のエステ業者からの注文で来年二
月、ハワイで岩盤浴場開設を担当する。順調ならロサンゼルスでも検討されると
いう。オーストラリア、韓国、中国、台湾の業者も訪れ「自国で岩盤浴を経営し
たい」と持ちかけてきたが、同社の今井政信取締役は「北海道の高い技術を生か
し、責任を持って岩盤浴を広めてくれる相手でないと任せられない」と慎重だ。
綜合ユニコムの木村隆雄副編集長は「粗悪業者が横行すれば、岩盤浴は一過性
のブームで終わりかねない。温度管理や清潔さなどの面でしっかり経営する業者
が生き延びれば、社会的に定着できるのでは」とみる。


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