初めに、今回の震災で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。今回地震で亡くなった全ての方を神様が憐み、御許に迎え入れてくださるよう、また、大切な人を亡くされた方々に慰めがありますよう、心から祈っています。
地震のあった3月11日以来、どんな言葉を綴るべきか迷い日記の更新を控えていましたが、まややは無事です。地震の時はたまたま自宅で制作中でしたが、幸い怪我もなく済みました。実家には翌朝になって電話が繋がり、家族の無事を確認できました。
翌朝日曜日の準備のために自分の教会へ出かけましたが、窓ガラスや壁に大きくヒビが入っていた他、パイプオルガンの中に入っているパイプが折れて、外へ飛び出してしまっていました。自分が想像していた以上に地震の影響が深刻であったことをまざまざと感じました。しかしステンドグラスは無傷でした!昨年仕事をした先のステンドグラスも、2軒とも無事だったようです。
地震から丁度2週間後の25日の金曜日、イグナチオ教会の「オルガンと祈り」の集いに出かけました。この時期は「十字架の道行」をテーマに、祈りと黙想が捧げられます。神父様のお話では教会の大きな十字架が折れてしまい、まだ青いビニールシートに包まれたまま外に置かれているとのこと。「オルガンと祈り」には何度も来たことがありますが、今回、イエス様が1度目に倒れる場面で、本当に涙が止まりませんでした。このように、日本全体が大きな苦しみの中に置かれている時だからこそ、イエス様が私たち人間と同じように、弱く無力な者となられ、私たちの弱さを担ってくださったことがひしひしと感じられました。同時に、自分が今、互いに愛し合い、祈り合う群れの中に置かれていることを、心から感謝したい気持ちになりました。
まやや自身は今回東京にいましたが、この2週間というもの、知り合いの安否を全員確認できるまで気が気ではなく、また街中の混乱状態の影響もあって明らかに普段とは異なる精神状態にあったと思います。ステンドグラスも、こんな節電とか言ってる時に電気の無駄遣いをしてていいんだろうか?と自粛してしまう日々が続きましたが、しかし今は、自分ができることを精一杯やろうという気持ちが少しずつ戻って来ています。多くの方々と共に、1日も早く日本が立ち直ることを祈っていきたいと思っています。