Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

カトリック・出雲教会

2014-03-30 14:45:45 | 教会巡り

3月21・22日と、義祖母の傘寿と義母の還暦祝いのため、夫の家族、親族と出雲の玉造温泉へ1泊しました島根は一昨年津和野を訪れて、今回2回目。前回とは全く反対方向ですね。出雲地方は古事記の一大中心地で、神話の故郷として名高いですが、この地にもしっかりと主の福音が伝えられています。

羽田から空路で出雲へ、空港からバスで出雲市駅まで出て歩くこと約15分。カトリック出雲教会に着きました。

もしかして翌日土曜日が結婚式だったのでしょうか?祭壇の前に2つの椅子が並び「新郎側」「新婦側」の看板がそして、美しい本格的な絵付けステンドグラスの数々。久々に、「教会のステンドグラスを手掛けたい」という思いでステンドグラスを始めた頃の思いに立ち返らされました。

ちなみに出雲大社には、信仰の違い云々以前に、単純に時間がなくて行けませんでした

この日は夕方までに各自宿へ集合することになっていました。出雲市駅から電車で玉造温泉駅へ。駅から川沿いを歩いて宿へと向かいました。

西日本だから花巻よりは暖かいだろうとタカをくくっていたら、意外と肌寒いのに驚きました。

桜の蕾も大分膨らんでいました

玉造は神話の時代から勾玉作りが盛んだそうです。帰ってきてから知ったけど、この真ん中の石は青めのうの原石で、触ると幸せになるものらしい…。川沿いには足湯もいくつかありました。縁結びで有名な出雲大社が近いこともあってか、若い女性客が多かったです。

川沿いには神話のオブジェも多々。「せんとくん」の作者、薮内佐斗司さんの作だそうです。道理で顔が明らかにせんとくんぽかった…。

温泉もいいお湯でしたそういえば昨年の全国教会牧師夫人の会も玉造温泉が会場だったようですね。案内は見たのですが遠くて行けなかったことを今思い出しました。

翌日はみんなで足立美術館へ…。これだけ沢山の日本画を一気に見たのは初めてでした。自分も少し絵を描くようになったからか、線描きの流麗さ、色遣いの繊細さに魅せられました。横山大観のコレクションが有名ですが、それ以外でも印象に残る絵がいくつもありました。

庭の眺めも素晴らしかったですお天気にも恵まれ楽しい2日間でした

 

 

 

 

 

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もうすぐイースター。

2014-03-29 21:48:13 | コパー作品

東京はもう、桜が満開でしょうかこちら花巻でも遅ればせながら春の訪れを日々感じています。

庭の雪がすっかり溶けて、チューリップが芽を出しました。日々成長が楽しみです。今年はちゃんと花が咲いてくれるといいな

近所の雑貨屋さんでもお花の苗を売るようになりました。去年欲しかったけど買おうと思ったらもうなくなっていたスノードロップ。今年は見つけて即買ってきました。これから毎年咲いてくれるのが楽しみです

猫も外で日向ぼっこ

春は何か新しいことを始めたくなります。教会では毎週土曜の午後にゴスペルソング会(ギターの伴奏でワーシップソングを歌う会です)を開いていますが、私もギターを始めることにしました。両手をバラバラに動かすことはピアノで慣れているはずなのですが、ピアノとはまた違った難しさに四苦八苦折角買ったギター(左)がお部屋のインテリアにならないように頑張ります

そして、今年のイースターは4月20日です昨年ドイツで買った陶器の卵、今年は現地で見たように木に吊るして飾りたいと思います。同じくドイツのシュタイフで買ったベアも一緒にパチリ

そして何故この数日新婚旅行記を大急ぎで完成させていたかというと、このドイツで見た吊るすタイプのイースターエッグがヒントになって新商品が生まれたからなのです

左は不透明なガラス(薄紫、クリーム色)、右は透明な端ガラスを組み合わせています。まだこの2個しかできていませんが、もっと色んな色で作って飾りたいと思います。CSの進級祝いや受洗祝いにもいかがでしょうか??

ちなみに宣伝になりますが、現在盛岡の善隣館というキリスト教書店に作品を置かせて頂いています。先日も↑のオーナメントを含むいくつかの作品を置いてきました。ご用事の折には探していただけると嬉しいです。「お店で見たあの商品を幾つ」という注文も受け付けております。

明後日で3月も終わりかぁ…思えば花巻に来たのは去年の明日でした、もう1年。早いなぁ

 

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ヴァルトブルク城ステンドグラス

2014-03-29 10:24:34 | 旅行

ヴァルトブルク城ステンドグラス

あまり有名なものはないかもしれませんが、ヴァルトブルク城にも結構古そうなステンドグラスがありました。写真をまとめてアップします。

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新婚旅行記(最終回)・アイゼナハ

2014-03-28 20:51:02 | 旅行

途中長い中断を経て(^_^;)書き綴ってきた新婚旅行記もいよいよ最終回です。ギーンゲンからウルムへ戻り、さらにフランクフルトまで行って一泊。翌日ICEでアイゼナハへ向かいました。もう10年ほども前、私に洗礼を授けて下さった牧師が現在ドイツに留学中で、今回アイゼナハを案内して頂きました。

アイゼナハ中央駅のステンドグラス

駅から少し歩くとルター像に出会いました。昔社会の授業で習った知識がよみがえってくるようです

「バッハの家」近くのHotel am Bachhaus(ここに宿泊しました)で昼食後、バスでヴァルトブルク城へ。

麓でバスを降りて、お城までしばらく歩きました。ドイツ語のガイドツアーで内部を見学(聞いても数字くらいしかわかりませんでしたが)。ステンドグラスの写真は沢山撮ったので後程まとめてアップします。

↑の「祝宴の間」で解散の後、ルターが新約聖書をドイツ語に訳した小部屋へ。非常に質素な部屋で、当時のルターの苦労が偲ばれます。これからは聖書を手に取る度、ルターの偉業に感謝しなければなりませんね。

ちなみに聖書の翻訳中、ルターの邪魔をしたという悪魔。ルターはアタマにきてインク壺を投げつけたらしい

お城の中のカフェでひと休み。丁度イースター前でしたが、こういうイースターエッグの飾り方は多分初めて見ましたドイツではこうやって木に吊るして飾るのが一般的なのか、この後も街のあちこちで同じようにしているのを見かけました。今思えば、草月のお花にも応用できそうな飾り方ですね

この吊るす卵があまりにかわいいので、この後街中で陶器製の卵を購入しました。陶器と陶芸の作品を置いているお店でしたが、お店の女性の方が自ら絵付けをしていると話してくれました。飾ったところの写真を後程またご紹介したいと思います。

ヴァルトブルク城から見下ろした、アイゼナハの街並み。

やっぱりドイツは寒い。帰り道、池が凍っていたルターもこんな道を散歩していたのでしょうか。。。

この日はアイゼナハに宿泊し翌27日、マルクト広場の中央に建つ、ゲオルク教会へ。この教会で1521年にルターは説教をし、バッハは1685年に洗礼を受けています。

入ってすぐ、いかついバッハに遭遇。

修学旅行の高校生がぞろぞろ…聞けば、カナダから来たとか。アルルでも修学旅行らしき団体に出会いましたが、海外でも修学旅行ってあるんですね~。

かわいい(洗礼盤及び説教台の天使

1498~1501年まで、学生時代のルターが住んだ「ルターの家」。中はルターの生涯を辿る展示になっています。家の前には「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」というルターの名言にちなんだリンゴの木があります

 

かつてバッハ一族が住んでいた「バッハの家」。内部は当時の様子を再現した部屋があるほか、様々なバッハの音楽を楽しめるスペースがあったり、チェンバロの生演奏を聴くこともできました。私も花巻に来てから月1ペースで主日礼拝の奏楽を担当するようになりました。楽器は高3までエレクトーンをやって以来すっかり自己流になってしまっていますが、それでもなるべく良い演奏ができるように、時間を見つけて練習に励みたいと思っています。

でもこんなバッハはいやだ!!!!!

