夜市 光と闇のはざまに

2013-07-19 10:05:25 | デコパージュな日々
16日、祇園さんの宵宮へ。何十年かぶりに~。
京都はやはり人の波で、提灯の下をごった返し
行きかう人に酔います。
屋台はここぞとばかりに物を売ろうと、
山鉾の布飾りの繊維一本一本にしみついて
いかんとばかりに煙を上げて、高価な物が
メンテ大変ですね。





ラッキーなことに、鶏鉾の幹事の方のお世話で
無料で、鉾に登らせていただき、貴重な体験を
させていただきました。



鉾の上に上る子供をかたどったもの。

囃子方々

山伏山の貴重な飾り物

京の雅な世界の中で提灯の明かりの怪しさと
その下でうごめく人々の心の闇みたいな光景を
ぼーっとみていると「夜市」というホラー小説を
思い出す。作家さんの名前は忘れましたが、確か
ホラー大賞をとったんではないかな~

夜市の妖幻な明かりに誘われて、兄弟二人は
そこに遊びに行きます。そこでのルールは何かを買ったら
何かを売らないと出られない。
そこで兄は野球選手になる器を買って、代わりに弟を売って
市から帰宅。その世界は弟がもともといなかった状態の
世界に代わっている~そんなとことから物語は始まるん
やったかな~。

祇園さんのコンチキチンの音色と光の魔力で、何か
別の世界に人を引きずりこもうと、そんな気配を感じました。

翌日の17日は私の誕生日なのですが、生まれが淡路島で、
私の実家は17日が夜宮の日で、もちろん祇園さんの100分の1
もない小さなお寺で縁日があり、近所の子供たちは皆
浴衣姿で提灯の下で、すぐに始まる夏休みも相まって、
テンション少し上がって金魚すくいや
かき氷に興じたものです。私はお誕生日もあって、
そこでプレゼントをもらうのが恒例になっていて、
自分だけが特別扱いされているようでうれしかったな~。



話変わってこれは今制作中の卵の殻のシャドーボックス。
9月銀座ギャラリーGKさんに出展予定。まだ額装も
してないのでこれから最後の仕上げに頑張ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする