待ちに待った牧師の夏期休暇。パネルの制作もどうにか終わり、音楽講習会も終わり、心置きなく出かけることができ感謝でした。
今回の休暇では、愛猫と共に母方の祖母が住む那須へ行ってきました(那須は犬猫連れで行けるスポットや一緒に泊まれる宿が結構あって、動物に優しい街ですステンドグラス美術館もテディベアも同伴OKでした)。過去のブログを見返してみると、前回那須へ行ったのは'10年11月。まずは3回目になるステンドグラス美術館へ。アロマの香りで癒されてきました運良くパイプオルガンの演奏も聴けました
美術館の隣には、うちの猫さんと同じ名前の教会(結婚式場ですが…)
どうやら、真ん中がミカエルのようです
次はこれまた3回目になるテディベアミュージアムへ。まだ9月だというのに早くもハロウィン仕様です。
(ちなみによく、「教会ではハロウィンお祝いしないんですか?」と聞かれるのですが、Wikiによると、元々は古代ケルト人が毎年10月31日に秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す意味で行っていた行事だそうです。それに合わせて、カトリック教会が諸聖人の日を11月1日に設定し、諸聖人の日は祭日になりましたが、10月31日のハロウィンは典礼暦にも入っておらず、教会の宗教行事・公式行事として行われることはないとのこと。ハロウィンを巡っては教派や教会でも容認だったり否定的だったりと意見が分かれると思います。)
夕方母・祖母と合流し、昨年オープンしたばかりの藤城清治美術館を訪れました
敷地内にはチャペルもあります。
暗くなってきたところだったのであまりうまく撮れませんでしたが、美しいステンドグラスの数々
よく見るとアニメーション仕立てのようになっています。
帰宅後調べてみたところ、ステンドグラスは「ステンドグラスバロック」の制作だそうで、HPによると「藤城氏の原画と色彩に対する強いこだわりを忠実に再現する為、フランス・サンゴバン社製のアンティークガラスをふんだんに使い、難易度の高いガラスカットの極限に挑んだ。」とのことです。
確かにこんなのとか、どうやってカットしたんだろう…組み立ても
正面のステンドグラスはノアの方舟をイメージしたものでしょうか。船の中央に猫が!!夫もこれがお気に入りのようでした。
ちなみに今回初めて知ったのですが、藤城氏の叔父さんが牧師だったそうで、聖書を題材にした作品を多数制作しておられるのはおそらくそのためだろうと思われます。
美術館の方も素晴らしかったです。光の芸術という点でステンドグラスと影絵とは共通するものがあり、私もまた自分の制作へ向かうエネルギーが湧いてきました。藤城氏の年齢に合わせてシルバー割引は90歳以上でしたが、祖母が丁度今年90になったばかりで割引してもらえました。うちの祖母も90ですが杖なしで歩けますし普通食も食べられるほど元気です久々にデイサービス以外の場所に出かけ、いい刺激になったようです。那須でまた繰り返し訪れたい場所が増えました。
この翌日は那須でも福島寄りのほうにある、トラピスト修道院を訪れました。その様子はまた次回