この日のお昼ごはん。元々肉は大好きですが、こうも毎日続くとさすがにマズいと思うも、なかなか食べたいと思う魚料理に巡り合えず…もしかしたらこれがこの旅行で初めて食べた魚かも…(汗)

この2日間は今まで教科書や教会で得た知識でしかなかったプロテスタント教会の歴史を肌で感じることができ、大変有意義な2日間でした。案内して下さった先生と別れてフランクフルトへ戻り、いよいよ新婚旅行最後の夜。フランクフルト駅でおそうざいを買って、空港近くのホテルで乾杯翌28日朝フランクフルトを発ち、29日の朝成田に到着(いつ寝ていいのか困った)。そして着いたその日に引っ越しの荷物を送り、翌日花巻へ発ち、その翌日イースター礼拝…という超殺人的なスケジュールが待っていたのでした今思えば本当によく乗り越えたなとしかしこれから先、いつこんなに長い旅行ができるかわかりませんから、無理をしてでもこの時期に行っておいて良かったなと今でも思っています。夫も初めての海外でしたが、今後教会に仕えていく上で色々と有益な旅だったと思います。そしていつかまた(具体的には次のオーバーアマガウの受難劇の時など…)、ヨーロッパの地に降り立てたらと願っています。長らく旅行記を読んで下さった皆様、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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新婚旅行記⑦ギーンゲン

2014-03-28 10:55:47 | 旅行

同日、ウルムの北東約30kmにあるギーンゲンを訪れました。ここにはテディベアで有名なシュタイフ本社工場があり、ずっと昔から行きたいと願っていた場所でした。

そうそう、話が逸れますがドイツと言えば最近、花巻にドイツ人の宣教師ご夫妻が引っ越して来られ、うちの教会にも何度かいらして下さいました。ネットで調べると花巻にはお寺は50幾つもあるのに教会はたった4軒ほどで、共に伝道の業に携わる仲間が増えたことは大変嬉しく、また心強いものでした。(ちなみにワタクシも大学時代、一応第二外国語で2年間ドイツ語をやったのですが、(ワタクシには)難しすぎたのと、普段使う機会がなかったため全くモノになりませんでしたその当時はまさか自分が本当にドイツへ行く機会に恵まれるとは思いもよらず

さて、ギーンゲンに話を戻します。ウルムから電車で25~35分ほどでギーンゲンに到着。何と、駅の壁にもボタン・イン・イヤー!一気にテンションが上がりました

小さな街なのに駅を出てすぐに日本語の表示があり、ベアを愛する日本人観光客が多いことを思わされました

クマさんの足跡を辿っていくと、シュタイフワールドに着くようになっています。粋ですな

ちなみにギーンゲンも吹雪で、南仏の暑さが嘘のようでした寒々とした川。

市庁舎。

教会にも入らないわけがない(笑)テディベアの産みの親、マルガレーテ・シュタイフもこの教会に通ったようです。

側面のステンドグラスはシンプルで日本の一般住宅にもよく似合いそう。

市庁舎の近くでお昼ごはん。何せメニューが読めないので何の店だか全くわからずに入ったら、どうやらギリシャ料理の店だったよう。オットは「テサロニケプレート」なるものを注文。

↑これが1人前ですから当然お腹がはち切れそうな状態で店を出てシュタイフワールドへ向かう

↑シュタイフワールド入口。中はシュタイフ社の歴史をぬいぐるみと触れ合いながら学べる体験型ミュージアムになっていて、日本語で案内を聴きながらクマの世界を堪能

エッフェル塔にやって来たクマさん。

ちなみに日本…富士山とかじゃなく何故か漫画とゲーム、フィギュア。フランスでもそうでしたが最近の若者の日本イメージってこんなもんなんでしょうか…

他にも、乗っても壊れないような頑丈な大型動物のぬいぐるみや滑り台など…まだいないけど、次は子どもを連れて遊びに行くのが夢ですね

そして、自分用ぬいぐるみもしっかりゲットしましたが、写真を撮っていなかったので後日またアップしますちなみにこちらは姪(1歳)へのお土産いくら振り回したり口に入れてもびくともしないようなしっかりとした作りで、シュタイフの「子どもにこそ最良のものを」という精神が今も脈々と受け継がれているのがわかります。

お次はいよいよ旅行記最終回、バッハとルターゆかりの地、アイゼナハへ向かいます

 

 

 

 

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