
今回が初見でしたが、のっけから驚かされました。
「うわーっ、セットが凄い、凄すぎ、凄まじい。何なんだろう、あれは」と、もう私の目は釘づけ。あのおんぼろ長屋は半端じゃない。
でも秘密は照明にあったんですね。通常の3倍の明るさで撮影されたとか。にしても圧巻、圧倒される。
もう言葉が出ません。強烈すぎて、脳裏に焼きついております。こういう作品を本当の意味で実験的というんじゃなかろうか。
もちろん一つの作品として十二分に面白いし、配役もこれ以上なく素晴らしい。
隠れた名作なんて言葉で片づけたくない。堂々たる作品。
「蜘蛛巣城」と「隠し砦の三悪人」は見たけど「どん底」は見てないという人も多いと思います。この3つの作品で、黒澤明の時代劇三部作だそうですから、見ましょう、ぜひ。
もっともっと評価されてしかるべき作品だと思うんですが、どうでしょうか。
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