POP LIFEwww.wb.commufa.jp/atl-pop

春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

あとりえPOPが目指すところ

2014-04-03 14:29:13 | あとりえPOPについて
ここまで4回に渡り、あとりえPOPの各コースを「あとりえPOPが目指すところ」と題してご紹介してきましたが、タイトルにあるような「目指すところ」について、何も記述してきませんでした。
ですから、本日は「オチ」としての記事「目指すところ」を書かねばなりません。

23年前に、この教室を立ち上げたときは、そんな「目指すところ」はありませんでした。
特に目標があるわけでもなく、近所の子どもを集めただけの、寺子屋のような小さな教室が始まりで、名ばかり一般コースには、おじさまお一人しかいませんでした(このおじさまは、今や名古屋の押しも押されぬ名店イタリアンシェフ。設計士とコラボして某デパートにカフェも構えています)
受験コースを「まさか」作るなど思いもよらず、文化センターの講師の道は、一度大元の門前で、軽くあしらわれたことがあります。

それがある日、知り合いの娘、美大希望の女子を教えることになったことがはじまりで(この娘が今や人気木工作家の深田庸子)翌年から受験コースを作り、これまた知り合いの、文化センター講師の代役を勤めたことから、私の講師歴も始まったのです。

しかし「作りました、始まりました」で、簡単に上手くいくほど甘い世界ではなく、少しずつ少しずつ、失敗を重ねて広げて行きながら、今に至ります。
その「今」とて、浮き沈みに一喜一憂する感覚は変わらず、決して落ち着いたものではありません。

しかし、あとりえPOPには、目指すところがあるのです。
安定しようがしまいが、ここまで続けたからこそ、当初は無かった理想も見つかりました。

その理想、目指すところは「サロン」です。
アートが好き、アートを学ぶ、アートを楽しむ人が、老若男女問わず集まり、様々なジェネレーションが互いに刺激を与え合い、自分を磨いていく場所。
そんなところにしたいのです。
水彩画や油絵の本を読めばできるようなことではなく、自分で発見してもらえるような「導く指導」を実践しながら、子どもは大人に憧れつづけ、大人は子どものパワーをもらいつづけるような部屋にしたいのです。
受験生もお母さんもみんなみんな必ず良いことがあるはず。
狭い視野ではいけないと思います。
それは子どもが教えてくれますし、上手に描ける大人はかっこいい(笑)
見えない力が渦巻くようなところが理想です。

まだまだ少ない水曜日。
全館あれど、部屋が別れる土曜日。
理想は程遠いのですが、いつも真剣に取り組む人たちと、私がいれば、もっと理想に近づくはず。

お金をかけて作りたいわけではなく、公民館であり、決まった日の決まった時間にあるような手軽なサロン。
そんなスクールにしたいなぁ。


なんて夢を内に秘めて、私なりに日々精進しています。

ここまであとりえPOPについて長々書いてきました。
皆様、お付き合い有難うございました。

あとりえPOPホームページをみて、こちらに訪問下さった皆様。
ご不明な点、ブログ記事に対する質問もどしどし受け付けます。
いつでもパソコン、携帯にご連絡くださいませ。
m(_ _)m

皆様の新年度が、良い年になりますよう、お祈りしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする