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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

絵本作り

2014-07-31 18:51:29 | 教室のこと(子供造形絵画)




Q:なぜ山なのか?
A:夏休みだから
Q:夏休みなら山なのか?
A:少しでも涼しい方がいいから


といった理由で、この辺りで最も近い山上の公共施設「三の倉市民の里:地球村」に行ってきました。
7月30日、31日の2日間。
午前10時~午後3時まで。
春日井市街から30分くらいでしょうか?
春日井でも県境に近い高蔵寺辺りからなら15分くらいかもしれません。
気持ちの良い所でした。

今回は、高校時代の同級生が営む英会話教室のイベントのサポートです。

イベントは「英語の絵本を作ろう」

「絵本作りでなぜ山なのか?」

まぁまぁそう言わないで。
暑い夏休み。
緑の森の中で遊んだりしながら、涼風を受け、絵本を作るのは気持ちよかったですよ?
た・だ・し・!
もっと時間があればよりやりやすかったかなぁ…なんて少し思いますが。
2日間で最低16ページの絵本作りをしなければならないので呼ばれた私。
ここで作った絵本は、コンクールに出品します。

「英語の教材になる絵本を作りたい。
どうせなら、子どもたちが自分たちで作るのはどう?
どうせならコンクールに出せたら素敵☆」
なんて具合にゴールデンウイークあたりから打ち合わせをはじめ、応募しやすいコンクールを探し、イベントに参加する子どもを募集し、本日無事2日間の日程を終えたわけです。
暑い夏、アツい友達のささやかな夢のために一肌脱いだわけです(^_^)v

初日はストーリーを考えて、キャストを決め、キャラクターをデザインし、ストーリーを8つにわけ、それぞれの絵と配置を考え下絵を描きます。
そして2日目は全て英訳し、色を塗って完成!

これだけの事を、水鉄砲合戦、大縄跳び、バレーボールをやりながらやらねばならないのですから、なかなかタイトなスケジュールでしたが、子どもたちと一緒に考え、誘導し、アイデアを引き出しながら乗せながらやってみますと、なんとか出来るものですね。
結果、素敵な絵本がたくさん出来上がりました!
家を探しながらさ迷うくまのみが、サメにおいかけられる話。
庭でお風呂にいれてもらっていたら、たくさん動物が集まってきて、みんなできれいにしてもらった話。
海辺で一人サッカーをしていたら、イルカと友達になって…
旅に出た青虫が、最後は美しい蝶に…
など、みんな中々力作を生み出しました。
コンクールの結果はどうであれ、一生懸命自分たちで作った絵本を教材に、英語の勉強ができるなんて絶対おもしろい!
突貫工事は否めませんが、応募まではまだ間があります。
長い夏休み。少しずつ手直ししながら納得いく絵本を作ってくださいね。
そして、応募作品が戻ってきたらテキストに、戻ってこなければ、受賞の証の図書カードを持って本屋さんに行きましょう!
o(^-^)o


※写真は地球村のイベント風景。
ここからダッシュで次の仕事に向かいました。
個人的に地球村。是非息抜きに行ってみたいです!
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ベスト8

2014-07-28 20:01:18 | 日記
レベルこそ高くないものの、一応進学校と呼ばれるmy母校。
愛知県立高蔵寺高校が、今巷の話題をさらっています。
巷?
はい。愛知県…尾張地方…春日井…の東の方…に縁のある方。

本日ナカムラミオは、高蔵寺中日文化センターの講座でしたが、そこは正に巷のど真ん中。
そちらでは「先生、本日高蔵寺高校勝ちましたね」と、同じくOBである息子さんを持つスタッフのAさんがニッコリ。 周りのスタッフもワイワイガヤガヤ。
「先生応援行かないんですか?」と、お兄さんが私の後輩という、生徒のお母さんが耳打ち。
ナニナニ?と子どもたちもワイワイガヤガヤ。
いつも厳しい顔の、リアル高蔵寺校三年美大受験生が、この話題では珍しくニッコリ。

今春のセンバツの21世紀枠の愛知県推薦に決まった時も、同じようなプチフィーバーでしたが、その選考理由のひとつである「128校以上参加する県大会ベスト16以上」をすでに上回るベスト8を「今のところ」決めているわけです。次はベスト4。いわゆる準決勝で、その次は決勝。
その他の選考理由は「文武両道」「他校の模範となる取り組み」でしたか。
その辺りは昔から「真面目」な学校ですから納得です。
しかし今回は夏の甲子園。
特別枠はありません。
どうなることでしょうか?
「小牧や春日井の球場なら観に行って応援しなきゃ!」
なんて気持ちにならなくもないのですが、ちょっと考えます。
本日行われる抽選次第。

全国屈指の難関地方大会愛知の「県立の星」になれるでしょうか?
普段は全く関心がないくせに、急に母校愛に目覚め、先輩面する典型君の私ですが、後輩諸君。ここまでよく頑張ってくれました。
あと少し。
結果はどうであれ、悔いなきよう燃え尽きてください。

3週間後の同窓会は、きっとこの話題で持ちきりになるんだろうなぁ。



※こんな記事をあげると負ける。なんてことはよくあることですね。そうなっても私のせいではありませんが、頑張ってほしいなぁ。
後輩諸君。疲れたら雨降らせてあげようか?(笑)
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ミーティング

2014-07-28 12:50:06 | 作家活動の記録
『for beautiful human life 』

「酸いも甘いも嗅ぎ分ける経験豊富な作家が、何故今も、これからもアートと向き合うのか。ビックネームではないものの、プライドを大切に迷いを捨てた作家が一番面白いはずだ」
この思いつきから、私がグループ展を企画し、ハートフィールドギャラリーのご協力を得て、去年から始まったのが冒頭タイトルのグループ展。
今年は昨年に引き続き二回目を行います。

コンセプトは1つ。「売れない作家が徒党を組めば…」
条件は3つ。
「35才以上」
「アートにしがみつく」
「ハートフィールドで個展を開いていない」

皆様にご紹介したい頑固でかっこいい作家は、企画者である私ナカムラミオが選びました。

昨年に勝るとも劣らない今回のメンバーを、以下簡単にご紹介(敬称略、※は初参加)

◆※家原利明(絵画)
今は主に色鉛筆を使い「室内に飾る作品」を描かれています。(とても色鉛筆とは思えませんが)独特な色使いや形は、ボブ・マーレー似の見た目以上に類い希な個性です。
プリミティブでは片付かない作品は、生き方から生まれてくるのでしょう。

◆大口良介(絵画:アクリル)
自分の世界観をみつけるために絵画と向き合う姿は、私の手本です。カンバスには優しい抽象空間が広がります。
しかし、大口作品は「抽象画」を思わせません。それは彼の「画面に物語を作る卓越した能力」ゆえでしょうか。

◆※かわぐちあゆみ(絵画:ミクスドメディア)
このメンバーで一番小さく一番年長者ですが、一番経験があり、一番パワフルかもしれません。画面に様々な画材を使って表現されますが、中でも柿渋は、不思議なディテールを生んでいます。

◆小平健一(立体:陶器)
普段はやきもの会社の工場長で、意匠研時代は委員長。とはいえ「長」が好きな訳ではないジョニデ似の職人です。
長い年月の中で培ったテクニックは、安定感と安心感を与え、土と手と炎で味のあるオブジェを作ります。

◆※佐治尚子(立体:和紙アート)
普段は、ご自分で漉いた手漉き和紙に、ご自分で撮られた写真をプリントされたり、オブジェを作られたりしていますが、今回は「驚きの挑戦」をされるようです。作家をそういう気持ちにさせる展覧会でありたいと思います。

◆瀬古清水(版画:銅版画)
真っ直ぐな作家です。ずっと動物がモチーフというシンプルさと、銅版画に対する一途さが、彼女の作品にぶれない力強さを与えています。「直向き(ひたむき)」とは彼女のための言葉だと思います。作品の迫力は類を見ません。

◆※建部弥希(絵画:油彩)
今回メンバーで一番若い作家ですが、場数は誰より多いでしょう。きゃしゃな体のどこからこのパワーが出てくるのか?と、いつも体を揺すってみたくなります。
作品は油絵の抽象画です。やっと我々に「王道」が与えられました。きっとこの展覧会に深みをくれるはずです。

◆※原歩(立体:金属)
こちらも立体の王道。鋳込みです。伝統技法から生み出される伝統的な美ですが、だからこそ個性は内に深く深く追求されていきます。メンバーのなかで、最も時間をかけて1点を作ります。女性にしかできないものを作る作家でしょうか。

◆深田庸子
彼女の木彫は、彼女にソックリな人物です。寄せ木、組み木したものを削り彫っていきますから、空洞で、必ず中に「あるもの」が入っています。そんな愛嬌が作品から滲み出てきますが、育児の合間を縫っての制作に頭が下がると同時に「言い訳にしない」気概と完成度に敬服します。


以上の精鋭に私を加えた10人が今回のメンバーです。
その半数の5人が新メンバーですので、先週末、顔合わせ&打ち合わせをハートフィールドギャラリーで行いました。
DMをどのような形態にするかなど、膝を詰めて話すことが沢山あり、ミーティングは必要不可欠でしたが、何よりも大切なのは、互いに顔を見て声を出し声を聞き、距離感を計ることで、メンバーが自身のテリトリーを作ることでした。
同じ空間で展示をするのですから、それによって作品も微妙に変わってくると思います。

ミーティングには、メンバーに作品ファイルを持参してもらい、恐らくまだ制作途中、もしくはこれから制作するであろう時期に良い刺激を与えあえたのではないでしょうか。

DMは結局、デザインをお願いした制作者に一任されました。(同席してくれました)
それも、各々が意見を出し合った上での一任ですから、きっとメンバーの様々な 希望が反映された素晴らしいものになるでしょう。(センスの良さは折り紙付き)


このグループ展には、みんなでひとつの何かを作り出す目的はありません。
同じ所にも向かいません。
それぞれが、目指すアートに向かう歩みの途中、たまたま重なった交差点の上にハートフィールドがある…わけでもありません。
当然作為をもって企画し、無理やり交差点をハートフィールドの下に持ってきたわけですから(^_^)

私たちはあくまでも個人です。
チームプレーも献身も必要ない。
そんな美談がない代わりに、信念に関しては、誰にも助けられずに生きている。
生き方と自分の作品には、誰より責任と自信と誇りを持っている。
鳴かずとも飛ばずとも、未来という名の空に夢を馳せている。

そんなアーティストが作る作品は、間違いなく美しく面白い んです。
作った人間はかっこいいんです。

昨年のメンバーが4人抜け、今年新しく5人加わりました。
来年はどうなんでしょうか?再来年は…
最後は「for beautiful human life」というナカムラミオの個展になるかもしれません。
そうしたらそこでお終いにするつもりです。

来月末にはDMデザインが上がり印刷に出され、9月前半にはメンバーの元に届きます。

メンバーの皆様。
面白い展覧会にしましょう!
納得いく作品を持って、搬入で会えるのを楽しみにしています。
そして、POPLIFEをご覧の皆様。
面白い展覧会にしてみせます。
楽しみにしていて下さい。


※ハートフィールドでのミーティングのあと、家原、小平両氏と共に、DMを制作してくれるエツ宅東山へ。
起きたら朝でした。
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元気をくれる作品

2014-07-24 10:37:40 | 教室のこと(一般絵画)


デイサービスでは、三回に渡って、ダンボールに千切り絵を作ってきました。

題材はひまわりで、皆様にはひまわりの写真を渡し、それを元に制作してもらいました。
中には手が不自由な方もいらっしゃいましたが、皆様ご自分のペースでしっかり作り上げました。

大胆なもの、シンプルなもの、細かいもの、奇抜なもの等様々ですが、皆様本当にこだわりを持って制作され、それは素晴らしい力作ぞろい。
完成作品をお見せできないのが残念ですが、デイサービススタッフも驚く仕上がりで、最後は、講師の私の予想をはるかに上回る完成度の作品が集まり並びました。
皆様も満足されたようです。

6月の梅雨入り辺りから作り始めたひまわりは、盛夏の中で一層元気に咲いています。

作られた方は、きっとご家族と千切り絵を囲み眺めて、団らんのひとときを過ごされたのではないでしょうか?

「わたしらも元気になるわ」
と、残念ながら千切り絵制作に参加できなかった方が、周りで口を揃えます。

何を隠そう私が一番元気を頂いた気がしますo(^-^)o

この言葉。
最近使い回しておりますが…
「皆様熱中症に気をつけてくださいね」


8月はうちわリメイクです。
また元気に参加してください(^_^)



※写真は制作風景と満足な笑顔。
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雨男のつぶやき

2014-07-23 15:40:51 | 教室のこと(子供造形絵画)




私が雨男と云われる所以は「雨を自在に降らせることができる」からではなく、「雨が降ってほしくない日に限って降らせてしまう不可抗力的な魔力がある」からです。

もちろん雨は好き。
前世はきっと苔です。

この辺りも、台風が去ると蝉が鳴きはじめ、梅雨が開ける前からの連日の猛暑。

雨が恋しくなってきます。


※写真はこどもたちの描いた雨降り。
少しだけ涼しくなりませんか?
コメント (4)
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